山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ショウジョウバカマ(NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉)

2023年04月17日 | 山野歩
2023年03月06日(月)
『ショウジョウバカマ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[ショウジョウバカマ]が今日の誕生日の花として紹介され、花言葉は「希望」でありました。
また、次のような解説もありました。
「普通は種で増えてゆくのだが、その他にも、地面に接した葉の縁から、新しい芽を出して増えてゆく」
「種が駄目でもまだ望みがある、そのために希望という花言葉が付いた」
「赤紫の花が茎の先端に、3~5㌢程の玉のようにまとまって付き、線香花火がパッと開いたような感じ」
「葉は細長くて光沢があり、根元から放射状に拡がるタンポポの葉のような、ロゼット状」「葉の襟からも、新しい芽を出して増える」
「ショウジョウというのは、獣偏に星という字を重ね、これは古くから中国に伝わる想像上の動物で、猿のような顔と、赤い色の体毛を持つ大酒飲みの動物である。
ショウジョウバカマの赤紫色の花を、猩猩の赤い体になぞらえて、しかも葉が袴のような形なので、この名前が付いた」
「昔は日本でも、オラウータンのことを、ショウジョウと呼んでいた」「日本各地の山野に自生する植物で、夏は涼しくて湿気のある場所を好む」
「イギリス名、英語の名前は、ジャパニーズヒヤシンスと呼ばれている」等と。
この見出し画像の[ショウジョウバカマ]は、昨年の7月に白山へ行った折、25日に、南竜ヶ馬場野営場を歩いたときにカメラに収めたものです。
その時の山日記に僕は次のように記しています。
「南竜山荘の夕飯の時刻までに時間がたっぷりあるゆえ、山荘の方に、近隣で草花が多い場所を教えて頂き散策に出掛けることにする。
教えてくださった場所は、天場となっている南竜ヶ馬場野営場であり、1時間くらいの間に、更に17種の植物をカメラに収めることとなりました。
一番目に撮影したのは“ハクサンコザクラ”で、最後は“イワアカバナ”でした。その間も、本当にゆっくりとした歩みで進みました。」と。
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京都一周トレイル(伏見・深草ルート)

2023年03月25日 | 山野歩
2023年01月03日(水)
『山野歩』
<京都一周トレイル>
<伏見・深草ルート>
[コースタイム]
[京阪・伏見桃山駅] 9:35 → [乃木神社分岐] → 10:32 [伏見桃山城入口] → [伏見桃山城] → [東古御香公園(トイレ休憩)] → 11:57 [大岩山展望所(昼食)] 12:50 → [名神高速地下道] → [真宗院] → 12:15 [伏見神寳神社] → 15:13 [稲荷奥社] → [千本鳥居] → [伏見稲荷大社] → 15:33 [京阪・伏見稲荷駅]
◆所要時間:5時間58分
昨年の12月11日に、山の会の例会で、嵐山駅をスタートして、明智越を通り、亀岡駅まで歩いたときに、
渡月橋を渡り間も無くやって来たところで、我が眼に飛び込んで来たのが、“竹林の小径”であった。
何とも言えない二度目のこの景観を眺めて、何か懐かしい思いが込み上げて来たことにより、
もう一度ゆっくりと、京都一周トレイルを我がペースで歩いて、更に深くその景観を楽しみたいよなという思いが湧き出て来たのだ。
その一回目として、“伏見・深草ルート”から始めようと思ったのだが、一度歩いた道ゆえ、道迷いに陥る心配もないだろうし、
独りで楽しむのは勿体ないよなと思い、朝歩きの中で知り合い、過去に3度、生駒山縦走路等を一緒に歩いたことがあるMさんに声を掛けてみたところ、
何度かのメールのやり取りの結果、朝8時50分に伏見桃山駅で、待ち合わせということになった。
ところが僕の怠慢で、書籍を読んでいる内に、伏見桃山駅を通り過ぎ、
電車が停まっている駅が伏見稲荷駅であることに気付いたのだが、降りようとしたが発車してしまう。
そして、次駅(鳥羽街道駅)で下車して、やって来た電車に乗り、大阪方面へと引き返したのだが、
約束の時間に着くはずもなく、大幅な遅刻となった。その遅刻が、最後まで、僕の心中に大きくのしかかることになってしまう。
それは、彼女から「15時半までには、自宅に戻りたい」という要望があったからで、常に時刻を意識して歩き続けた。
ところが、山の会で一度歩いた道にもかかわらず、道迷いに陥る。
京都一周トレイルの立札を見つけられなかったり、あってもしっかりと確認することなく進んでしてしまったりして、
何度か後戻りをすることとなり、結果として、伏見稲荷駅に着いたのが15時33分であった。
このコースを山の会の皆と歩いたのは、2018年12月23日で、もう4年も経過しているからだろうか、
今日歩いて目の当たりにした景観が、まったく記憶に無かったのだ。
その最たるそれは、京都の街が一望できる“大岩山展望所”と、もう一つ挙げるとするなら“伏見稲荷奥社”だろうか。
僕自身も、本当に残念だった。本来ならば、神社仏閣もゆっくりと見学し、心行くまでこのコースを楽しみたいと思っていたからだ。
ところで、2018年12月の山の会例会では、朝9時00分に伏見桃山駅をスタートして、清水寺まで歩いている。


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妙見山(初谷川~日蓮宗霊場~上杉尾根)

2023年03月23日 | 山野歩
2022年01月02日(月)
『山野歩』
<妙見山>
<初谷川~日蓮宗霊場~上杉尾根>
[コースタイム]
◆[妙見口駅] 9:10 → (初谷川沿い) → 12:00 [分岐(車道に合流)] → (暫くで、左へと山道に入る) → 12:17 [妙見大菩薩・鳥居] → 12:20 [妙見山・霊場入口) → 12:32 [妙見山・三角点(660.1m)] → [妙見山・山上駐車場] 14:06 → (稜線展望コース・上杉尾根) → 15:39 [妙見口駅]
◆所要時間:6時間33分
<春から夏にかけてもう数回、この道を歩いてみたい>
妙見口駅前で、スマホの電源を切る前に、天気のアプリを見ると、現在地の気温が3度との表示であった。
決して寒くないよなと思いつつ、駅前にあった大きな地図を眺めて、線路沿いの道を歩き始める。
歩いていると、“初谷コース”等の道標や目印が現れ、自然と初谷川沿いの道へと導かれてホットする。
初谷川への道が分かるのだろうかと心配したが不要であった。
初谷川沿いの道には、豊能町・吉川自治会が記した“間歩試掘跡”の掲示板を始めとして、“初谷川と五八寸伝説”という掲示板、
そして“初谷渓谷憩いの場プロジェクト”という掲示板があって、その前の土手には芸術品の“タマゴとキバ”が整然と並んでいた。
また植物にかかわる掲示板としては、“キツネノカミソリ”や“ウバユリ”など9種の野生植物を紹介したものや、
“初谷川の木の花”と称して、“ダンコウバイ”始め“ムクロジの木”や“オニグルミの木”などの8種の樹木を記したもの、
そして、“希少野生生物保護・ 世界で2番目発見 シロミノヤブムラサキ”という掲示板、
また、“初谷の希少植物”として“クマガイソウ”“ヒオウギ”“オオヒナノウスツボ”“ヤマシャクヤク”の4種を記した掲示板が立てられていて、
それらの掲示板を読んでいると、春から夏にかけてもう数回、この道を歩いてみたいと思ったのであった。
それらの掲示板に書かれている文言や絵、そして写真を、丹念に読んだり眺めたりしていると、
知らぬ間に時間が経過してしまい、昭文社の山と高原地図に記さている、妙見口駅より初谷渓谷を上り、
妙見山上の車道と合流する地点に到着するまでの所要時間が1時間20分の処を、僕は、2時間50分も要してしまったのである。
その合流地点より、ホンの少し車道を歩き、車道を離れ、左手へと山道を進み、
車道を横切り更に上ると大きな鳥居(妙見大菩薩)が現れ、やっとのことで、日蓮宗霊場に到着したよなという印象で、
それよりホンの少し進むと霊場へと繋がる入口があり入って行くと、初詣ということもあるのだろうが、大勢の人で賑わっていた。
お参りを済ませ、さて山頂は何処なのだろうかと、更に進み、日蓮宗能勢妙見山という山門をくぐると、展望が拡がる処に到着する。
さて、山頂は何処だろうかと見廻すと、三角点と書かれた木札が眼に入り、それに誘われ更に上って行くと、眼前に三角点が鎮座していた。
さてお昼にしたいが、何処か温かいところがないだろうかと探すが、見つかる筈もないし、
人通りがあまりにも多く、ゆっくりお昼にする場所もないというのが現実であった。
また、下山路として考えている上杉尾根の入口を確認しておくのが先決だろうと思い、今日初めて、地図と磁石をザックより取り出す。
それは、妙見山上の霊場中を歩き廻っていると、方角が分からなくなってしまったからで、
方向を定めて大勢の初詣の人々に混じって進むと、前方に大きな駐車場が現れ、その柵に“上杉尾根”と書かれた札が掛かっていた。
駐車場中を進むと、これが上杉尾根に違いないというしっかりとした道が現れたのだ。
これで安堵して、今度はお昼ご飯にしようと、ちょっとした土産物店やトイレがある処をウロウロしていて、
偶然出会った、地元の人と思われる中高年男性と言葉を交わすうちに、
「少しの間であれば、ここで休んだらええよ」と言って頂き、ちょっとした詰所に案内される。
中に入ると2台の石油ストーブが灯る温かい所で、周辺で仕事をされている人達の休憩所という様子で、
少なからず人の出入りがあったので、短時間でお邪魔することになった。
初谷川沿いの道には、21(?)枚の“緊急通報ポイント 火事・救急・救助は119番へ”と書かれた、豊能町消防署&豊能町観光協会の立札があったし、
下山路として選んだ上杉尾根にも、同じ立札が11(?)枚用意されていたのを見て嬉しくなった。
また、何れの道も道迷いの心配のない明確な一本道で、初谷渓谷では4組9人の人に抜かれ、
上杉尾根では3組5人の登山者に抜かれてしまうが、仕方がないよなという思いで、のんびりと歩き続けた。


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山の会(明智越)

2023年03月18日 | 山野歩
2022年12月11日(日) 
『山の会』
<明智越>
■参加者:安部ちゃん、梅安さん、聖子さん、東さん、ゆうさん
[コースタイム]
[阪急・嵐山駅] 9:00頃 → [渡月橋] → [大河内山荘] → [常寂光寺] → [小倉山二尊院] → [落合] → [トロッコ保津峡駅] → [JR保津峡駅] → (明智越) → [サンガスタジアムby KYOCERA] → [亀岡駅]
<嵐山駅~保津峡駅~亀岡駅>
山の会例会では、タイムを記すのを忘れるし、地図を殆ど見ないのが常だ。
山中の道に入ると、前を行くリーダーの梅安さん、そして東さんや聖子さんの姿を見失わないようにと、
三人の後ろ姿を確認しながら追いかけ懸命に歩くだけだ。
それゆえ、山日記を記するときに難儀することが多い。
何処を歩いたのか分からないし、タイムも分からない。頼りは、デジタルカメラに残っているタイムとその映像だけだ。
中でも今日はその最たるものであったように思う。
“阪急・嵐山駅”9時集合でやって来た。
駅の改札口を撮影した時刻が8時41分、次に、“渡月橋”をカメラに収めたのが9時06分。
“渡月橋”を渡り“大河内山荘庭園”の案内板と“竹林の小径”を撮影したのが9時27分、
“常寂光寺”を撮影したのが9時34分、“小倉山二尊院”をカメラに収めたのは9時39分であった。
そして次に撮影したのが、“落合・現在地”と書かれている地図板で10時35分、此処で橋を渡ったように思う。
一艘のゴムボートが下るのを見たのは、此処だったのではないだろうか。
次にカメラに収めたのは、“トロッコ保津峡駅”で10時49分、
トイレがあるものと思い、対岸の駅まで橋を渡るが、残念ながらトイレは無かった。
次にやって来た“JR保津峡駅”、11時が廻った頃だと思うのだが、切がよいということで、
トイレもあるし、ちょっと早い時刻ではあったが、リーダーの梅安さんの判断で、
改札口前の咲く花は無いが、荷物を置くのに丁度よい花壇があり、
此処で立った儘、お湯を沸かし、温かい珈琲を頂戴しお昼にする。
次に撮影したのは、お昼を済ませ、駅前を離れ、ちょっと歩き始めた時で、振り返って撮影したのだが、その時刻は11時57分であった。
この後が分からない、
明智光秀が山岳の武将らしく、山を越えて愛宕に参拝したという“明智越”というルートに入ったのだが、何処を如何歩いたのかが分からない。
先行く3人の姿を、僕と安部ちゃんは懸命に追い掛けた。
次にカメラに収めたには“←明智越え”という道標で、その時刻は13時25分であった。
“明智越”の道に入ってからは、人に出会ったという記憶はない。
次にカメラに収めたのは、“土用の霊泉”という案内板で13時39分、
その次は“山坊の甚五郎住処跡”と“簾戸口”という案内板で14時42分であった。
それよりだいぶん歩き、漸く民家が立ち並ぶ所へと出て来た。
それより2度ほど地元の方に、亀岡駅への道を尋ね、立派な車道に沿って歩くと、前方に大きなスタジアムが現れた。
その巨大な建物は、“サンガスタジアムby KYOCERA”という競技場であった。
その競技場を右手へと回り込むと亀岡駅到着。16時半頃であったように思うのだが、時刻をメモしていない。



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生駒山縦走路(京阪・私市駅~ほしだ園地~むろいけ園地~JR・四條畷駅)

2023年03月13日 | 山野歩
2022年11月27日(日)
『山野歩』
<生駒山系縦走路>
<京阪・私市駅~ほしだ園地~むろいけ園地~JR・四條畷駅>
[コースタイム]
[京阪・私市駅] 7:31 → [星の里いわふね] → (かわぞいの路) → 8:23 [ピトンの小屋] 8:30 → (管理道) → 9:00 [星のブランコ] 9:17 → 9:30 [やまびこ広場] 9:50 → (まつかぜの路) → 10:45 [飯盛霊園・境界鞍部]→ [飯盛霊園内] 11:16 → 11:34 [ビオトープ田原の里山・車止め] → 12:09 [堂尾池] 13:00 → 13:38 [むろいけ園地入口(ひょうたん池)]→ (駐車場) → 13:57 [森の工作館] → 14:06 [湿生花園] → 14:26 [石垣休憩所] → 14:33 [新池展望広場] → [展望台] → 15:24 [森の工作館] → 15:42 (蟹ヶ坂ハイキングコース) → [四条畷神社] → 16:45 [四條畷駅]
◆所要時間:9時間14分
<冬イチゴとツリークライミング>
「今日は、枚岡神社までは歩きたいよな」と思いつつ、私市駅をスタートするが、“堂尾池”を出る時には、目的地を石切駅へと変更し、
風光明媚な“むろいけ園地”を楽しむ内に、下山地点をJR・四条畷駅へと再度変更することとなった。
それは、大好きなこの“むろいけ園地”で、もしかすれば何か目新しいものに出合えるかも知れないという期待感が、我が脳裏に生じたからで、
結果として2時間に亘り、“むろいけ園地”を散策することとなった。
そしてだ、その期待通りに、“フユイチゴ”と“ツリークライミング”という、二つの事象に出合えたのだ。
15時が廻り、陽が落ちるまでに下山しなければならないと思い、その前にもう一度“森の工作館”に寄ってからと、其処へ向かって歩くときに、
林中前に腰を下げて、何かを懸命に探しているという様子の、二人の男女の姿が眼に留まり、「何を探しておられるのですか?」とお尋ねすると、
「これです」と言って、手に持っておられた赤い果実を見せてくださった。
それが“フユイチゴ”で、「食べてみられます?」と言われるので、一粒頂戴する。
仄かな甘味が口中に拡がり、「これをどのようにして食するのですか?」と尋ねると、「ジャムなどにして」との回答があった。
黄花の“ヘビイチゴ”しか知らない僕にとって“フユイチゴ”は、初めての出合いで、また、“フユイチゴ”そのものの存在すら知らなかったゆえ、
帰宅して、植物図鑑を紐解くがやはりその記載が無い。今度はスマホのGoogleで検索するとその姿が現れ、“フユイチゴ”はほんまに存在するんやと、改めて感激することとなった。
もう一つの初めての出合となった“ツリークライミング”には、“フユイチゴ”に出合う10分程前に出合っている。
ちょっとした広場にやって来ると、大きな樹木の上部より、20本近いロープがぶら下がっていて、
二人の方がハーネスを外しつつあるところで、実演が丁度終了し、もう御開きという様子であった。
樹木上にはハンモックも見られ、今日の催しは一般の人を対象として、ツリークライミングの体験会を行っていたようなのだが、詳しいことは分からない。
過去、“むろいけ園地”を隅々まで散策したわけではなく、知らない所もまだまだあるのだろうが、
僕がもっともよく歩いた道は、今はもう無い“瓢箪橋”を渡って“むろいけ園地”に入り、直ぐに現れる木道を歩き、“湿生花園”をゆっくりと心行くまで楽しむ。
その後は“生駒縦走歩道”を進み、中堤を通って生駒山へと向かう道なのだが、
その途中にある、人があまりやって来ない清閑な、しかも数匹の猫がいる“新池展望広場”を何時しか見つけ、ここでお昼ご飯にすることが多くなった。
そして今日は、その左上にある“石垣休憩所”に初めて上った。其処から見る景観は、華やかな紅葉が拡がっていた。
ところで、今日は、紅葉の秋を楽しもうという公の催しを、二か所で見掛けた。
一つ目のそれは、“ほしだ園地”で行われていたウォークラリーだ。
案内板に、“交野みどりネット”と書かれていて、大勢の方々が参加しておられるという様子であった。
僕は、“星のブランコ”上から見る秋の森林の景観を楽しみたいと思い、“星のブランコ”の門扉が開く時刻になるよう時間調整をしてやって来た。
“星のブランコ”を渡るのは、さて何年振りだろうか。
人で賑わう“やまびこ広場”より“まつかぜの路”に入ると、極端に人が減るのだが、
“飯盛霊園・境界鞍部”にやって来ると、飯盛霊園側から上って来られる人が俄かに増え始めた。
その方々は、大人ばかりでなく、小さな子供達も大勢混じっていたので、「何でだろう?」と思いつつ“飯盛霊園”に入り、ほんの少し歩くと、
左手のちょっとした高台に、車が多く止まっていて、出入口に一人の方が立っておられ、その際に、“府民の森・ほしだ園地 仮設無料駐車場”という札が立っていて、納得することとなった。
次に見掛けたのは堂尾池の上手で、30人余りの参加者(中高年)が集うハイキングであった。
それは、四條畷の行政が関係しているイベントのようで、同じ黄色の上着を羽織っておられる方が数人おられた。
今日の山中は、陽溜りでのんびりと過ごす人や、ハイカーやトレイルランナー、そして開催されているイベント参加者などと、秋を楽しまんという人々で溢れていた。




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我が街中歩(椎の実を料理する)

2023年03月05日 | 山野歩
2022年11月14日(月)
『我が街中歩』
<椎の実を料理する>
昨朝の我が街中歩は、5時48分のスタート。スマホの寝屋川市の気温は「15度」、湿度は「79%」と表示。
“友呂岐神社本殿”にお参りし、その横に祀られている“正一位・成願稲荷大明神”にも詣で、“成田山不動尊”の“奥の院(閉)”にお参りし、
続いて“お滝”、“胎蔵界大日如来”、“賓頭盧尊者”、そして“本堂”にもお参りして、“成田山不動尊”を後にしていつもの道を行く。
三井が丘を抜け、伊之内橋を渡り、打上川治水緑地には東方より入る。
先ずは内周路を、続いてが外周路も一周歩き、東方より治水緑地を離れる。
ハリエンジュの道、十月桜の道、寝屋川左岸の道(寒緋桜の道)を歩き、上観音橋を渡る。
寝屋川右岸の道より国松町の昔道を通り帰路に就く。今朝の街中歩は14,369歩を数えた。
昨朝、打上川治水緑地の外周路南側にあるシイノキ下で椎の実を3個拾ったのだが、
先月の19日より拾い始めた椎の実が、今朝の3個を含めて34個になった。
また、夜明けが遅くなってきたことにより、僕の眼では椎の実を見つけ辛くなったこともあり、椎の実拾いは、今朝で最後にしようと思った。
帰宅して水に浸けると沈んだのは17個で、後の17個は浮いてしまう。浮いたのには虫が入っているとのことゆえ、17個のみを調理することにした。
ほぼ1ヶ月前に、椎の実を拾っておられた年配の女性が語っておられた、
「私は田舎者」「水に浸けて浮いたのには虫が入っている」「炒って食べる」「美味しいですよ」という言葉を思い出しつつ、
どのくらいまで炒ったら良いのかが分からないよなと思いつつ、もしかすればとパソコン中を覗くと、その食べ方が出て来た。
その中に、「封筒に入れて、レンジ(600W)で2分」との具体的な記載があり、
今日になって、それを採用し実行したのだが、硬くて食べられる状態ではなかった。残念!!
ただレンジが600Wとあったのだが、我が家のレンジは1,000Wゆえ、その差異が大きかったのかも知れない。
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生駒山縦走路(京阪・私市駅~ほしだ園地~むろいけ園地~生駒山山中~近鉄・石切駅)

2023年02月23日 | 山野歩
2022年10月30日(日)
『山野歩』
<生駒山縦走路>
<京阪・私市駅~ほしだ園地~むろいけ園地~生駒山山中~近鉄・石切駅>
[コースタイム]
[京阪・私市駅] 7:12 →[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→ 8:16 [ピトンの
小屋] 8:30 →(さえずりの路)→(つつじの小路)→ 9:00 [展望デッキ] 9:15 → [やまびこ広場]→(せせらぎ路)→ 10:06 [飯盛霊園・境界鞍部]→ [飯盛霊園内] 10:35 → 10:53 [ビオトープ田原の里山・車止め] → 11:27 [堂尾池] 12:10 → 12:36 [むろいけ園地入口]→[湿生花園]→ [むろいけ園地出口] 13:16 → 13:51 [阪奈道路]→ (産業廃棄物処理場&農地) → 14:19 [農地終了地点]→(カントリークラブ横)→ 14:36 [龍王神・祠]→ 14:53 [灯篭ゲート広場]→ 15:17 [くさか園地生駒縦走歩道分岐地点] → 15:30 [くさか園地バイオトイレ] → 15:55 [辻子谷ハイキングコース北出合] → 17:11 [近鉄・石切駅]
◆所要時間:9時間59分
<アカタテハをカメラに収める>
私市駅で、スマホをザック中に仕舞い込む前に天気アプリを見ると、気温は「9度」、湿度「84%」とのことであったが、
“星の里いわふね”にやって来たとき、磐船街道入口に設置してある電光掲示板の気温表示には「8度」とあった。
しかしそれより暫くして、ヤッケを脱ぎ、次にフリースも脱いで、ザック中に仕舞い込み、
休憩時や日陰になっている処で、時折長袖シャツを羽織った以外は、石切駅に到着するまでの殆どを、Tシャツ1枚で過ごすこととなった。
ところで今日は、降雨の心配がないということであったのだが、カッパも含めて、7月下旬の白山山行時と、ほぼ同じ物をザック中に入れてやって来た。
ポカリスエット500mlも3本持って来たのだが、結果として、脚にこむら返りが生じなかったこともあり、飲んだのは僅かに300ml程のみとなった。
枚岡駅下山を目標に、ゆっくりではあったが懸命に歩き続けた。我が脚腰は、白山山行時のような状態に陥ることはなかったのだが、
生駒山中に入った頃より脚腰がきつくなり、時刻も鑑みて、目標を枚岡より石切駅へと変更する。
それは“辻子谷ハイキングコース北出合”より“石切駅”へと下山する時に如実に感じることとなり、
日々の朝歩きでは決して感じることがない、脚と腰が一体化していないのを実感しつつ下り続けた。
また、トレイルランの靴にもかかわらず、左足の外反母趾が痛むのにも閉口することとなった。
堂尾池に辿り着き、池辺を休憩場所へと進むとき、後ろから来た人が僕を追い抜く。
そして、後ろからその人の足元を見ると、靴ではなくサンダル履きゆえ、思わず声を掛けることとなった。
その方は40歳代の男性で、「昨晩、くろんど池でキャンプをして、今朝やって来た」「生駒山頂でお昼にするつもり」
「自宅が枚岡ゆえ、其処まで走る」「これはルナサンダルではなく、僕が作ったもの」「紐はパラシュートで使われているもの」
「ネットで、マイサンダルで検索すると作り方が出て来る」「ルナサンダルは高い、これは3,000円くらいで作れる」などと仰った。
僕よりも背が高くてしっかりとした体付きの、彼の背中にはかなりの荷物があった。
“ほしだ園地”の“やまびこ広場”から“まつかぜの路”へ入ろうとすると、
「スズメバチの巣 駆除中です ハンバーガーストーンまで行けますが その先は通行止めです」との看板が目に留まる。
仕方なく、“やまびこ広場”より南へとちょっと下り、“せせらぎ路”を上り“飯盛霊園”へと向かったのだが、
その看板のお蔭で、ほんとうに久し振りに“せせらぎ路”を愉しむことになった。
ところで今朝、NHKラジオ深夜便で、“ナギナタコウジュ”が今日の誕生日の花として紹介されたのだが、
生駒山中の管理道を疲れ切って歩くときに、もう其処が“辻子谷ハイキングコース北出合”だという処で、その“ナギナタコウジュ”が現れたのだ。
この生駒山縦走路を過去に何十回となく歩いているのだが、“ナギナタコウジュ”をこの縦走路で見たのは今日が初めてで、今朝のNHK深夜便との偶然に嬉しくなってしまった。
また、それ以上に嬉しかったのは、“アカタテハ”に出合い、カメラに収めたことであった。
それは“むろいけ園地”の“湿生花園”の木道上を歩く時で、キセルアザミに止まっている姿が目に留まった時には、歓喜の心根でカメラを構えたのだが、
翅をゆっくりと開閉するので、翅が開いた状態の姿を上手くカメラに収めることがなかなか叶わないゆえ、8度もシャッターを切ることとなった。
“アカタテハ”以外の目に留まった蝶は、“イシガケチョウ”と“キチョウ”の2種で、“アカタテハ”をカメラに収めたのは本当に久し振りであった。
今日も様々な植物に出合い楽しませて貰った。その中で、Googleで検索することにより名称を知り得た植物は、
“ヒメノウゼンカズラ”“ブンタンの果実”“イヌホオズキ”“ノササゲの果実”“アラカシの果実”“ノジギク”の7種で、
判然としなかったのは、生駒山縦走路で見掛けた“ヤマシロギク”と思われるキク科の白花と、堂尾池へと続く森中の道で出合った“セイヨウアザミ”だ。



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生駒山縦走路(京阪・私市駅~ほしだ園地~むろいけ園地~JR・四條畷駅)

2023年02月19日 | 山野歩
2022年10月16日(日)
『山野歩』
<生駒山縦走路>
<京阪・私市駅~ほしだ園地~むろいけ園地~JR・四條畷駅>
[コースタイム]
[京阪・私市駅] 9:40 → [星の里いわふね] → (かわぞいの路) → 10:51 [ピトンの小屋]11:20 → (さえずりの路) → (つつじの小路) → 11:57 [展望デッキ] 12:50 → [やまびこ広場] → (まつかぜの路) → [飯盛霊園・境界鞍部] → [飯盛霊園内] 14:06 → 14:25 [ビオトープ田原の里山・車止め] → 12:07 [堂尾池] 14:56 → [むろいけ園地・ひょうたん池] → [湿生花園] → 4:23 (蟹ヶ坂ハイキングコース) → 17:37 [JR四条畷駅]
◆所要時間:7時間57分
<腰痛に見舞われるかも知れないという不安感を懐きながら>
白山山行以降の初めての山歩きであった。
我が街中歩と違って、幾分起伏のあるコースゆえ、脚腰に負荷が掛かり、
白山で生じたような、酷い腰痛に見舞われるかも知れないという不安感を懐きながらのスタートであったが、
最後まで腰に痛みが生じることはなく、計画通り、“ほしだ園地”と“むろいけ園地”経由で、目的地である四條畷駅に辿り着くが、
脚腰に負担が掛からないようにと終始ゆっくりと歩いたので、駅に着いたのは、日没後の時刻となった。
“さえずりの路”より“つつじの小路”へと懸命に上るとき、顔面より汗が滴り落ちる。
やっとのことで辿り着いた展望デッキで1時間近く休憩を取り、疲れを癒しつつお昼にする。
その間、展望デッキは入れ替わり立ち替わり、大勢の人々がやって来て賑わった。
スマホを見ると、交野市の気温が27度との表示であった。
今日は降雨0%ゆえ、背中の荷物を少しでも軽くしたいと思い、カッパは持って来なかったが、
こむら返りが生じたときに芍薬甘草湯を服用するときに必要とする、ポカリスエット500mを3本と、
寒ければと思い持って来たフリースがザック中にはあったのだが、
帰宅するまで着用することはなく、Tシャツ1枚で十分であった。幸いこむら返りが生じることはなかった。
ただ、左足の外反母趾が痛むのには悩まされた。
もう何年も前より登山靴を履くことはなく、トレイルランニング用の靴を履いているにもかかわらず、
今日は時間の経過の中で、漸次痛みが増すのであった。
そんななか、展望デッキでたっぷりと休んだ後は、四条畷駅までまったく休むことなく、至極ゆっくりではあったが歩き続けた。
“かわぞいの路”を行くとき、ほんの少しの間、抜きつ抜かれつとなった中高年の男女の二人連れがおられた。
男性が其処彼処で執拗に林中を覗き込まれるので、何を探しておられるのかと問うと、蔓性植物の“アケビ”とのこと。
スマホで“アケビ”の姿を確認して、それ以降、ピトンの小屋まで、僕も林中を注視しながら歩いたのだが、見付からなかった。
見知らぬ人との会話中には、中でも年配の方の言葉中には、僕にとって、時として有益な情報が含まれるときがある。
次に言葉を交わしたのは“まつかぜの路”を歩くときで、これまた男女の二人連れであったのだが、話す中でご夫婦であることが判る。
ご主人さんは僕よりも少し背が高く、大柄な人であった。
「体重は80㎏」「最近、膀胱癌の手術をした」「一時痩せたが直ぐに戻ってしまった」
「膀胱癌はタバコが原因の場合が最も多いと医者に言われた」「膝が痛い」
「住いは生駒」「飯盛霊園に車を置いている」等と話された。僕は腰痛の話をした。
飯盛霊園との境界鞍部地点にやって来たときに、看板に注意との文字が記されている右手へと入って行く道を指差し、
「ヤマップを利用して歩いている」「ここを入って行くと、ちょっと尖がった4ツのピークがあって向うの方へ降りられる」と仰り、
スマホのヤマップの地図を見せてくださり、「注意やから、入ったらあかんとは書いてない」等と話された。飯盛霊園に入った処で別れる。
その後、四条畷駅到着まで人と言葉を交わすことは無く、
中でも“ビオトープ田原の里山・車止め”を越えてからは、“むろいけ園地”の“ひょうたん池”で釣りに興じる数人の人を見るまでの1時間は、
まったく人を見掛ける事さえ無かったし、暗くなり始めた“蟹ヶ坂ハイキングコース”を下った半時間程の間もまったく人を見掛けることはなかった。
今日、もっとも記憶に残っている植物は、“ツチアケビ”の果実だ。それは、“アケビ”を探しながら“かわぞいの路”を歩いているときに、その異様な姿が眼に留まった。
名札が立っていて、それにはアケビという文字が記されているのだが、“アケビ”とはまったく違う容子をしていた。
帰宅してパソコン中を覗くと、今年の年5月4日に、“かわぞいの路”を歩くときに、蕾状態の“ツチアケビ”の姿をカメラに収めていた。
その他、“チヂミザサ”始め、18種の植物を撮影する。
その中で、Googleを利用することにより花名が判明したのが、“コウヤボウキ”“ヤマハギ”“コヨメナ”“カンナ”“ニューギニアインパチェンス”“ハナトラノオ”の6種であった。
また眼に留まった蝶は数頭の“キチョウ”と1頭の“ツマグロヒョウモン”であったが、いずれもカメラに収めることは叶わなかった。
“ピトンの広場”では、“ほしだカップ2022”と銘打った大阪府山岳連盟主催のクライミング大会が行われていて、
果敢に完登する一人の女性クライマーの姿を眼に収めてから、その場を離れる。見出し画像はその大会の写真です。
ところで、NHKラジオ深夜便で今朝、今日の誕生日の花として紹介され、花言葉が「清楚」だとの案内があった[ヒヨドリバナ]には、
一度目は“かわぞいの路”で、二度目は“むろいけ園地”の二か所で見掛けることとなった。



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白山山行(白山室堂~観光新道~別当出合)

2023年01月21日 | 山野歩
2022年07月27日(水)
『白山山行』
<最終日>
<白山室堂~観光新道~別当出合>
[コースタイム]
[白山室堂] 6:00 → 6:41 [分岐] → 6:54 [黒ボコ岩] → (観光新道) → 10:14 [殿ヶ池避難小屋] 10:40 → 16:18 [別当坂分岐] → 23:47 [別当出合休憩舎] → [別当出合駐車場]
◆所要時間:18時間18分
<別当坂で10回以上転倒する>
今日の本来の計画では、朝6時にスタートして、先ずは御前峰に上り、その後池巡りを楽しみ、10時前には白山室堂に戻り、
それより下山し、別当出合到着14時45分の計画だったのですが、昨日の僕の足腰の最悪の状況を鑑み、今朝は、御前峰には向かわず、
朝から下山しようと決めていて、白山室堂を6時00分に出発して、別当出合へと歩みを進めました。
白山室堂より黒ボコ岩への、標準所要時間は冊子に20分と記されているのですが、僕の計画では所要時間を30分と算出していました。
ところが、それに54分も費やしてしまい、黒ボコ岩を目の当たりにしたときには、やっとのことで着いたよなという印象でした。その間、まったく写真は撮っていません。
その後も、観光新道を懸命に歩くと、黒ボコ岩より1時間ほど下った処の、風光明媚な草原の下り道を進むときに、お花畑が現れたのです。
それは、殿ヶ池避難小屋までの暫くの間続いたのです。それは正に、僕にとっては歓喜の景観でした。
屈めない我が身体と、カメラが使えず、スマホでしか写真が撮れないことを残念に思いながら、先ずスマホに収めた花は“イワギキョウ”で、次は“マツムシソウ”。
そして9時56分に撮影した“ハクサンタイゲキ”と思われる花まで、合計17種の植物をスマホに収めたのでした。
昭文社の冊子による、黒ボコ岩より殿ヶ池避難小屋への下りは50分、そして僕の計画では、その1.5倍で算出した、1時間15分だったのですが、それに3時間20分も費やしてしまったのでした。
疲れ切ってしまった僕は、殿ヶ池避難小屋下の備え付けの腰掛に坐り、しっかりと休まざるを得ませんでした。
しっかりと休憩を取っても、我が脚腰の状態はまったく改善する様子がなく、今迄通りトレッキングポールに頼って歩き続けました。
それでも、花が眼に留まると、スマホに収めました。11時04分に“ツマトリソウ”、次は“サンカヨウの果実”、
そして“ノリウツギ”等、5種の植物を撮影し、13時47分にスマホに収めた“クガイソウ”が、今回の山行における最後の写真となったのです。
どの辺りだったのかは分からないのですが、至極見晴らしの良い処で、下方より上って来られた一人の男性と暫くの間、立ち話をしたのです。
その方は、地元の方で、運動がてら白山にはよく上って来られるそうで、僕よりも2ツ年配のその方は、山に行きたいので個人タクシーの運転手をしている、
もう少し上ったら下山すると仰り、僕の疲労困憊の様子を見たからだろうと思うのですが、別当坂分岐より500㍍くらいの間、危ない処が続くので、
注意して下りるようにという言葉を残して上って行かれ、暫くすると今度は、懸命に歩いている僕を追い抜き、駆けるように下山して行かれたのでした。
その後何時しか雷鳴が轟き、雨が降り始めたのです。それはまだ、明るい時刻でした。
丁度そのときに運よく岩棚が現れ、その下に潜り込んで、腰を下ろし辛い姿勢で、ザックカバーやカッパ(足腰が痛いので、ズボンは穿かず、上半身のみ)などの雨具の準備を済ませたので、
余り濡れずに済みましたが、我が家に置いてきた山行計画書に、別当出合(下山)に、14時45分到着と記しているゆえ、
余りにも遅くなれば、上さんが心配するに違いないと思い、雷が鳴っている中、歩き始めました。暫く頑張ると樹林中を進むようになり、安堵したのを覚えています。
別当坂分岐に辿り着いたときには、まだ明るかったのですが、直ぐにヘッドランプが必要になったように思います。
入山時に提出した山行計画書や、我が家に置いてきた山行計画書には、別当坂分岐より別当出合への所要時間を1時間30分と記していたのですが、
その間を僕は、7時間29分も掛かって下ったのです。どのように表現すればよいのか分からないのですが、両手で握っているトレッキングポールでは我が足腰を支えきれないのです。
しかも、石や岩が雨で濡れていて滑り易いゆえ、ちょっとした岩の続く所では、転倒が怖いので、後ろ向きになってゆっくりと足を運ぶのですが、
それでも滑り落ちてしまったり、転倒してしまったりということの連続でした。この別当坂では10回以上転倒したように思います。
両手に握っているトレッキングポールでは、我が足腰を支えきれないので、転倒するかも知れない、危ないと思ったら、我が身体の方が自然と倒れてゆくのです。
それで、酷い転倒が無く、またザックがクッションの役目をしてくれて、怪我が無かったのかも知れませんが、ズボンは破れ、トレッキングポールを1本折ってしまいました。
別当坂で悪戦苦闘するときに、ザック中のスマホが鳴る。一度目と二度目は無視したのですが、三度目の時は、上さんからに違いない、心配しているに違いないと思い、
ザックを下ろし、中からスマホを取り出し電話をする。現況を話し、登山口に着いたら電話をすると言って電話を切る。暫くするとまた電話が鳴る。
ザックを下ろしスマホを取り出すと娘からであり、「どこがしんどいの?」「道は間違ってないの?」と問うので、「腰が痛いだけ」「道は間違ってない」と答える。
別当坂と思われる箇所が過ぎ、なだらかな道に入ったときには、これで転倒することはないだろうとホットする。
それでもヘッドランプで足下を照らし、足元のみを注視して懸命に前進すると、左手前方に赤や青の灯が時折見えるようになる。
一刻でも早く上さんを安心させなければならないと思い、上さんに電話を入れて、「灯はだいぶん向うだけど、登山口の別当出合みたいや」と、その旨を伝える。
それより暫くして鳥居が現れ、時計を見ると23時47分であった。休憩することなく駐車場へと向かう。車まで更に30分くらい掛かったのではないだろうか。



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白山山行(南竜山荘より白山室堂へ)

2023年01月18日 | 山野歩
2022年07月26日(火)
『白山山行』
<三日目>
<南竜山荘より白山室堂へ>
[コースタイム]
[南竜山荘] 7:15 → 7:46 [エコーライン分岐] → (エコーライン) → 11:08 [分岐] 11:32 → 12:30 [白山室堂]
◆所要時間:5時間15分
<昨日同様、自然観察会を愉しむ>
計画通り、エコーラインより白山室堂を目指す。
計画では、7時00分に南竜山荘をスタートして、白山室堂着9時30分で、目標予定の所要時間は2時間30分であったのだが、
なんとその工程を5時間15分も要してしまい、ほぼ2倍の所要時間となった。
南竜山荘で、身体を真っ直ぐに伸ばしゆっくり休んだなら、
足腰の痛みは改善するに違いないと思っていたのだが、それは期待外れとなってしまった。
朝、南竜山荘を離れるや否や、トレッキングポール無しでは、我が足腰では身体を支え切れないという現実を理解する。
今回の山行の目的の一つは、花を愛でること。そしてもう一つは、御前峰に到達することにあった。
しかし御前峰を極めるためには、先ずは白山室堂まで登らねばならなければならない訳ゆえ、懸命に前進する。
勿論のこと花の写真を撮りながらであります。
今朝、一番目にカメラに収めた花は“ハクサンチドリ”で、その後も“ナナカマド”など、
歩くのにも苦労する足腰で、写真を撮り続けたのですが、不測の事態が生じたのであります。
それは、9時48分に“ミヤマワレモコウ(?)”をカメラに収めたのを最後に、カメラのバッテリーが無くなってしまったことでありました。
自宅を出る前夜にしっかりと充電したゆえ、それは信じられないことではありましたが、仕方がないよなと思いつつ、
暫く時間が経過する中で、スマホで写真が撮れるということに気付いたのであります。
ザックよりスマホを取り出し、目の前の“ミヤマダイモンジソウ”に対峙してスマホを構えるのですが、大きく写すことが出来ません。
今迄、写真を撮るのはカメラばかりで、スマホで撮ることがまったくなかった僕は、
屈むことなく立った儘の姿勢で、どうやったら拡大して花の写真を撮ることが出来るんやろうと思考している時に、
丁度前方から来られた女性にその旨を伝え、教えてもらいました。
腰を下ろせない僕は、それ以降、立った儘の姿勢でスマホで写真を撮り続けたのですが、
カメラの場合と比してその枚数はかなり減ってしまいました。
花の写真は、一つの花に対して花弁の部分、次は葉っぱの部分、そして最後は全体をカメラに収めるのが常であり、
少なくても、一つの花を対象として、3枚の写真を撮るのが常でしたから、
今朝、南竜山荘を出てから、バッテリーが無くなるまでに、カメラのシャッターを75回も切っていたのですが、
スマホになってから、12時30分に白山室堂に着くまでにスマホのボタンを押したのは僅かに13回でした。
エコーライン分岐地点より南竜道を離れると、暫く辛い上り道が続きましたが、
登りきると、僕の足腰には負担が少ない平坦な木道が現れたのであります。
しかしそれは束の間のことで、観光新道との分岐道標より白山室堂へは、一段ときつい上り道が待っていました。
懸命に上り、前方に山小屋の屋根らしき物が見えたときには、やっと着いたという安堵感が心中に溢れたのを覚えています。
白山室堂ビジターセンター内の椅子に坐り、行動食を頬張り、ポカリスエットを飲み、かなりの時間を費やしたように思います。
その間、小屋の受付も済ませ、夕飯は17時からとのことゆえ、それまでに御前峰を極めようと思い立ち、白山奥宮神社を空荷で14時にスタートする。
案内によると、白山室堂から山頂へは40分、下降は30分とのことゆえ、3時間あれば歩けるかも知れない。
もし駄目なら、夕食の時刻に間に合うように引き返せばよいと考え上り始めたのですが、
結果として、15時10分で上るのを諦め、白山室堂着15時35分でした。
その山頂へと続く道では、群生する“クルマユリ”が眼に留まったのを覚えています。
疲れ切ってビジターセンター内の椅子に坐っていると、16時より自然観察会があるとのアナウンスがあり、
時間は40分とのことゆえ参加する。集合場所の白山神社前に行くと、女性と男性の二人の先生がおられ、
参加者は、僕以外に二人の中高年女性2人の計3人で、ゆったりとした雰囲気の中での自然観察会ではあったのですが、
僕の心身は、限界に近づいていたのかも知れません。花の写真は勿論のこと、メモさえ取ることが出来なかったのであります。
ところで、この自然観察会の女先生の自己紹介の中に、「今日が私の誕生日で還暦を迎える」
「横に居る男性の誕生日がなんでだか、私と一緒なんです」というのがあった。
また、僕が「有給休暇を利用して、自然観察会の先生をしておられるのでしょうか?」とお聞きしたことにより、
「昨日の南竜山荘における自然観察会の指導員が勤務する会社には、有給休暇として別途ボランティア有給休暇という制度があるのだが、
私が勤務する会社にはそれが無くて、普通の有給休暇を利用して、ボランティアで自然観察会の指導員を担っている」等と、ユーモアたっぷりに話された。
夕飯時、食堂にやって来て、列に並んでオカズ等を頂戴するときの、立っている姿勢はまだ何とかなるのですが、
腰掛に坐ろうとすると、腰が痛くて自由自在に上手く足腰を動かせなくて、坐るのにも苦労する始末でした。
その後宿泊棟に入り、靴を脱ごうとする時も、脚を曲げることが出来ず、しかも腰も痛いので、靴を脱ぐのにそれなりの時間を要してしまいました。
立ち上がることが出来ない狭い部屋のスペースでは、身体を動かすのにも苦労することとなり、
荷物を整理するときや、備え付けの布団等を敷くときにも難儀し、我が身体を情けなく思うばかりでした。








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