この日は朝からどんよりとした日でした。空に太陽は無くても気温は高そうで、身体に纏わり付く湿度も感じます。こんな日は冷たい素麺が食べたいと・・・・お昼はベランダで大きな器に氷と冷水に入れた素麺を用意しました。そんな7月の日曜日でしたが、何時もと違ったのは静かな伊豆山上空を何機ものヘリコプターが飛び回り、10時過ぎには大きなサイレンが1分間も鳴り響きました。そうです・・・あの伊豆山土石流の発災から1年の節目の日だったのですね。何時も利用していた市道を通り、大量の土砂が流れ込み、家々を押しつぶしながら海まで駆け抜けました。あの日はたまたま熱海に居ななかったのですが、もし行っていたら被災した確率はゼロでは無いと思います。土石流を知ったのは東京の寿司屋さんで食事中でしたが、電話が掛かってきて「土石流の被害は無かったですか?」とありました。その後も各所から安否の問い合わせがあり土石流の大きさを知りました。その後暫くは交通も遮断され熱海に行くことは叶いませんでした。そして約3週間後に現地に入る事が出来ましたが、何時も通る道は交通規制で通行できずに、多くの自衛隊、消防、警察車両だけが走り回っていたのを目の当たりにしました。正直この土石流災害は人災であると思っています。これを検証して今後2度とこの様な事故が起きないことを祈るばかりです。
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花木深 |
杉山 順子 |
ワイズクリエイト |
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