日本にあるすべての原発が
きのう
止まった
生命にとって極めて有害な方法である
核分裂反応
で熱を取り出し
水を沸騰させて蒸気をつくり
これを更に加圧することによって
高温を導く
水は100°Cで蒸発してしまうのだが
気体となった水は
かかっている圧力の度合いにより
最大5000°Cまで高められる
蒸気圧が強くなればなるほど
熱は上昇する
熱が上限を超えると
水分子は個々の元素成分へと分解される
そこでは
水素分子 H2
と
酸素分子 O2
とに分かれ
化合物の形態である
H2Oという状態が
成り立たなくなる
水素分子の濃度が4~5%となる領域を超えはじめると
水素爆発がいつ起きてもおかしくはない
その最も低い水素濃度を4%とすると
酸素分子の濃度が96%以下であれば
あの頑丈に作られた原子炉建屋を吹き飛ばす程の
威力を発揮するという条件が整う
空気の成分比率は窒素分子N2が78%
酸素分子が21%
そして他の元素群の1%で構成されている
温暖化の原因物質である二酸化炭素は
年々高まっているのだが
昨年で僅か0.4%(400ppm)程度の水準に
過ぎない
だが
その濃度に達するまでに
既に重大な影響を惑星全体に及ぼし
各地の気候はそれにより
かつてなかった異変に苦しむことを余儀なくされた
密閉された原子炉建屋で
核燃料が熱暴走状態となるメルトダウンに陥ると
そこにある冷却水の温度は急速に増加し
沸点を超えてどんどん圧力を高めていく
水素分子の密度が4%から75%に達するまでに
熱は水の熱分解がおきる下限である2000°Cを超え
密閉状態そのものが圧力源として作用する
水が元素へと分解されるような条件になったとき
水素の膨張圧力は急速に増す
水素分子同士は互いに相手を遠ざける
という抜がたい性質を強く持つ
このため
水の熱分解が始まると
建屋内部の密閉圧力は急速に上昇する
圧力が高まれば高まるほど
蒸気の熱は増加する
この循環がはじまりだすと
水素爆発は時間の問題となる定め
問題は水素爆発へと至るその機序を
当事者のすべてが
まったく知らずにいた
ということにある
水素爆発を引き起こしたメカニズムを説明する報道は
まだ一件もない
原発の安全性が何かの理由で失われたら
放射能を閉じ込めておくことは不可能となる
その意味で
核の平和利用は
論理として
そもそも成り立っていなかった
原発の建設に熱心であったということが
電力分野に於ける原発の比率を30%以上へと高めさせていた
その比率が昨日
やっとゼロになったということなのだ
この状態になっても
電力不足は起きていない
夏のピークを乗り切れるかどうか
ということが目下の当面するその課題
節電という行為では
励磁電流をまったく減らすことができない
そこから派生させた誘導電流を消すことができるのみ
低廉な核燃料が使えなくなったことから
高価で温室効果のある
有害な炭素系資源が
大量に消費されるようになった
電力会社の経営は連動するかたちで悪化し
その結果
産業用電力の料金を引き上げただけでなく
その必要をもたない電灯用電力さえ
値上げするという計画を
実施するよう経営陣を追い立てた
住宅用の電力は
誘導電源が増殖させたものであるため
電力コストは大幅に希釈されている
当初
産業用電力だけが15%の値上げの対象とされていた
これでは整合がとれないという理由で
家庭で使う電力である電灯用電力の料金までもが
10%の値上げの対象とされたのだった
消費者が節電をどれほど実施したとしても
電力会社にメリットはまったくない
節電して電力消費を減らしたその分だけ
現金収入は減っていく
このことから
電力業界は節電という方法よりも
供給力を補強する必要に迫られていた
励磁電流をリサイクルすると
その回数分だけ誘導電流を増やす効果が引き出せる
猶予期間は一年以上与えられていた
業界がどのような対策をとったのか
というその選択の成果が
今年の夏
いよいよ試されることになる
きのう
止まった
生命にとって極めて有害な方法である
核分裂反応
で熱を取り出し
水を沸騰させて蒸気をつくり
これを更に加圧することによって
高温を導く
水は100°Cで蒸発してしまうのだが
気体となった水は
かかっている圧力の度合いにより
最大5000°Cまで高められる
蒸気圧が強くなればなるほど
熱は上昇する
熱が上限を超えると
水分子は個々の元素成分へと分解される
そこでは
水素分子 H2
と
酸素分子 O2
とに分かれ
化合物の形態である
H2Oという状態が
成り立たなくなる
水素分子の濃度が4~5%となる領域を超えはじめると
水素爆発がいつ起きてもおかしくはない
その最も低い水素濃度を4%とすると
酸素分子の濃度が96%以下であれば
あの頑丈に作られた原子炉建屋を吹き飛ばす程の
威力を発揮するという条件が整う
空気の成分比率は窒素分子N2が78%
酸素分子が21%
そして他の元素群の1%で構成されている
温暖化の原因物質である二酸化炭素は
年々高まっているのだが
昨年で僅か0.4%(400ppm)程度の水準に
過ぎない
だが
その濃度に達するまでに
既に重大な影響を惑星全体に及ぼし
各地の気候はそれにより
かつてなかった異変に苦しむことを余儀なくされた
密閉された原子炉建屋で
核燃料が熱暴走状態となるメルトダウンに陥ると
そこにある冷却水の温度は急速に増加し
沸点を超えてどんどん圧力を高めていく
水素分子の密度が4%から75%に達するまでに
熱は水の熱分解がおきる下限である2000°Cを超え
密閉状態そのものが圧力源として作用する
水が元素へと分解されるような条件になったとき
水素の膨張圧力は急速に増す
水素分子同士は互いに相手を遠ざける
という抜がたい性質を強く持つ
このため
水の熱分解が始まると
建屋内部の密閉圧力は急速に上昇する
圧力が高まれば高まるほど
蒸気の熱は増加する
この循環がはじまりだすと
水素爆発は時間の問題となる定め
問題は水素爆発へと至るその機序を
当事者のすべてが
まったく知らずにいた
ということにある
水素爆発を引き起こしたメカニズムを説明する報道は
まだ一件もない
原発の安全性が何かの理由で失われたら
放射能を閉じ込めておくことは不可能となる
その意味で
核の平和利用は
論理として
そもそも成り立っていなかった
原発の建設に熱心であったということが
電力分野に於ける原発の比率を30%以上へと高めさせていた
その比率が昨日
やっとゼロになったということなのだ
この状態になっても
電力不足は起きていない
夏のピークを乗り切れるかどうか
ということが目下の当面するその課題
節電という行為では
励磁電流をまったく減らすことができない
そこから派生させた誘導電流を消すことができるのみ
低廉な核燃料が使えなくなったことから
高価で温室効果のある
有害な炭素系資源が
大量に消費されるようになった
電力会社の経営は連動するかたちで悪化し
その結果
産業用電力の料金を引き上げただけでなく
その必要をもたない電灯用電力さえ
値上げするという計画を
実施するよう経営陣を追い立てた
住宅用の電力は
誘導電源が増殖させたものであるため
電力コストは大幅に希釈されている
当初
産業用電力だけが15%の値上げの対象とされていた
これでは整合がとれないという理由で
家庭で使う電力である電灯用電力の料金までもが
10%の値上げの対象とされたのだった
消費者が節電をどれほど実施したとしても
電力会社にメリットはまったくない
節電して電力消費を減らしたその分だけ
現金収入は減っていく
このことから
電力業界は節電という方法よりも
供給力を補強する必要に迫られていた
励磁電流をリサイクルすると
その回数分だけ誘導電流を増やす効果が引き出せる
猶予期間は一年以上与えられていた
業界がどのような対策をとったのか
というその選択の成果が
今年の夏
いよいよ試されることになる