今年21回目
を数えることとなった
「気候変動枠組み条約締約国会議」
COP21で
新たな問題
として
改めて注目された項目は
海面水位の想定外の上昇
という変化に対する関心の高さ
であった
温暖化で氷山や氷河などが
液化してしまい
それが海水へと混入したことによって
海面の水位を
高めつづけさせている
ということは
既定の事実として
かねてからよく知られていたことだった
海水量の増加が
計算値と合致しないほど
高い水準へと短期間で達してしまい
それが二十年ほど前から
地球科学の研究者たちを
温暖化以外に
別の理由がある筈だ
と大いに悩ませていたものだった
世界中の研究者たちは
その後も経過観察を続けていたのだったが
その変化にみえる水の増加量が
想定されていた値を
大きく超えてしまったことから
黙過することが
できないほどの
あたらしい問題を
温暖化が進んだその証拠
だとして
究極の問い
を文明社会へと突きつける
事態が生じていた
平均気温の上昇で説明できないほどの
海面の上昇を
これまでのところ
誰も説明することができておらず
不思議そうに
首をかしげているばかり
という状態が続いていた
原因が温暖化だけの話であるのなら
CO2排出の削減目標を
もっと
引き上げておけば済むはなし
そうではなく
要素抽出に失敗した
未知の原因が別にあり
それが残されていた
ということが
想定外の変化
の理由だったのなら
因果関係の成り立ちを
速やかに突き止めておく
切実な必要に文明は
いずれにせよ
迫られる
南極ではことし
寒冷化が進んでおり
固体となった水の量は
総体的に増えていた
という報告がなされている
このことから
温暖化現象以外に
別の理由がある
ということは明らかだった
水は常温で液体となる物質だが
零度以下の温度では
固体となり
沸点となっている100℃を超えると
気体へと変化する
海水の温度が
日光で温められ
高くなっているときにも
水蒸気は地表と海から
同時に生まれて
上空へと昇っていき
雲となる
気体となった水
を意味する水蒸気
が上空の寒気に触れ
凝固し
重さを得て雨となり
地表へとそれが落ちてくる
そのサイクルが
さまざまな恩恵を地表へと与え
樹木を潤し農作物を育て
炭酸同化作用を促がして
大気中の酸素濃度を高める
その重要な役割を果たすことになる
平均気温を上昇させる温暖化は
人類が地下資源を
大量に燃やすようになった
17世紀半ばころから
俄かに高まり
木炭から石炭を経て
石油と天然ガスへと至る過程で
炭素系酸化物
つまり二酸化炭素の濃度を
ひたすら高めつづける
重要な因子となっていた
石炭を資源とする
産業革命の時代が始まり
蒸気機関を動力とする機械化と
それによる工業の高度化を経て
鉄道による物資の大量移動が可能となり
都市化の波を世界各地へと
波及させていった
蒸気圧を動力源とする
その後の一連の変化は
石炭の大量消費を急がせることとなり
その頃から
大気中の二酸化炭素濃度は
一層高まり続けるようになっている
その後石油が発見され
使い勝手の良さから
あたらしい動力源として
短期間で
世界中へと瞬く間に広まった
エネルギーのモーダルシフトは
石炭による外燃機関から
石油による内燃機関へと移り
二度の世界大戦を経て
航空機産業を発展させることに寄与した
熱源は石炭から石油へと変わり
19世紀の初め頃には
ファラデーが電磁誘導の法則を見出し
電気エネルギーの応用拡大が
その後急速に進み
19世紀の終わり頃には
交流電流の用途が急速に拡大した
当時直流に拘っていたエジソンは
電流戦争に敗れ
交流の特性に着目していた
テスラを勝利へと導いた
交流送電のメリットが確認評価され
世界中へと瞬く間に広まって
現在の産業基盤(インフラ)を
そこで成立させたのだった
20世紀前半までに
世界大戦を終結させる契機となった
核エネルギーを取り出すことに
アメリカは真っ先に成功したが
石油と石炭の消費は
利便性の高さから
その後も
一貫して増え続けるようになっていた
天然ガスの用途も
並行して
広がるようになっていったことから
地下資源はエネルギー産業にとって
欠かすことのできない
枢要な対象として
資本を集約するに相応しい投資先
となり
資源価値の重要性が
よく認識されるようになっていく
地下資源を産出する能力に恵まれた国は
戦後採用された基軸通貨である
アメリカのドルを必然的に選好し
それがあれば何でも買える
便利な通貨としてのドルの価値を
高めることに寄与貢献
する経過をとった
石油の相場は
アメリカの市場である
WTIの結果
を参考にして決められるようになっており
エネルギー省の長官が
原油相場のカギを握る
陰の決定権者
となることを許す
社会風土が世界中に
強い影響力を及ぼすようになっていた
その事実は
アメリカが勝手に始めた
正当な理由のないイラク戦争で
莫大な戦費を調達する目的で
石油の需給が俄かにタイトになる
という理由をつけて
原油相場を米政府に
高値誘導するよう仕向けさせ
五年に亘る高騰状態を維持させてきた
この時に生じた地下資源の高騰が
ドルの過剰供給をいや増して
後のリーマンショックへと繋がる
ドル余り現象が生む経済危機へと繋がっていく
それと並行して
中国大陸を目指すドルの流れを加速させ
共産党政府に元安誘導政策をとるよう仕向け
人民元の大量供給を強制したことによって
中国を世界第二位のドル建て債権の保有国へと
短期間で押し上げた
共産党政府は資本流入による
元高圧力を回避する有効性を持つ
元安政策で対抗し
大量の人民元を発行して
巨額のドルを手に入れながら
ドル建て債券を大量に取得してきた
だが
それが米政府に塩を送る行為
に他ならないことを察知してからは
不足していた自国の海軍力の増強へとひた走り
米政権の警戒心を逆に刺激する結果を招いてしまい
ドルによる対中投資の波を
自らの手で反転させただけでなく
上海の株式市場で
恣意的な相場誘導
を行っていた事実を
当局の認識不足から発覚させ
資本流出をその経過が却って急がせた
地下資源の価値を誘導してきた
米国エネルギー省長官が
原油相場の底上げを謀り
高値へと誘導していったことで
決済通貨のドルの供給量を
必然的に引き上げた
その理由が
ハリケーンカトリーナによる製油所の破壊
であったり
石油精製施設の老朽化
などであったりしたのだったが
市場は敏感に反応して
アメリカの望む方向である
原油価格を高める結果へと
もののみごとに釣りこまれてしまった
この経過が国際経済と切り離された
単独でおきたものであったのなら
リーマンショックと対中投資の引き揚げなどの
一連の資本移動などは
間違いなく起きてなどいなかった
原油価格が高まれば
決済通貨であるドルの需要もまた
同様に高まる
アメリカが金本位制から一方的に離脱した
あのドルショック以降
為替は変動相場制へと短期間でシフトしていき
ドルの基軸通貨としての価値は
より盤石なものとなったのだったが
それはドルに過剰流動性という
抜きがたい属性を植え付ける
という結果をも同時に齎した
この変化が信用経済に対する依存度を高めさせ
後のEU危機へと繋がっていく
ドルの需要を増やせば
通貨発行権をもつアメリカの財政は
世界中の国家が支える構造をとることとなり
富の偏在が北米大陸にだけ生まれて
世界規模の貧困化を急速に推し進め
あらゆる地域に
反米感情を育て募らせていき
テロによる破壊活動で
状況を打開させるための
反動形成を成り立たせる因子
となっていったのだ
アメリカが富の偏在を是とする限り
貧困とそれによる破壊活動の顕在化は
より募る
温暖化は
地下資源の大量消費が原因だが
それを止めると
ドルを基軸とすることによって成り立っている
国際経済の枠組み全体に
重大な影響が及ぶことになる
背後の事情が複雑に組み合わさって
地下資源の大量消費を
避けがたいもの
という認識を植え付けてきた
炭素系資源の酸化反応がCO2の濃度を高め
水素資源の酸化反応で
大量のH2Oが合成され
その化合物としての安定性の高さ故に
自然条件の下で
水を分解することが不可能
となったのである
これが
地球を水没させようとしている
たったひとつの理由なのである
地球の温暖化と国際経済の成長とは
最早切り離すことができない
あやうい連環構造で
かろうじて成り立っている
このリンケージに
未知の要素が一つ
加わることによって
全体の様相が一変する
ことはあってよい
そのカギとなるのが
地下資源を用いずに
エネルギーの創出
を可能にする
ある方法
それは再生不要エネルギー
という名称で
以前から
ここで取り扱ってきた
電力増幅法のこと
環境と経済による共通の過誤は
新要素をそこに付け加えることで
共通の利益へと
たちまち変容する
を数えることとなった
「気候変動枠組み条約締約国会議」
COP21で
新たな問題
として
改めて注目された項目は
海面水位の想定外の上昇
という変化に対する関心の高さ
であった
温暖化で氷山や氷河などが
液化してしまい
それが海水へと混入したことによって
海面の水位を
高めつづけさせている
ということは
既定の事実として
かねてからよく知られていたことだった
海水量の増加が
計算値と合致しないほど
高い水準へと短期間で達してしまい
それが二十年ほど前から
地球科学の研究者たちを
温暖化以外に
別の理由がある筈だ
と大いに悩ませていたものだった
世界中の研究者たちは
その後も経過観察を続けていたのだったが
その変化にみえる水の増加量が
想定されていた値を
大きく超えてしまったことから
黙過することが
できないほどの
あたらしい問題を
温暖化が進んだその証拠
だとして
究極の問い
を文明社会へと突きつける
事態が生じていた
平均気温の上昇で説明できないほどの
海面の上昇を
これまでのところ
誰も説明することができておらず
不思議そうに
首をかしげているばかり
という状態が続いていた
原因が温暖化だけの話であるのなら
CO2排出の削減目標を
もっと
引き上げておけば済むはなし
そうではなく
要素抽出に失敗した
未知の原因が別にあり
それが残されていた
ということが
想定外の変化
の理由だったのなら
因果関係の成り立ちを
速やかに突き止めておく
切実な必要に文明は
いずれにせよ
迫られる
南極ではことし
寒冷化が進んでおり
固体となった水の量は
総体的に増えていた
という報告がなされている
このことから
温暖化現象以外に
別の理由がある
ということは明らかだった
水は常温で液体となる物質だが
零度以下の温度では
固体となり
沸点となっている100℃を超えると
気体へと変化する
海水の温度が
日光で温められ
高くなっているときにも
水蒸気は地表と海から
同時に生まれて
上空へと昇っていき
雲となる
気体となった水
を意味する水蒸気
が上空の寒気に触れ
凝固し
重さを得て雨となり
地表へとそれが落ちてくる
そのサイクルが
さまざまな恩恵を地表へと与え
樹木を潤し農作物を育て
炭酸同化作用を促がして
大気中の酸素濃度を高める
その重要な役割を果たすことになる
平均気温を上昇させる温暖化は
人類が地下資源を
大量に燃やすようになった
17世紀半ばころから
俄かに高まり
木炭から石炭を経て
石油と天然ガスへと至る過程で
炭素系酸化物
つまり二酸化炭素の濃度を
ひたすら高めつづける
重要な因子となっていた
石炭を資源とする
産業革命の時代が始まり
蒸気機関を動力とする機械化と
それによる工業の高度化を経て
鉄道による物資の大量移動が可能となり
都市化の波を世界各地へと
波及させていった
蒸気圧を動力源とする
その後の一連の変化は
石炭の大量消費を急がせることとなり
その頃から
大気中の二酸化炭素濃度は
一層高まり続けるようになっている
その後石油が発見され
使い勝手の良さから
あたらしい動力源として
短期間で
世界中へと瞬く間に広まった
エネルギーのモーダルシフトは
石炭による外燃機関から
石油による内燃機関へと移り
二度の世界大戦を経て
航空機産業を発展させることに寄与した
熱源は石炭から石油へと変わり
19世紀の初め頃には
ファラデーが電磁誘導の法則を見出し
電気エネルギーの応用拡大が
その後急速に進み
19世紀の終わり頃には
交流電流の用途が急速に拡大した
当時直流に拘っていたエジソンは
電流戦争に敗れ
交流の特性に着目していた
テスラを勝利へと導いた
交流送電のメリットが確認評価され
世界中へと瞬く間に広まって
現在の産業基盤(インフラ)を
そこで成立させたのだった
20世紀前半までに
世界大戦を終結させる契機となった
核エネルギーを取り出すことに
アメリカは真っ先に成功したが
石油と石炭の消費は
利便性の高さから
その後も
一貫して増え続けるようになっていた
天然ガスの用途も
並行して
広がるようになっていったことから
地下資源はエネルギー産業にとって
欠かすことのできない
枢要な対象として
資本を集約するに相応しい投資先
となり
資源価値の重要性が
よく認識されるようになっていく
地下資源を産出する能力に恵まれた国は
戦後採用された基軸通貨である
アメリカのドルを必然的に選好し
それがあれば何でも買える
便利な通貨としてのドルの価値を
高めることに寄与貢献
する経過をとった
石油の相場は
アメリカの市場である
WTIの結果
を参考にして決められるようになっており
エネルギー省の長官が
原油相場のカギを握る
陰の決定権者
となることを許す
社会風土が世界中に
強い影響力を及ぼすようになっていた
その事実は
アメリカが勝手に始めた
正当な理由のないイラク戦争で
莫大な戦費を調達する目的で
石油の需給が俄かにタイトになる
という理由をつけて
原油相場を米政府に
高値誘導するよう仕向けさせ
五年に亘る高騰状態を維持させてきた
この時に生じた地下資源の高騰が
ドルの過剰供給をいや増して
後のリーマンショックへと繋がる
ドル余り現象が生む経済危機へと繋がっていく
それと並行して
中国大陸を目指すドルの流れを加速させ
共産党政府に元安誘導政策をとるよう仕向け
人民元の大量供給を強制したことによって
中国を世界第二位のドル建て債権の保有国へと
短期間で押し上げた
共産党政府は資本流入による
元高圧力を回避する有効性を持つ
元安政策で対抗し
大量の人民元を発行して
巨額のドルを手に入れながら
ドル建て債券を大量に取得してきた
だが
それが米政府に塩を送る行為
に他ならないことを察知してからは
不足していた自国の海軍力の増強へとひた走り
米政権の警戒心を逆に刺激する結果を招いてしまい
ドルによる対中投資の波を
自らの手で反転させただけでなく
上海の株式市場で
恣意的な相場誘導
を行っていた事実を
当局の認識不足から発覚させ
資本流出をその経過が却って急がせた
地下資源の価値を誘導してきた
米国エネルギー省長官が
原油相場の底上げを謀り
高値へと誘導していったことで
決済通貨のドルの供給量を
必然的に引き上げた
その理由が
ハリケーンカトリーナによる製油所の破壊
であったり
石油精製施設の老朽化
などであったりしたのだったが
市場は敏感に反応して
アメリカの望む方向である
原油価格を高める結果へと
もののみごとに釣りこまれてしまった
この経過が国際経済と切り離された
単独でおきたものであったのなら
リーマンショックと対中投資の引き揚げなどの
一連の資本移動などは
間違いなく起きてなどいなかった
原油価格が高まれば
決済通貨であるドルの需要もまた
同様に高まる
アメリカが金本位制から一方的に離脱した
あのドルショック以降
為替は変動相場制へと短期間でシフトしていき
ドルの基軸通貨としての価値は
より盤石なものとなったのだったが
それはドルに過剰流動性という
抜きがたい属性を植え付ける
という結果をも同時に齎した
この変化が信用経済に対する依存度を高めさせ
後のEU危機へと繋がっていく
ドルの需要を増やせば
通貨発行権をもつアメリカの財政は
世界中の国家が支える構造をとることとなり
富の偏在が北米大陸にだけ生まれて
世界規模の貧困化を急速に推し進め
あらゆる地域に
反米感情を育て募らせていき
テロによる破壊活動で
状況を打開させるための
反動形成を成り立たせる因子
となっていったのだ
アメリカが富の偏在を是とする限り
貧困とそれによる破壊活動の顕在化は
より募る
温暖化は
地下資源の大量消費が原因だが
それを止めると
ドルを基軸とすることによって成り立っている
国際経済の枠組み全体に
重大な影響が及ぶことになる
背後の事情が複雑に組み合わさって
地下資源の大量消費を
避けがたいもの
という認識を植え付けてきた
炭素系資源の酸化反応がCO2の濃度を高め
水素資源の酸化反応で
大量のH2Oが合成され
その化合物としての安定性の高さ故に
自然条件の下で
水を分解することが不可能
となったのである
これが
地球を水没させようとしている
たったひとつの理由なのである
地球の温暖化と国際経済の成長とは
最早切り離すことができない
あやうい連環構造で
かろうじて成り立っている
このリンケージに
未知の要素が一つ
加わることによって
全体の様相が一変する
ことはあってよい
そのカギとなるのが
地下資源を用いずに
エネルギーの創出
を可能にする
ある方法
それは再生不要エネルギー
という名称で
以前から
ここで取り扱ってきた
電力増幅法のこと
環境と経済による共通の過誤は
新要素をそこに付け加えることで
共通の利益へと
たちまち変容する