こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

放 漫 主 義

2017-04-30 09:36:46 | Weblog
温暖化現象が深刻な問題

であることを止めるとき

それは

エネルギー問題の壁

となっていた課題が解決したことを指し示す


そこで自動的に生じたコストダウン効果が

経済成長を後押しする

という循環構造を成立させるだけでなく

地下資源を輸入する理由が消えて

その分だけ余剰となる

環境資本の増加



消費構造が大きく変化する


近い将来日本だけで起きる

エネルギー調達方法の

予期せぬ

ある進化の過程が

国際社会に対して

新しい価値とは何か

ということについて

本来のあるべき姿の相を

カタチとして

指し示すそのときが来る


謬見であった事実を目の当たりにすれば

効果不在の諸対策の意味と経過を

具体的に知ることが

その時できる


地下資源を利用しない

という複数あるその方法で

環境問題となって立ちはだかっていた壁

は自動的に崩壊し

トレードオフを成立させていた相互関係は

逆転して

相乗効果を賦与する

相互作用で

分厚い壁だったものを

難なく破砕するだろう



経済成長の牽引力を

相互に

強化する

新しい関係性は

そのキッカケとなる新電源を

世に生み出す

その方法を秘匿し続ける

ということが

日本を世界の指導者へと

押し上げる


垂涎の的である何かを供給する権能

を保持する者は

誰からも攻撃されることはなく

進んで帰順しようとする意識

を量産するための基礎となる


問題の本質を具に知れば

不具合の根源

となっている諸問題など

欠けているたった一つのピース

を嵌めこんでやるだけのことで

完結したシステム

の構築が即座に

できる


問題の所在を

一度も調査してこなかった

ということが

有効需要の創出に失敗する

誤った経済政策を

世界中に生み落すこととなり

市場規模の拡大を目指した

グローバル経済化へと向かう

そのシフトそれ自体が

デフレ圧力となって市場に作用し

生産コストの低いままだった農業国など

を市場が賦役するその一方で

総体的に高コスト体質

となることを強いられた国とその市場とを

劣位の経済環境へと追い落とす


誰も望んでいなかった

負の変化へと向かう

ベクトルを押し付けた

経済のグローバル化という現象が

いまやブレグジットを生み出し

EU全体の結束を断ち切る

最初の動因となって

統合の目的に背く経過を

浮き彫りにした


国際経済の成長を

予てから牽引していた

先進諸国の市場では

コストダウン圧力が

様々な分野にまで浸透し

消費者の志向を満足させたたものの

資本提供者が投資対象

と位置づけたそれぞれの市場では

利益の低下を生じさせる

という不慮の経過を

俄かに顕在化させることとなった


資本提供者である投資家に対して

配当義務を果たすために

雇われた経営責任者

と呼ばれる高学歴の代理人たち

つまり創業社長を除いた

その他すべての企業経営者に

高い増収義務を果たすよう圧力をかけ

本業以外の分野を開拓してでも

企業収益を高めるよう圧力を加え

資本の回収を急ぐことで

再投資を効率よく実施するための

環境づくりを日常的に強く迫り

必要のない買収を行って

損失を拡大させる結果となった


その欲望の深さ

というものが却って

損失の規模を

大きく太らせた

ということになるだろう


東芝によるウエスチングハウスの買収や

日本郵便による海外市場への参入など

に代表される海外投資が相次ぎ

これら二つの大型買収の失敗事例が

こぞって大量の損失を派生させ

大企業に巨額の損失を

打ち揃って計上させる事態へと繋がった


資本調達の効率を

優れて向上させることに寄与した

株式市場が

その効率の高さ故に

企業経営者に高度な配当圧力を加えたことが

企業買収を海外で行うよう仕向け

調査能力のない経営者が

安易な判断で買収へと踏み切り

結果として巨額の損失を

決算で確定させた


数字だけを追いかけていたことで

判断を誤り

巨額の損失を負う

という相反する

不毛な結果を引き寄せた

思考力の欠如と

という他はない

あまりにも愚かな経過

がこのようにして残された

これに似た同様の失敗が

おそらく

世界中で頻繁に引き起こされている筈だ

最後にババを引くことになるのは

資本を市場に投じた者に限られる

投資行為は

自己責任


デフレ圧力の世界同時発生

という経済変動は

資本の論理が到達した

その臨界相


だが

エネルギーコストを

限りなくゼロ近くまで引き下げる

未来型の新エネルギーの登場は

総ての石油消費国にとって

莫大な恩恵を受けとることを

可能にすると同時に

産油国にとっては

資源需要の低下で

得ていた収入が極端に減り

投資スタンスを見直さざるを得なくなる


地下資源に依存しない形式の

未来エネルギーの出現で

環境負荷は早晩希薄化し

温室効果は時の経過と共に

改善する


未来エネルギーの開発を急げば

経済問題と環境問題は同時に解決し

有効需要を失って

損失を積み上げているだけの

国際社会は

名実ともに健全化する

新たなる投資競争が始まると

国際経済の健全な成長

を力強くそれが牽引するようになる


その開発に手間取っている

ということが温暖化を止まらなくさせ

無駄な投資を重ねる行為で

財務体質を劣悪化させる国家を

これから更に急増させることとなる


問題の本質は

交流電流に関する知識が

不在

であるということに尽きる

交流は送電するために生まれた

人為的な

自然界には存在しない

波動形式を有する

後発の電気エネルギー


交流電流には周波数

という欠かすことのできない成分

が必然的に備わっており

これが発電システムの出力調整を

不可能な状態にし続けている


右に流れる電流と

左に流れる電流とが

共存することでなりたつ交流電流は

一瞬たりとも

止まっていることができない

毎分3000回転する発電機は

50ヘルツの周波数を常に有する


交流電流を誘導発生させるための

優れた能力をもつものではあるのだが

その回転数を減らすと

周波数はたちまち乱れ

役に立たない交流へと

一瞬で劣化する


このため消費者が実行している

節電努力のすべてが

地下資源の燃焼を量的に減らす

という効果など何一つ

引き出せていなかった


節電行為は

根拠のない

ただの絵空事

であるにすぎなかったのだが

その事実を未だ誰も知らない


節電でエネルギー消費を減らしても

効果があるのは直流回路に限られる

直流と交流との違いを

未だに世界中が弁別できずにいるために

温暖化防止対策の有効性が

交流送電の分野では

完全に失われてしまったのだった


この損失にしかなり得ない

莫大な世界規模の

有害無益な環境投資の累増が

有効需要の創出を阻むこととなり

経済のデフレ化を急がせて

しかも

温室効果ガスの濃度を

ひたすら高めつづける

という皮肉な結果を

相変わらず続けさせている


世界中の電力会社が

おしなべて

秘密主義を貫いているのは

知識階級が交流電流の意味を

まったく理解していなかったからなのだ


交流は送電するための手段として生み出され

電気製品の内部で直流化することで

電圧振動を消すための平滑化を経て

負荷を満たすための電流を

回路内部に過不足なく

正しく精密に誘導する

という仕組みで成り立っている


交流送電それ自体が

接地をとることで

電位差を最大化する仕組みの上で

成り立っているシステムなのである


磁場変化を一瞬たりとも止められない

常に変動していることを強いられた

決して止まることのできない

円運動型の発電モデル

それが交流電源の本質なのである


電力会社の発電機は

こうして絶え間なく

常に同じ回転数で

運動し続けていなければならない

これが節電が無効でありつづけていた

たった一つのその本当の理由


節電が有効なのは

直流回路に限られており

一方通行の交流電路で行われる節電努力は

その一切が

単なる無駄な行為と成り果てる


問題の本質に指導者が気付いていたのであれば

環境問題と経済問題を同時に解決する術は

既に見出されていただろう

業界の秘密主義と

知識階級の怠慢とが

検証プロセスを遠ざけて

まったく止まらない温暖化と

一向に辿りつけないインフレ目標とを

生み出すことに

いま

大いに役立っている
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