今、熱海・伊豆山にある小宅にいます。あの土石流災害があってから初めての熱海です。一昨日、東京駅から新幹線に乗り、熱海駅直前の車窓から初めて土石流災害の現場を見ましたが、まだ山のような土砂を認めました。新幹線が走る一瞬の光景でしたが身体に寒気を覚えました。熱海駅で下車し、いざ伊豆山の小宅に向かおうと思ったのですが・・・・普通ならば駅からタクシーで10数分で小宅に着くのですが、何せ熱海駅と小宅の途中での土石流発生で、市道伊豆山線も国道135号線も不通です。熱海駅バスターミナルの伊豆山方面の臨時バスに乗り込みますが、このバスはやっと通行可能になったビーチラインで湯河原まで向かい、そこで折り返して国道135号を走り伊豆山を目指すというものでした。地図で説明すると熱海駅から小宅までの赤線が平時のルートで、その間の青線が土石流被害ラインです。そして今回の臨時バスルートが緑色線になりますが、かなり遠回りして伊豆山に向かっている事になります。ビーチラインをハザードランプを点滅しながら時速30キロで徐行運転するバスが伊豆山港に差しかかると、今までの青い海からいきなり濁った茶色の海に変わります。そうです未だ土石流災害は終わったわけではなく現在進行形なのです。満員バスの車窓からこれを眺め心の中で両の手を合わせて現場を通り抜けました。なんだかんだで1時間ほど掛かって伊豆山の小宅にたどり着きましたが、そこから見える海は何時もの海の光景でした。この場所から直線で500メートルほどの場所が土石流の起点になったなど信じられない思いです。土石流の東側に居住されている市民は暫く不自由な生活が続きそうです。最後にお亡くなりになられた沢山の方々のご冥福をお祈り致します。そして現在も救難作業をされている警察、消防、自衛隊等の方々に感謝致します。
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花木深 |
杉山 順子 |
ワイズクリエイト |
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