温室効果をもつガス
であるとされているCO2の濃度上昇
という長期間に亘ってつづく
未解決となっている課題解決
が何よりも急務
であるという認識が
一般化するようになって
既に久しい
二酸化炭素が温暖化を進めている主因
だとして指摘されるようになり
世界中がCO2の排出削減に
打ち揃って取り組んでいるものの
結果として濃度を逆に高めた
という不名誉な経過を歴史に残した
あらゆる手段を講じていながら
何の効果も引き出せないまま
状況を却って悪化せてしまった
という事実は確定した
一連の成果なき温暖化防止対策
が築きあげた失敗の山
が
気候変動を加速して
自然災害を狂暴化させた
こうして作られた不毛な展開
が世界中を困惑させることとなり
CO2を一層敵対視する傾斜を強めた
成果となるべきほどのものはこれまで無く
失った時間と損失だけが堆く残された
経済は低回しつづけ一向に成長せず
実施された政策の総てが無効に終わる
という想定外の現実が
国民の暮らしを
虐げるようになっただけ
CO2の濃度は高まる一方でありつづけ
温暖化を加速して
気候変動を最近頓に際立たせた
そこへ10%の消費増税が実施され
経済の推進力を失ったタイミングで
未知のコロナウィルスが新たに登場し
負の経過に厚みを加えた
さて本題に移ろう
地球上で火力発電所が稼働している以上
燃焼炉で燃やされている化石資源の消費量
は絶対に減らせない
蒸気発電というその方法は
蒸気圧を常時保っていなければならない
という制約に強く縛られているからだ
発電タービンに吹き当てる蒸気圧
が低下すれば
それは電源の回転不足を引き起こし
周波数変動を発生させる
消費者が節電にどれほど励んだとしても
交流電源は高速回転を
常に続けていなければならない
周波数を安定した状態で
保ちつづけていることが
できなくなってしまうからである
交流電源は要するに
微調整することが
まったくてきないものなのだ
常時一定の電圧と電流とを
安定的に生みだすことができなければ
品位の高い電力を
津々浦々の隅々にまで
確実に届けることはできない
この条件を与えたのが
周波数と呼ばれる
磁極を切り替えているその頻度
回転装置が不安定化してしまうと
周波数も安定性を失って
乱れる
これを避ける方法はない
乱れた周波数は電力の品位をゼロにし
使い物にならなくする
電力を効率的に生産する必要がある以上
周波数変動は精度の劣化を引き起こす
のみならず短絡の原因ともなる
売れない電気を承知の上で作り続けるのは
地下資源を無駄使いすることでしかなく
損失を徒に増やすのみ
このため電力業界は
どんなことがあっても
周波数の安定性を損なうことが
禁じられている
これが再生可能エネルギーを
大量に導入していながら
また省エネ節電に鋭意励ませておきながら
CO2の発生量を減らせずに
増やし続けているその理由
重要なのはこの事実を
すべての電力会社が隠していること
否定も肯定もしていない
という態度を貫くことで
温暖化を止まらなくさせてきた
このため世界中の知識人たちは
交流電流の意味を理解することができなくなった
再生可能エネルギーを増やせば
化石燃焼の消費が減る
という勝手な情報を国民が抱くに任せて
温暖化を防止した積もりにさせてきた
この誤った思い込みが嵩じたために
京都議定書を失敗に終わらせてすぐ
パリ協定として改めて調整した
COP1からCOP25までの
四半世紀に於いて
減らしたはずのCO2が
何故増えてしまっていたのか
という疑問に答えを出せないまま
CO2排出量をゼロ%にただ減らす
ことを先に定めた
パリ協定と呼ばれるこの措置には
罰則規定がなく
賛同しても遵守する義務はない
実効のない
見てくれだけの環境対策に
抗議するようになったのが子供たち
気候変動対策に意味がない
という事実を指摘し
指導体制は裸の王様
だとたちまち見破った
CO2を減らすことが
仮に
できたとしても
気候変動は悪化し続けて
何処まで行っても止まらない
原因を取り違えているからだ
現状でこの錯誤に気付いた者はなく
状況を変える力とは成り得ない
問題を見失っている以上
気候クライシスを止めることは
誰にもできない
IPCCと環境保護団体そして
あらゆる政府が矢面に立たされ
攻撃の的にされるようになってきた
CO2の温室効果がどのようにして
気候変動を生みだしたのか
という疑問に答えた説明は一切なく
CO2が増えた所為で
平均気温が上昇し
温暖化を現象化させて気候変動が生まれ
自然災害を凶悪化させた
という漠然たる概念の流れを刷り込み
誤った認識に執着するよう方向付け
気候変動に対抗する気分を高めた
ここに生じた世界規模の壮大な錯誤は
あってしかるべきエビデンスを
誰も確かめたことがない
という手抜かりが関わって引き起こしたもの
根拠のない風説の流布
に過ぎない勝手な解釈が
環境対策のすべて
を失敗へと一律に導いた
IPCCが京都議定書を見限って
パリ協定へと乗り換えた
その経過こそ
判断の誤ちが突き動かした
変節の真相を映し出す鏡
CO2に温暖化の罪を着せ
世界中を巻き込んで
化石燃料の消費抑制に務めていながら
結果をみると
削減どころか逆だった
この不本意な事実と遭遇したことで
パリ協定へと急いで乗り換えた
というのが観察者の立場から見た
経過と結果
国連の問題認識能力に瑕疵があった
からこそこのような事態となった
それ以外に理由はない
交流電流の意味を知らずに
直流電流と混同し
一方が増えれば他方は減る
という理解で
再生可能エネルギーの導入を急がせた
という過去の判断がそもそも間違っていた
交流電流が周波数で成り立っている
ことを考慮することができずに
直流電源が増えた分だけ
化石燃料の消費が自動的に減る
と独善的に錯誤した
火力発電所では発電機の回転力を
操作することができないものである以上
交流成分の周波数は
回転数に依存しなければならず
蒸気圧を常に一定にしておく義務がある
回転数の乱れは周波数の乱れとなって
電力を劣化させ売り物にならなくする
使えない電気
を供給する行為に意義はない
このため再生可能エネルギーを増やして
化石燃料の消費量を減らす
という思惑は
まったく意味のない対策で終始した
蒸気発電という方法は
蒸気圧が低下すれば
回転数も連動して低下する
電力会社は何が何でも燃焼炉の火を
常時維持していることが義務なのだ
蒸気圧の維持が困難となったとき
電源の回転数は下がり
周波数も連動する
これと全く同じ理由で
電力消費を減らす節電を実施しても
CO2消費量は減らせずに
恒常的に大気圏内へと
着実に放出されつづける
これ以外の方法はないからだ
この条件に縛られている電力業界は
火力発電所で常時一定の温室効果ガス
を吐き出しつづけていなければならなくなった
国連の高等文官たち一同もまた
打ち揃って
CO2の質量計算をしていなかった
という事実が既に確定し
CO2に対する冤罪を
世界中で成り立たせるように作用した
質量計算を行っていたのであれば
CO2の重さが
大気圏内に常駐することを許さない
くらいのことは分かっていた
空気より重いCO2は
上空へと昇ることが即ち不可能
地平を横に広がってゆくことしか
できない
化学に接した記憶があれば
この程度の理解は十分可能
増えてしまったCO2が
大気圏内で濃度を高めつづけることで
温室効果を発揮して
気候変動を高めている
と決めつけているIPCCにとって
エビデンスの提出は義務
大気圏内にある
もう一つ別
の温室効果ガス
である水蒸気の比重は空気より軽いため
大気圏内を上昇してゆく能力をもっている
この違いを国連の高等文官たちは
まったく考慮していなかった
物理と化学の基礎的な知識
つまり電磁気学と位置エネルギー
そしてアボガドロ定数についての記憶
が少しでもあったのなら
クイズの答えに窮することなど
まったくなかった
大気圏内にあるCO2の比率が
たった0、0004%(400ppm)でしかない
にも関わらず何故大気圏内で
濃度を高めることができているのか
という疑問は残る
温室効果ガスであるというそれだけの理由で
標高差によって異なっている温度分布を
何故均等化できるのか
更に熱交換と熱平衡の関係を考慮せず
所与の熱を何故
そのままの状態で
いつまでも保ちつづけていられるのか
という疑問ついても
見解を披露したことがない
こうした非理系であることが明らかな
高等文官たちの
無知に基づく無理解が
水蒸気の咎を見のがし
止まらない温暖化を
この地表へと定着させることに役立った
このようにみてくると
気候変動は国連の高等文官たち
による認識の誤謬が生み落したもの
と断定せざるを得なくなる
環境異変の根本的な原因は
このような知識階級の怠慢による
事実確認の義務違反
といわざるを得ない
地表に温室効果を与えている気体は
主に二種類
一つはCO2であり
水に溶け易いというその性質から
海面に落下して
保持していた熱を海水へと移し
水和した段階で
ガスと呼べないものへと変わる
もう一つの温室効果ガスである水蒸気は
飽和水蒸気と加熱水蒸気とによる
複合効果で濃度を高め
とりわけ火力発電所の蒸気発電方式が
化石燃料であるメタンを燃やした時点で
CO2とH2Oを同時生成させ
発生した蒸気に圧力を加えることで
蒸気圧を高める
この時生じた蒸気の圧縮熱が
更に加わって高温となった状態の
混合ガスつまりCO2とH2Oを
大気圏内へと放出し
その行く先を上下方向へと変えている
複合気体となった温室効果ガス
であるCO2とH2Oのそれぞれは
海面で生じた低温の飽和水蒸気と
蒸気を作る過程で生じた加熱水蒸気
だけでなく
更に圧力を加えたことで生じた圧縮熱
を随伴させた高温の熱水蒸気
を交えて混然一体と化し
これら出自の異なる三種類の蒸気が
一斉に立ち昇ることを可能にした
300℃を超えるほどの高い熱と
60%以上の高い分布比率とによって
大気圏内に不必要に高い熱を
与え続けるようになってゆく
寒気に触れるとガスは固化し
白く濁ってみえる中間体
である雲へと変わる
高い熱をもっていた温室効果ガスは
いつまでもその熱を
維持し突けてはいられない
CO2の濃度を検出することができるなら
それが持つ熱の分布も検出できる
高度毎に異なる熱の分布データが
参照されたことを示す記録が
エビデンスとして開示されたことはない
火力発電を行っている沿岸部で
高温の熱水蒸気からなる
温室効果ガスが
常時大量に大気圏へと放出されている
更に問題なのは
軽い温室効果ガスである水蒸気が
その軽さ故に上空へと移動し
その過程で
位置エネルギーを身に着ける
という経過の事実
この位置エネルギーが
雨によって地表へと落下することで解放され
水の流れが生む流体エネルギーとなり
洪水を引き起こして山塊を崩落させ
川を堰き止めて氾濫を引き起こし
土手を決壊させて
万物を押し流す破壊エネルギーへと
遷移する
この一連のプロセスが
気候変動である降水量の急増を起源とし
洪水を発生させるその一方で
山火事を多発させる原因となる
水蒸気が大気圏内で上昇することができたのは
比重が空気よりも軽いからに他ならず
重いCO2による位置エネルギーの解放はない
という単純な理由による
飽和水蒸気は太陽からの輻射熱で生まれ
太古の昔から上昇気流となって
空高くへと昇ってゆき白い雲となる
寒気に触れて凝結凝固したものが
雨となって地表へと繰り返し舞い戻る
この動因の一つとなっているのが
低気圧
その特徴である上昇する気流は
大気圏と成層圏の境界付近で反転し
重力に引き戻されて
下降気流という名の高気圧へと変容し
地表へと舞い戻る
この高気圧が乾燥と熱風を地表に与え
山火事の原因となって
あらゆるものを焼き尽くす機会を増やす
人が化石燃料を燃やしたことで
メタンCH4と
空気成分の21%を占める酸素O2
とが燃焼炉の中で結びつき
CO2ができると同時に
気体の水であるH2Oが一緒に生成し
ここで生じた二つの温室効果ガスが
比重の違いで上下方向へと分かれ
軽い水蒸気は空高く昇って雲となり
重いCO2は最終的に
地表と海面とに分かれて落ちる
これが気候変動のメカニズム
の動力源となっている
十分な知識があっても
質に於ける意味の合成がおきなければ
変化の意味を察知することはできない
国連の高等文官たちは
知識の量的拡大を急いだあまり
知識の質的劣化を引き寄せた
京都議定書を失敗に終わらせた
ということがパリ協定を誕生させた
効果を確認できない対策のすべては
無効となって終わるのみ
教育システムの変更の成否が
地球の未来を左右する
時間と費用を無駄にしているその事実に
いつまで経っても気付かない
これが教育を高度化させてきた
文明の得た不本意な到達地点
教育制度を再編成することが
問題を解決へと導く
唯一のカギ
経緯を振り返って来し方を眺めれば
事実を知ると同時に
飽きれてものが言えなくなる
高度化した文明は
自らが生み出した温室効果によって
みずからが率先して滅びる
という運命を辿りはじめた
その経過のもつ本来の意味が
やがて明瞭に見えてくる
であるとされているCO2の濃度上昇
という長期間に亘ってつづく
未解決となっている課題解決
が何よりも急務
であるという認識が
一般化するようになって
既に久しい
二酸化炭素が温暖化を進めている主因
だとして指摘されるようになり
世界中がCO2の排出削減に
打ち揃って取り組んでいるものの
結果として濃度を逆に高めた
という不名誉な経過を歴史に残した
あらゆる手段を講じていながら
何の効果も引き出せないまま
状況を却って悪化せてしまった
という事実は確定した
一連の成果なき温暖化防止対策
が築きあげた失敗の山
が
気候変動を加速して
自然災害を狂暴化させた
こうして作られた不毛な展開
が世界中を困惑させることとなり
CO2を一層敵対視する傾斜を強めた
成果となるべきほどのものはこれまで無く
失った時間と損失だけが堆く残された
経済は低回しつづけ一向に成長せず
実施された政策の総てが無効に終わる
という想定外の現実が
国民の暮らしを
虐げるようになっただけ
CO2の濃度は高まる一方でありつづけ
温暖化を加速して
気候変動を最近頓に際立たせた
そこへ10%の消費増税が実施され
経済の推進力を失ったタイミングで
未知のコロナウィルスが新たに登場し
負の経過に厚みを加えた
さて本題に移ろう
地球上で火力発電所が稼働している以上
燃焼炉で燃やされている化石資源の消費量
は絶対に減らせない
蒸気発電というその方法は
蒸気圧を常時保っていなければならない
という制約に強く縛られているからだ
発電タービンに吹き当てる蒸気圧
が低下すれば
それは電源の回転不足を引き起こし
周波数変動を発生させる
消費者が節電にどれほど励んだとしても
交流電源は高速回転を
常に続けていなければならない
周波数を安定した状態で
保ちつづけていることが
できなくなってしまうからである
交流電源は要するに
微調整することが
まったくてきないものなのだ
常時一定の電圧と電流とを
安定的に生みだすことができなければ
品位の高い電力を
津々浦々の隅々にまで
確実に届けることはできない
この条件を与えたのが
周波数と呼ばれる
磁極を切り替えているその頻度
回転装置が不安定化してしまうと
周波数も安定性を失って
乱れる
これを避ける方法はない
乱れた周波数は電力の品位をゼロにし
使い物にならなくする
電力を効率的に生産する必要がある以上
周波数変動は精度の劣化を引き起こす
のみならず短絡の原因ともなる
売れない電気を承知の上で作り続けるのは
地下資源を無駄使いすることでしかなく
損失を徒に増やすのみ
このため電力業界は
どんなことがあっても
周波数の安定性を損なうことが
禁じられている
これが再生可能エネルギーを
大量に導入していながら
また省エネ節電に鋭意励ませておきながら
CO2の発生量を減らせずに
増やし続けているその理由
重要なのはこの事実を
すべての電力会社が隠していること
否定も肯定もしていない
という態度を貫くことで
温暖化を止まらなくさせてきた
このため世界中の知識人たちは
交流電流の意味を理解することができなくなった
再生可能エネルギーを増やせば
化石燃焼の消費が減る
という勝手な情報を国民が抱くに任せて
温暖化を防止した積もりにさせてきた
この誤った思い込みが嵩じたために
京都議定書を失敗に終わらせてすぐ
パリ協定として改めて調整した
COP1からCOP25までの
四半世紀に於いて
減らしたはずのCO2が
何故増えてしまっていたのか
という疑問に答えを出せないまま
CO2排出量をゼロ%にただ減らす
ことを先に定めた
パリ協定と呼ばれるこの措置には
罰則規定がなく
賛同しても遵守する義務はない
実効のない
見てくれだけの環境対策に
抗議するようになったのが子供たち
気候変動対策に意味がない
という事実を指摘し
指導体制は裸の王様
だとたちまち見破った
CO2を減らすことが
仮に
できたとしても
気候変動は悪化し続けて
何処まで行っても止まらない
原因を取り違えているからだ
現状でこの錯誤に気付いた者はなく
状況を変える力とは成り得ない
問題を見失っている以上
気候クライシスを止めることは
誰にもできない
IPCCと環境保護団体そして
あらゆる政府が矢面に立たされ
攻撃の的にされるようになってきた
CO2の温室効果がどのようにして
気候変動を生みだしたのか
という疑問に答えた説明は一切なく
CO2が増えた所為で
平均気温が上昇し
温暖化を現象化させて気候変動が生まれ
自然災害を凶悪化させた
という漠然たる概念の流れを刷り込み
誤った認識に執着するよう方向付け
気候変動に対抗する気分を高めた
ここに生じた世界規模の壮大な錯誤は
あってしかるべきエビデンスを
誰も確かめたことがない
という手抜かりが関わって引き起こしたもの
根拠のない風説の流布
に過ぎない勝手な解釈が
環境対策のすべて
を失敗へと一律に導いた
IPCCが京都議定書を見限って
パリ協定へと乗り換えた
その経過こそ
判断の誤ちが突き動かした
変節の真相を映し出す鏡
CO2に温暖化の罪を着せ
世界中を巻き込んで
化石燃料の消費抑制に務めていながら
結果をみると
削減どころか逆だった
この不本意な事実と遭遇したことで
パリ協定へと急いで乗り換えた
というのが観察者の立場から見た
経過と結果
国連の問題認識能力に瑕疵があった
からこそこのような事態となった
それ以外に理由はない
交流電流の意味を知らずに
直流電流と混同し
一方が増えれば他方は減る
という理解で
再生可能エネルギーの導入を急がせた
という過去の判断がそもそも間違っていた
交流電流が周波数で成り立っている
ことを考慮することができずに
直流電源が増えた分だけ
化石燃料の消費が自動的に減る
と独善的に錯誤した
火力発電所では発電機の回転力を
操作することができないものである以上
交流成分の周波数は
回転数に依存しなければならず
蒸気圧を常に一定にしておく義務がある
回転数の乱れは周波数の乱れとなって
電力を劣化させ売り物にならなくする
使えない電気
を供給する行為に意義はない
このため再生可能エネルギーを増やして
化石燃料の消費量を減らす
という思惑は
まったく意味のない対策で終始した
蒸気発電という方法は
蒸気圧が低下すれば
回転数も連動して低下する
電力会社は何が何でも燃焼炉の火を
常時維持していることが義務なのだ
蒸気圧の維持が困難となったとき
電源の回転数は下がり
周波数も連動する
これと全く同じ理由で
電力消費を減らす節電を実施しても
CO2消費量は減らせずに
恒常的に大気圏内へと
着実に放出されつづける
これ以外の方法はないからだ
この条件に縛られている電力業界は
火力発電所で常時一定の温室効果ガス
を吐き出しつづけていなければならなくなった
国連の高等文官たち一同もまた
打ち揃って
CO2の質量計算をしていなかった
という事実が既に確定し
CO2に対する冤罪を
世界中で成り立たせるように作用した
質量計算を行っていたのであれば
CO2の重さが
大気圏内に常駐することを許さない
くらいのことは分かっていた
空気より重いCO2は
上空へと昇ることが即ち不可能
地平を横に広がってゆくことしか
できない
化学に接した記憶があれば
この程度の理解は十分可能
増えてしまったCO2が
大気圏内で濃度を高めつづけることで
温室効果を発揮して
気候変動を高めている
と決めつけているIPCCにとって
エビデンスの提出は義務
大気圏内にある
もう一つ別
の温室効果ガス
である水蒸気の比重は空気より軽いため
大気圏内を上昇してゆく能力をもっている
この違いを国連の高等文官たちは
まったく考慮していなかった
物理と化学の基礎的な知識
つまり電磁気学と位置エネルギー
そしてアボガドロ定数についての記憶
が少しでもあったのなら
クイズの答えに窮することなど
まったくなかった
大気圏内にあるCO2の比率が
たった0、0004%(400ppm)でしかない
にも関わらず何故大気圏内で
濃度を高めることができているのか
という疑問は残る
温室効果ガスであるというそれだけの理由で
標高差によって異なっている温度分布を
何故均等化できるのか
更に熱交換と熱平衡の関係を考慮せず
所与の熱を何故
そのままの状態で
いつまでも保ちつづけていられるのか
という疑問ついても
見解を披露したことがない
こうした非理系であることが明らかな
高等文官たちの
無知に基づく無理解が
水蒸気の咎を見のがし
止まらない温暖化を
この地表へと定着させることに役立った
このようにみてくると
気候変動は国連の高等文官たち
による認識の誤謬が生み落したもの
と断定せざるを得なくなる
環境異変の根本的な原因は
このような知識階級の怠慢による
事実確認の義務違反
といわざるを得ない
地表に温室効果を与えている気体は
主に二種類
一つはCO2であり
水に溶け易いというその性質から
海面に落下して
保持していた熱を海水へと移し
水和した段階で
ガスと呼べないものへと変わる
もう一つの温室効果ガスである水蒸気は
飽和水蒸気と加熱水蒸気とによる
複合効果で濃度を高め
とりわけ火力発電所の蒸気発電方式が
化石燃料であるメタンを燃やした時点で
CO2とH2Oを同時生成させ
発生した蒸気に圧力を加えることで
蒸気圧を高める
この時生じた蒸気の圧縮熱が
更に加わって高温となった状態の
混合ガスつまりCO2とH2Oを
大気圏内へと放出し
その行く先を上下方向へと変えている
複合気体となった温室効果ガス
であるCO2とH2Oのそれぞれは
海面で生じた低温の飽和水蒸気と
蒸気を作る過程で生じた加熱水蒸気
だけでなく
更に圧力を加えたことで生じた圧縮熱
を随伴させた高温の熱水蒸気
を交えて混然一体と化し
これら出自の異なる三種類の蒸気が
一斉に立ち昇ることを可能にした
300℃を超えるほどの高い熱と
60%以上の高い分布比率とによって
大気圏内に不必要に高い熱を
与え続けるようになってゆく
寒気に触れるとガスは固化し
白く濁ってみえる中間体
である雲へと変わる
高い熱をもっていた温室効果ガスは
いつまでもその熱を
維持し突けてはいられない
CO2の濃度を検出することができるなら
それが持つ熱の分布も検出できる
高度毎に異なる熱の分布データが
参照されたことを示す記録が
エビデンスとして開示されたことはない
火力発電を行っている沿岸部で
高温の熱水蒸気からなる
温室効果ガスが
常時大量に大気圏へと放出されている
更に問題なのは
軽い温室効果ガスである水蒸気が
その軽さ故に上空へと移動し
その過程で
位置エネルギーを身に着ける
という経過の事実
この位置エネルギーが
雨によって地表へと落下することで解放され
水の流れが生む流体エネルギーとなり
洪水を引き起こして山塊を崩落させ
川を堰き止めて氾濫を引き起こし
土手を決壊させて
万物を押し流す破壊エネルギーへと
遷移する
この一連のプロセスが
気候変動である降水量の急増を起源とし
洪水を発生させるその一方で
山火事を多発させる原因となる
水蒸気が大気圏内で上昇することができたのは
比重が空気よりも軽いからに他ならず
重いCO2による位置エネルギーの解放はない
という単純な理由による
飽和水蒸気は太陽からの輻射熱で生まれ
太古の昔から上昇気流となって
空高くへと昇ってゆき白い雲となる
寒気に触れて凝結凝固したものが
雨となって地表へと繰り返し舞い戻る
この動因の一つとなっているのが
低気圧
その特徴である上昇する気流は
大気圏と成層圏の境界付近で反転し
重力に引き戻されて
下降気流という名の高気圧へと変容し
地表へと舞い戻る
この高気圧が乾燥と熱風を地表に与え
山火事の原因となって
あらゆるものを焼き尽くす機会を増やす
人が化石燃料を燃やしたことで
メタンCH4と
空気成分の21%を占める酸素O2
とが燃焼炉の中で結びつき
CO2ができると同時に
気体の水であるH2Oが一緒に生成し
ここで生じた二つの温室効果ガスが
比重の違いで上下方向へと分かれ
軽い水蒸気は空高く昇って雲となり
重いCO2は最終的に
地表と海面とに分かれて落ちる
これが気候変動のメカニズム
の動力源となっている
十分な知識があっても
質に於ける意味の合成がおきなければ
変化の意味を察知することはできない
国連の高等文官たちは
知識の量的拡大を急いだあまり
知識の質的劣化を引き寄せた
京都議定書を失敗に終わらせた
ということがパリ協定を誕生させた
効果を確認できない対策のすべては
無効となって終わるのみ
教育システムの変更の成否が
地球の未来を左右する
時間と費用を無駄にしているその事実に
いつまで経っても気付かない
これが教育を高度化させてきた
文明の得た不本意な到達地点
教育制度を再編成することが
問題を解決へと導く
唯一のカギ
経緯を振り返って来し方を眺めれば
事実を知ると同時に
飽きれてものが言えなくなる
高度化した文明は
自らが生み出した温室効果によって
みずからが率先して滅びる
という運命を辿りはじめた
その経過のもつ本来の意味が
やがて明瞭に見えてくる