防衛力を強化するために
核実験を行わなければならない
とする北朝鮮に特有の
弱者の論理が
どん詰まりへと導いた
逃げ場のない状況は
北朝鮮の核
が兵器として未完成
という状態にあることを
いみじくも
よく伝えるものとなっている
戦術核としての完成度が高まる
その前に
危険極まりない装備などは
事前に潰しておく
というのが
アメリカのタテマエ
次の地下核実験が
実施されたとき
何らかの
具体的変化が起きる
ということになるだろう
核の脅威が
深刻なもの
へと格上げされるようになったとき
既に
手遅れ
という事態が確定する
そうなる前の早い段階で
核のもつその威力の凄さを
最もよく承知しているアメリカが
危険を取り除こうとするのは
誰にでも分かる
当然の道理
既存の核保有国にとって
情勢の変化は
最も避けるべき
因果な事態
へと競りあがる
小規模な地下核実験
を成功させてみたところで
核保有国になった
と自画自賛すること自体
あまりにも
拙劣
核兵器開発を急ぐなら
秘密裏に
兵器化を推し進め
完成度を十分に高めておいてから
十分な規模の
デモンストレーションを行うか
または
イスラエルがそうであるように
核の保有を
否定も肯定もしない
というスタンスで
身構えるかの選択
を行うのが防衛の筋
実証試験を繰り返し行い
潜在能力の顕在化
を急ぐ
というのがその通則
イラク戦争がそうであったように
大量破壊兵器の実戦配備は
米軍が攻撃するための
大義名分として
公然たる正当化の手段
としてNATO軍の組織化
を図るための目的として利用された
だが
根拠不在の偽りの情報に基づいて
イラク進攻作戦へと突入したアメリカは
中東地域から独裁政権を排除したものの
カリスマ不在の政治状況が
地域の安定性を取り除く経過を生み
ISの跋扈を許す結果を
自らが依拠した強者の論理で
民主化を後退させることとなり
宗教的独裁を
逆に引き寄せることに寄与した
とする皮肉な結果を連れてきた
アメリカに固有の強迫神経症という病は
世界を混乱させながら
力による統治の復権を
多くの国家群に
認めさせてきた
一触即発の状況下で
当事国双方が
どう変化するか
で
将来を方向づける
その行方
が定まる
東アジアに安寧が訪れるなら
米軍の軍事予算を増やす理由
の意義は半減する
軍産複合体制にとって
必要不可欠な敵
の予期しない欠如
という状況の唐突な出来は
アメリカの防衛予算に
縮減するための圧力
という反作用を与え
軍産複合体制の脆弱化
へと繋がってゆく
ソ連が唐突に自己崩壊した直後
湾岸戦争がアメリカ主導で開始され
その経過が米国民に
増税を強いたことにより
パパブッシュは一基四年で退いた
クリントン政権が登場し
なにはともあれ
二期八年で
膨大な規模の双子の赤字を消し去り
財政収支を黒字化させたのち
ブッシュジュニアの時代になったその年に
9.11による米本土への攻撃が敢行され
それが全米を報復感情で一杯にした
その年の暮れ
テロの首謀者を意図的に取り逃がしたこと
が起点となり
テロとの戦いをイラク戦争へと結びつけ
ブッシュジュニアの時代を通じて
戦費調達を原油相場の高値誘導で賄う
という変化が国際経済に
重大な悪影響を及ぼした
パパブッシュが得た増税実施の失敗に学び
イラク戦争では増税することなく
二期八年の任期を全うして
オバマ民主党政権と交代したものの
中東地域を却って
大いに不安定化
させただけでなく
地下資源の価値を高からしめて
ドルの発行益を増大させたそのツケが
リーマンショックとなって
世界中の市場を
大いに震撼させた
その事実が
経済史へと刻み付けられることとなった
シリア政府軍基地への精度の高い
ピンポイントの攻撃で
米軍の戦力を湾岸戦争の次に
アメリカは世界中に見せつけただけでなく
ISに対する最初の爆風爆弾の攻撃が
相次いで実施され
攻撃能力の高さと精度の高さとを
同時に北朝鮮へと見せつけたことで
強気だが幼稚な若い指導者に
事前の警告を与え
自重することの重要性を
認識させた
イラク戦争では拠点を持たない
テロ組織が対象であったことから
最強の軍事力を誇る米軍の
戦闘能力の高さが
発揮されることなく
ずるずると敗戦を公表する事態
へと最終的にアメリカは追い詰められた
土地に拘束された国家への攻撃なら
米軍の能力を
十分に発揮できるようになる
その警告の意味を
シリア政府軍基地へのミサイル攻撃
とISに対する新型爆弾の投下は
意味するものとなっていた
北朝鮮は言葉による応戦で
体裁を維持するだけとなり
口撃は強化されたが
対立する二国間の戦闘能力の差は
夙に明白なものとなっており
前提条件の違いをみれば
優劣の差は既に明らか
北の威圧は
弱点の在りかを
そのまま示す
不測の事態が起きる余地
はあるにせよ
趨勢の趣は
確定的
強者の論理は
優劣の差で
戦う以前に
勝敗が決まってしまう
折り合いのつけ方が劇的である
という点で
常に一貫しているものなのだ
判断能力に課題を残す第三の関係国が
恐れおののいて
深刻に慌てふためくその姿は
嘲笑の対象にしか
なるまい
臆病者の振る舞いは
その点で共通している
思考力を錬磨する機会を
知識の量的拡大で奪ってきた
高等教育のありよう
というものが
このような指導階層の狼狽ぶり
を生み出したその起源
唯一の戦争被爆国となったからこそ
日本は核をチラつかせる威圧に
屈してはならないのだが
現実は正反対
それこそが北朝鮮の指導体制の
思う壺
核を恐れる国は
核によって
真っ先に滅ぶ
勇気ある指導者たちは
先の大戦で玉砕する道を選び
臆病な指導者たちだけの国が
アメリカの庇護の下で
こうして誕生した
という経緯が日本の命運に
これからも作用する
知育偏重の教育システムは
批判精神を日ノ本の民すべて
から奪い去った
その点で
現在の指導体制の維持継続は
不健全なものとならざるを得なかった
ゆでカエルは
環境の異変にすら
まったく気付かない
これこそが
教育が失敗した
ことを指し示す
そのなによりの
有力な物的証拠
気高く勁き者のみが
世界を指導する権能を
末永く保持できる
ネイティブアメリカンの土地を侵略して
新国家となったアメリカが
被侵略者たちからの逆襲
を歴史的に惧れ
強迫神経症を業病として
授かった
臆病者は武器がなければ
外交交渉を何一つ進められず
また何事も為し得ない
という状況を自らの運命として
末永く抱え続けることとなる
世界を動かすための原動力は
アメリカに固有の
病的なまでの恐怖心
勇者は武器に頼らずに
問題を解決するが
臆病者は恐怖のあまり
最初に引き金を引いて
混乱を世に残す
すべての対立は
追い詰められた末の
力に頼る
臆病者の選ぶ道
へと繋がっている
国民の支持を失った指導体制は
悉く
歴史から抹消される
だけのこと
古来これを自業自得と呼ぶ
核実験を行わなければならない
とする北朝鮮に特有の
弱者の論理が
どん詰まりへと導いた
逃げ場のない状況は
北朝鮮の核
が兵器として未完成
という状態にあることを
いみじくも
よく伝えるものとなっている
戦術核としての完成度が高まる
その前に
危険極まりない装備などは
事前に潰しておく
というのが
アメリカのタテマエ
次の地下核実験が
実施されたとき
何らかの
具体的変化が起きる
ということになるだろう
核の脅威が
深刻なもの
へと格上げされるようになったとき
既に
手遅れ
という事態が確定する
そうなる前の早い段階で
核のもつその威力の凄さを
最もよく承知しているアメリカが
危険を取り除こうとするのは
誰にでも分かる
当然の道理
既存の核保有国にとって
情勢の変化は
最も避けるべき
因果な事態
へと競りあがる
小規模な地下核実験
を成功させてみたところで
核保有国になった
と自画自賛すること自体
あまりにも
拙劣
核兵器開発を急ぐなら
秘密裏に
兵器化を推し進め
完成度を十分に高めておいてから
十分な規模の
デモンストレーションを行うか
または
イスラエルがそうであるように
核の保有を
否定も肯定もしない
というスタンスで
身構えるかの選択
を行うのが防衛の筋
実証試験を繰り返し行い
潜在能力の顕在化
を急ぐ
というのがその通則
イラク戦争がそうであったように
大量破壊兵器の実戦配備は
米軍が攻撃するための
大義名分として
公然たる正当化の手段
としてNATO軍の組織化
を図るための目的として利用された
だが
根拠不在の偽りの情報に基づいて
イラク進攻作戦へと突入したアメリカは
中東地域から独裁政権を排除したものの
カリスマ不在の政治状況が
地域の安定性を取り除く経過を生み
ISの跋扈を許す結果を
自らが依拠した強者の論理で
民主化を後退させることとなり
宗教的独裁を
逆に引き寄せることに寄与した
とする皮肉な結果を連れてきた
アメリカに固有の強迫神経症という病は
世界を混乱させながら
力による統治の復権を
多くの国家群に
認めさせてきた
一触即発の状況下で
当事国双方が
どう変化するか
で
将来を方向づける
その行方
が定まる
東アジアに安寧が訪れるなら
米軍の軍事予算を増やす理由
の意義は半減する
軍産複合体制にとって
必要不可欠な敵
の予期しない欠如
という状況の唐突な出来は
アメリカの防衛予算に
縮減するための圧力
という反作用を与え
軍産複合体制の脆弱化
へと繋がってゆく
ソ連が唐突に自己崩壊した直後
湾岸戦争がアメリカ主導で開始され
その経過が米国民に
増税を強いたことにより
パパブッシュは一基四年で退いた
クリントン政権が登場し
なにはともあれ
二期八年で
膨大な規模の双子の赤字を消し去り
財政収支を黒字化させたのち
ブッシュジュニアの時代になったその年に
9.11による米本土への攻撃が敢行され
それが全米を報復感情で一杯にした
その年の暮れ
テロの首謀者を意図的に取り逃がしたこと
が起点となり
テロとの戦いをイラク戦争へと結びつけ
ブッシュジュニアの時代を通じて
戦費調達を原油相場の高値誘導で賄う
という変化が国際経済に
重大な悪影響を及ぼした
パパブッシュが得た増税実施の失敗に学び
イラク戦争では増税することなく
二期八年の任期を全うして
オバマ民主党政権と交代したものの
中東地域を却って
大いに不安定化
させただけでなく
地下資源の価値を高からしめて
ドルの発行益を増大させたそのツケが
リーマンショックとなって
世界中の市場を
大いに震撼させた
その事実が
経済史へと刻み付けられることとなった
シリア政府軍基地への精度の高い
ピンポイントの攻撃で
米軍の戦力を湾岸戦争の次に
アメリカは世界中に見せつけただけでなく
ISに対する最初の爆風爆弾の攻撃が
相次いで実施され
攻撃能力の高さと精度の高さとを
同時に北朝鮮へと見せつけたことで
強気だが幼稚な若い指導者に
事前の警告を与え
自重することの重要性を
認識させた
イラク戦争では拠点を持たない
テロ組織が対象であったことから
最強の軍事力を誇る米軍の
戦闘能力の高さが
発揮されることなく
ずるずると敗戦を公表する事態
へと最終的にアメリカは追い詰められた
土地に拘束された国家への攻撃なら
米軍の能力を
十分に発揮できるようになる
その警告の意味を
シリア政府軍基地へのミサイル攻撃
とISに対する新型爆弾の投下は
意味するものとなっていた
北朝鮮は言葉による応戦で
体裁を維持するだけとなり
口撃は強化されたが
対立する二国間の戦闘能力の差は
夙に明白なものとなっており
前提条件の違いをみれば
優劣の差は既に明らか
北の威圧は
弱点の在りかを
そのまま示す
不測の事態が起きる余地
はあるにせよ
趨勢の趣は
確定的
強者の論理は
優劣の差で
戦う以前に
勝敗が決まってしまう
折り合いのつけ方が劇的である
という点で
常に一貫しているものなのだ
判断能力に課題を残す第三の関係国が
恐れおののいて
深刻に慌てふためくその姿は
嘲笑の対象にしか
なるまい
臆病者の振る舞いは
その点で共通している
思考力を錬磨する機会を
知識の量的拡大で奪ってきた
高等教育のありよう
というものが
このような指導階層の狼狽ぶり
を生み出したその起源
唯一の戦争被爆国となったからこそ
日本は核をチラつかせる威圧に
屈してはならないのだが
現実は正反対
それこそが北朝鮮の指導体制の
思う壺
核を恐れる国は
核によって
真っ先に滅ぶ
勇気ある指導者たちは
先の大戦で玉砕する道を選び
臆病な指導者たちだけの国が
アメリカの庇護の下で
こうして誕生した
という経緯が日本の命運に
これからも作用する
知育偏重の教育システムは
批判精神を日ノ本の民すべて
から奪い去った
その点で
現在の指導体制の維持継続は
不健全なものとならざるを得なかった
ゆでカエルは
環境の異変にすら
まったく気付かない
これこそが
教育が失敗した
ことを指し示す
そのなによりの
有力な物的証拠
気高く勁き者のみが
世界を指導する権能を
末永く保持できる
ネイティブアメリカンの土地を侵略して
新国家となったアメリカが
被侵略者たちからの逆襲
を歴史的に惧れ
強迫神経症を業病として
授かった
臆病者は武器がなければ
外交交渉を何一つ進められず
また何事も為し得ない
という状況を自らの運命として
末永く抱え続けることとなる
世界を動かすための原動力は
アメリカに固有の
病的なまでの恐怖心
勇者は武器に頼らずに
問題を解決するが
臆病者は恐怖のあまり
最初に引き金を引いて
混乱を世に残す
すべての対立は
追い詰められた末の
力に頼る
臆病者の選ぶ道
へと繋がっている
国民の支持を失った指導体制は
悉く
歴史から抹消される
だけのこと
古来これを自業自得と呼ぶ