三輪薫さんの写真展の帰りに、久し振りに横浜中華街に立ち寄りました。横浜には20年近く住んでいたので、中華街にはかなり出掛けていて思い出の地でもありました。ところが今回中華街を訪ねると・・・・連休の谷間の平日ながら、辺り一面に人、人、人で、歩く事さえままならぬ状況なんですよ。その人の群れの大半は若者で手には食べ物、飲み物を持っていて中には混み合う道脇に座り込んで飲食する人も。昔はこんな事は無かったと思いながら、以前行きつけだったお店をやっと訪ねました。食事を終えてマスターと話しましたが「コロナで中華街に人が来なくなってしまい、日銭稼ぎで立ち食い、食べ放題の低価格帯店舗や占いの店に変わってしまい、今は昔とはまるっきり違う客層になってしまいました。その結果昔からの良いお客さんが来なくなってしまいました・・・・そして老舗中華店がどんどん無くなってしまいました」と寂しく語ります。この店は在る有名な通りに面していますが、この通りで昔から営業を続ける店は2店になってしまったそうです。そして昔ながらの営業を続けるにあたり、フロアーや厨房の縮小、更には料理人も減らさずにはならなくて・・・・・この日も注文した料理が出てくるのがかなり遅くなり、写真3枚目のウズラ肉のレタス包み(?)も昔は細く切ったジャガイモをお皿の形で揚げて、その中に盛り付けていたのが・・・普通に皿に盛っただけになっていました(他の盛り付けも変わりました)。残念な事に昔食べた他の店も無くなって・・・・もう昔の中華街、昔の味を体感することは出来そうも無いと感じました。
| 花木深 |
杉山 順子 |
ワイズクリエイト |
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