世界中の火力発電所と原子力発電所とで
実施されている共通のその方法は
蒸気発電
発電方法それ自体は同じだが
熱源はまったく異なる
火力発電は化石燃料とされる
石油や石炭
そして天然ガスを燃やして得た熱
で蒸気をつくり
これに圧力を加えることで
重い発電タービンを
高速で回転させている
熱エネルギーを取り出すための基礎資源は
炭素と水素を中心とする
炭化水素と呼ばれている化合物
その代表的存在がメタン
CH4という記号で示される
化合物
メタンを燃やすと
空気中の酸素O2が関わって
炭素CはCO2となると同時に
水素HはH2Oへと変化する
そこで生じたH2Oは
炉内の高熱で
液体ではなく気体
排煙筒から大気圏内へと
最終的に放出される
この段階で地上に存在していなかった水
が新たに生みだされ
地球のもつ水の絶対量を増やしている
CO2が一つできたとき
H2Oは倍の二つ作られる
この反応は氷山氷河が融けたことで
液体となった水の量を人知れず高め
冠水する地域を想定外の速さで
広範囲に生み出している
地下資源を燃やして作られている
これら二種類の気体は共に
温室効果ガスに分類される
熱を保存するという
その特徴的な性質は同じなのだが
熱を移動させる方向は正反対で
上下方向に分断されている
CO2は質量が空気より重いため
大気圏へと放出されたあと
地表に向かって降下する
これに対して水蒸気
は空気より軽いため
大気圏へと放出されたあと
空へと昇って雲となる
この雲のもつ保温効果で
冬の放射冷却を防ぎ
一定の気温を地表に保つ
温室効果能力を保持するためには
ガスが大気圏内に留まっている
時間が長くなっていなければならない
CO2が気化した結果として生じる
ドライアイスの白煙は
下に降りてゆくことしかできない
そこで生じた白煙の行方を追えば
古い記憶
をだれもがすぐに思い出す
ところが
この程度の基礎的な知識さえ
国連の高等文官たちは
要素化していなかったのだ
そのために効果のない事が
よく知られている
CO2を削減しようとし始めた
そして
膨大な規模に達するそのための
資本と時間
を無駄に費やすこととなり
しかも大気中のその濃度を
自らの錯誤によって
高め続けている事態から
抜け出せなくなってしまった
何とも愚かなことである
高等教育を長期間受け続けると
このように
莫迦で愚鈍な知識人
へとヘンゲする
結果として判断を誤ったまま
修正することもできず
気候変動リスクを
すべての生命体へと押し付けている
CO2はとりわけ水に溶け易い
この特徴的な性質が
大気中のCO2濃度を
たった400ppm(百万分の四百個)
という値を与える経過を生んだのだ
この比率にあるその違いには
相変わらず誰もまったく気づいていない
重いCO2が海へと落ちたとき
そこで保持していた熱を放出し
自らは水和して
海水へと紛れ込む
この基本的な性質をもつ
ということについても
IPCCは無頓着でありつづけ
まったく関心を示したことがない
一旦間違った確信を握り締めると
矯正することができない
共通の症状が出現し
更に間違った方向へ向かって
進み続ける
方向感覚が機能しなくなり
見当識を失って道を誤る
知識階級が一斉に陥った変化
に気付いた子どもたちが
王様は裸だ
といって騒ぎ始めたのだが
どうすることもできない
問題の本質に気付かない限り
気候変動は止まらずに
悪化の一途を
この先も辿りつづける
気候危機を発生させたその原因は
CO2ではなく
同時排出されている
高熱を帯びた大量の水蒸気
河口付近で温泉卵がすぐできる
のと同じ理由で
蒸気には高い熱が宿っている
できた蒸気を機械的に圧縮すると
蒸気機関がそうであるように
その圧力でとても強い力を生み出せる
重い発電タービンを高速で動かすためには
蒸気に高い圧力を掛ける必要があった
100℃で沸騰する液体だった水は
気体となって蒸気に変わる
蒸気となっって熱が高まり
2000℃を超えてしまうと
遠からず熱分解して
元の原子へと戻される
液体の水にはないこの熱特性が
水蒸気の状態になったとたんに
生み出される
電力会社が求めているのは
高い熱では決してなく
タービン翼を高速で回すことができる
程度の蒸気圧
風力発電と原理に於いて
そう変わらない
高い圧縮熱など
電力会社にとって
有害なだけ
地下資源を燃やして
熱エネルギーを取り出すと
メタンは元素へと分解され
大気中の酸素と結びつき
CO2とH2Oを同時につくる
気体となった水は蒸気
蒸気は冷えると液体に戻る
こうして地球には
なかった水が新たに溜まり
絶対量をゆるやかに増やし続ける
メタンを燃やせば燃やした分だけ
どんどん水が増えてゆく
この反応は不可逆的であり
分解することは可能だが
電気か熱のエネルギーを別途
必要とすることとなる
このため収支としては
一方的でとても不合理
だから自然界では
水蒸気爆発や水素爆発でしか
起き得ない
こうして海岸線の縮小が
メタンを燃やしたことによって
どんどん進み続けて戻らない
H2Oはとても安定な化合物
簡単には分解しないので
そのまま地表に残り続ける
地球が水の惑星
とそう呼ばれるようになったのは
水の持つ特性がそうさせたもの
水が不安定な化合物であったなら
酸素と水素は勝手に離れ
酸化物や水化物となって
大気成分の比率を変えていた
地球に備わっている
この麗しい環境は
水によって与えられた賜物なのだ
人類はその水を気化させて得た
蒸気を放出して地表を温め
その行為が
雲を作って掛け布団とし
温室効果で放射冷却を妨げ
冬の寒さから守っている
上空で寒気と遭遇したとき
蒸気は凝結凝固したのち
液化する
重さを得て落下する雨となり
地表へと舞い戻ることを繰り返す
この雨が植物を育て
CO2を介して炭酸同化作用を促し
大気圏の低層を占める空気圏に
新鮮な酸素を供給し
朝の空気をおいしいものにする
早朝の空気が清々しく難じられるのは
新鮮で豊かな酸素を
直物が生みだしたことによる
このH2OとCO2に過剰な熱
を与える火力発電を行うようになった
という文明の歴史が
温暖化することを地球に急がせた
火力発電所の排煙筒から吐き出された蒸気が
上昇して天に昇ってゆくその過程で
位置エネルギーを獲得することとなり
雨となって落下したあと
水力発電で電気を生んだり
堤防を決壊させたりしただけでなく
流体エネルギーとなって
山を崩すこともあれば
川を堰き止め水を氾濫させる
異変を
引きおこすこともある
至る所で水害を発生させ
気候クライシスを
俄かに発現させるようになったのは
他ならぬ第一当事者
となっているニンゲンども
電気を作ろうとして
作った熱エネルギーを電気エネルギーにし
水と二酸化炭素をだけでなく
窒素酸化物NOx
や硫黄酸化物SOxなども
同時に副製させてきた
大気の78%は窒素であり
21%が酸素で構成されている
硫黄は石炭に多く含まれている
蒸気を加圧したことで
必要のない圧縮熱
を無駄に与えることとなり
CO2に加えて蒸気という
二種類の温室効果ガスを複合させ
熱の保持力を一層高める
同時生成したその他の酸化物共々
排煙筒から大気圏内へと
火力発電所が放出している
原発は閉鎖系であることから
廃熱だけが海水の温度を高める
脱硫装置を用いても
窒素酸化物は減らせない
大気圏を複合状態で温めて
各種の環境異変を生みだしてきた
そのすべてはニンゲンの恣意
これらの経過が温暖化現象を加速して
気候変動を引き起こし
気象条件から安定性を取り上げ
さまざまな異常気象を押し付けて
自然災害をより一層狂暴化させている
電力会社は圧力をかけた蒸気を
回転タービンに吹き付けることで
発電機を回転させ
電力を引き出して
広く安定供給することで
確かに文明社会に役立ってきた
だがそのことが環境を虐げて
持続可能性を最終的に
文明から取り上げることになる
起きているのは要するに
こういうこと
蒸気を圧縮する過程で
圧縮熱が発生し
気化した水の温度は
一定の比率で高くなる
電力会社にとって必要なのは
熱ではなく
タービンを回転させるための蒸気圧
この圧力を高めてゆくと
圧縮熱が自動的に生じて
蒸気の温度を次第に高める
圧縮比を上げれば
圧縮熱は否応なしに高まる
蒸気発電という方法では
圧力強化によって生じる
熱の高度化
というその随伴現象を
避けることがどうしてもできない
こうした理由で火力発電所が存続する限り
大気圏で生じる高温の蒸気がもつ
温室効果能力を次第に高めることとなり
大気に熱を供給しつづけることで
温暖化という現象を現代に導いた
このプロセスに
CO2は関わっていない
重い気体である二酸化炭素は
自力で天空へと昇ってゆくことが
つまりできない
自分の頭で考えなければ
見えて然るべきものが
まるで見えない
こうして判断を誤ったことにさえ
気づけない
実施されている共通のその方法は
蒸気発電
発電方法それ自体は同じだが
熱源はまったく異なる
火力発電は化石燃料とされる
石油や石炭
そして天然ガスを燃やして得た熱
で蒸気をつくり
これに圧力を加えることで
重い発電タービンを
高速で回転させている
熱エネルギーを取り出すための基礎資源は
炭素と水素を中心とする
炭化水素と呼ばれている化合物
その代表的存在がメタン
CH4という記号で示される
化合物
メタンを燃やすと
空気中の酸素O2が関わって
炭素CはCO2となると同時に
水素HはH2Oへと変化する
そこで生じたH2Oは
炉内の高熱で
液体ではなく気体
排煙筒から大気圏内へと
最終的に放出される
この段階で地上に存在していなかった水
が新たに生みだされ
地球のもつ水の絶対量を増やしている
CO2が一つできたとき
H2Oは倍の二つ作られる
この反応は氷山氷河が融けたことで
液体となった水の量を人知れず高め
冠水する地域を想定外の速さで
広範囲に生み出している
地下資源を燃やして作られている
これら二種類の気体は共に
温室効果ガスに分類される
熱を保存するという
その特徴的な性質は同じなのだが
熱を移動させる方向は正反対で
上下方向に分断されている
CO2は質量が空気より重いため
大気圏へと放出されたあと
地表に向かって降下する
これに対して水蒸気
は空気より軽いため
大気圏へと放出されたあと
空へと昇って雲となる
この雲のもつ保温効果で
冬の放射冷却を防ぎ
一定の気温を地表に保つ
温室効果能力を保持するためには
ガスが大気圏内に留まっている
時間が長くなっていなければならない
CO2が気化した結果として生じる
ドライアイスの白煙は
下に降りてゆくことしかできない
そこで生じた白煙の行方を追えば
古い記憶
をだれもがすぐに思い出す
ところが
この程度の基礎的な知識さえ
国連の高等文官たちは
要素化していなかったのだ
そのために効果のない事が
よく知られている
CO2を削減しようとし始めた
そして
膨大な規模に達するそのための
資本と時間
を無駄に費やすこととなり
しかも大気中のその濃度を
自らの錯誤によって
高め続けている事態から
抜け出せなくなってしまった
何とも愚かなことである
高等教育を長期間受け続けると
このように
莫迦で愚鈍な知識人
へとヘンゲする
結果として判断を誤ったまま
修正することもできず
気候変動リスクを
すべての生命体へと押し付けている
CO2はとりわけ水に溶け易い
この特徴的な性質が
大気中のCO2濃度を
たった400ppm(百万分の四百個)
という値を与える経過を生んだのだ
この比率にあるその違いには
相変わらず誰もまったく気づいていない
重いCO2が海へと落ちたとき
そこで保持していた熱を放出し
自らは水和して
海水へと紛れ込む
この基本的な性質をもつ
ということについても
IPCCは無頓着でありつづけ
まったく関心を示したことがない
一旦間違った確信を握り締めると
矯正することができない
共通の症状が出現し
更に間違った方向へ向かって
進み続ける
方向感覚が機能しなくなり
見当識を失って道を誤る
知識階級が一斉に陥った変化
に気付いた子どもたちが
王様は裸だ
といって騒ぎ始めたのだが
どうすることもできない
問題の本質に気付かない限り
気候変動は止まらずに
悪化の一途を
この先も辿りつづける
気候危機を発生させたその原因は
CO2ではなく
同時排出されている
高熱を帯びた大量の水蒸気
河口付近で温泉卵がすぐできる
のと同じ理由で
蒸気には高い熱が宿っている
できた蒸気を機械的に圧縮すると
蒸気機関がそうであるように
その圧力でとても強い力を生み出せる
重い発電タービンを高速で動かすためには
蒸気に高い圧力を掛ける必要があった
100℃で沸騰する液体だった水は
気体となって蒸気に変わる
蒸気となっって熱が高まり
2000℃を超えてしまうと
遠からず熱分解して
元の原子へと戻される
液体の水にはないこの熱特性が
水蒸気の状態になったとたんに
生み出される
電力会社が求めているのは
高い熱では決してなく
タービン翼を高速で回すことができる
程度の蒸気圧
風力発電と原理に於いて
そう変わらない
高い圧縮熱など
電力会社にとって
有害なだけ
地下資源を燃やして
熱エネルギーを取り出すと
メタンは元素へと分解され
大気中の酸素と結びつき
CO2とH2Oを同時につくる
気体となった水は蒸気
蒸気は冷えると液体に戻る
こうして地球には
なかった水が新たに溜まり
絶対量をゆるやかに増やし続ける
メタンを燃やせば燃やした分だけ
どんどん水が増えてゆく
この反応は不可逆的であり
分解することは可能だが
電気か熱のエネルギーを別途
必要とすることとなる
このため収支としては
一方的でとても不合理
だから自然界では
水蒸気爆発や水素爆発でしか
起き得ない
こうして海岸線の縮小が
メタンを燃やしたことによって
どんどん進み続けて戻らない
H2Oはとても安定な化合物
簡単には分解しないので
そのまま地表に残り続ける
地球が水の惑星
とそう呼ばれるようになったのは
水の持つ特性がそうさせたもの
水が不安定な化合物であったなら
酸素と水素は勝手に離れ
酸化物や水化物となって
大気成分の比率を変えていた
地球に備わっている
この麗しい環境は
水によって与えられた賜物なのだ
人類はその水を気化させて得た
蒸気を放出して地表を温め
その行為が
雲を作って掛け布団とし
温室効果で放射冷却を妨げ
冬の寒さから守っている
上空で寒気と遭遇したとき
蒸気は凝結凝固したのち
液化する
重さを得て落下する雨となり
地表へと舞い戻ることを繰り返す
この雨が植物を育て
CO2を介して炭酸同化作用を促し
大気圏の低層を占める空気圏に
新鮮な酸素を供給し
朝の空気をおいしいものにする
早朝の空気が清々しく難じられるのは
新鮮で豊かな酸素を
直物が生みだしたことによる
このH2OとCO2に過剰な熱
を与える火力発電を行うようになった
という文明の歴史が
温暖化することを地球に急がせた
火力発電所の排煙筒から吐き出された蒸気が
上昇して天に昇ってゆくその過程で
位置エネルギーを獲得することとなり
雨となって落下したあと
水力発電で電気を生んだり
堤防を決壊させたりしただけでなく
流体エネルギーとなって
山を崩すこともあれば
川を堰き止め水を氾濫させる
異変を
引きおこすこともある
至る所で水害を発生させ
気候クライシスを
俄かに発現させるようになったのは
他ならぬ第一当事者
となっているニンゲンども
電気を作ろうとして
作った熱エネルギーを電気エネルギーにし
水と二酸化炭素をだけでなく
窒素酸化物NOx
や硫黄酸化物SOxなども
同時に副製させてきた
大気の78%は窒素であり
21%が酸素で構成されている
硫黄は石炭に多く含まれている
蒸気を加圧したことで
必要のない圧縮熱
を無駄に与えることとなり
CO2に加えて蒸気という
二種類の温室効果ガスを複合させ
熱の保持力を一層高める
同時生成したその他の酸化物共々
排煙筒から大気圏内へと
火力発電所が放出している
原発は閉鎖系であることから
廃熱だけが海水の温度を高める
脱硫装置を用いても
窒素酸化物は減らせない
大気圏を複合状態で温めて
各種の環境異変を生みだしてきた
そのすべてはニンゲンの恣意
これらの経過が温暖化現象を加速して
気候変動を引き起こし
気象条件から安定性を取り上げ
さまざまな異常気象を押し付けて
自然災害をより一層狂暴化させている
電力会社は圧力をかけた蒸気を
回転タービンに吹き付けることで
発電機を回転させ
電力を引き出して
広く安定供給することで
確かに文明社会に役立ってきた
だがそのことが環境を虐げて
持続可能性を最終的に
文明から取り上げることになる
起きているのは要するに
こういうこと
蒸気を圧縮する過程で
圧縮熱が発生し
気化した水の温度は
一定の比率で高くなる
電力会社にとって必要なのは
熱ではなく
タービンを回転させるための蒸気圧
この圧力を高めてゆくと
圧縮熱が自動的に生じて
蒸気の温度を次第に高める
圧縮比を上げれば
圧縮熱は否応なしに高まる
蒸気発電という方法では
圧力強化によって生じる
熱の高度化
というその随伴現象を
避けることがどうしてもできない
こうした理由で火力発電所が存続する限り
大気圏で生じる高温の蒸気がもつ
温室効果能力を次第に高めることとなり
大気に熱を供給しつづけることで
温暖化という現象を現代に導いた
このプロセスに
CO2は関わっていない
重い気体である二酸化炭素は
自力で天空へと昇ってゆくことが
つまりできない
自分の頭で考えなければ
見えて然るべきものが
まるで見えない
こうして判断を誤ったことにさえ
気づけない