山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ほしだ園地~むろいけ園地~生駒山頂(労りの言葉)

2015年06月07日 | 山野歩
2015年5月10日(日) 
『山野歩』
<ほしだ園地~むろいけ園地~生駒山頂>
[コースタイム]
[京阪・私市駅]11:30→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→12:06[ピトンの小屋]→(さえずりの路)→12:27[やまびこ広場]12:35→(まつかぜの路) →13:05[飯盛霊園・境界鞍部]→13:12[飯盛霊園内]13:47→[戎バス亭]→14:05[ビオトープ田原の里山・車止め]→14:20[堂尾池]14:27→14:42[むろいけ園地入口]→(湿生花園) →15:18[阪奈道路]→(産業廃棄物処理場)→(カントリークラブ横)→16:35[辻子谷ハイキングコース北出合]→16:56[生駒山頂遊園地]17:10→(辻子谷ハイキングコース)→17:38[興法寺(鷲(しゅう)山(せん)寺]→(辻子谷ハイキングコース)→18:32[近鉄・石切駅]
◆所要時間:7時間02分
<労りの言葉>
自宅に居た9時頃、我が家南向き窓際にある温度計は「24.3度」を示していた。何となく肌寒いが快晴で雨が降る気配は皆無であった。それゆえ山野を歩いても雨の心配も無く、然程暑くないのではないかと期待し、しっかりと歩くことを目的に私市にやって来た。
「まつかぜの路」を行くとき、トレイルランに興じる7~8人のグループに抜かれる。道を開けると、「すみません」と言って走り去った。その後も、生駒山頂に至るまでの間に、幾組ものランナーに出合うこととなったのだが、「堂尾池」への道で出合ったカップルのランナーは僕の問いに「枚岡まで行くつもりです」と答えた。最近気付いたのだが、私市駅前にトレイルラン用具店がオープンしていて、そこには喫茶コーナーが併設されていたように思う。
「さえずりの路」を懸命に上がるとき、上から来られた方が待って下さるので、急いで上ろうとすると「ゆっくりでいいですよ」と仰った。それから直ぐのとき、下りて来られた女性が、息を切らせて喘ぎ上る僕の姿を見て「御苦労さま」と仰ったのだが、さて、その「御苦労さま」という言葉には、如何なる意味合いが含まれていたのだろうか。併しだ、何れにしてもこれら二つの言葉は、老人に対する労りのそれであったに違いなく、年老いた自身の姿を脳裏に描くこととなった。
先週は、生駒山まで歩き切る自信がなく、「むろいけ園地」より「四条畷駅」へと下山してしまったので、今日は是非「生駒山頂」に行きたいと念じていた。疲れたならケーブルで生駒駅に下山すればよいと思っていたが結果的には、「辻子谷ハイキングコース」を、ポールを利用して至極ゆっくりと石切駅へと下降した。その下山路の静寂な針葉樹林中に興法寺(鷲山寺)という立派な真言宗の寺がひっそりと建っていた。その直下に「三昧尾十三重石塔」があり、それらも含めて、赤い袈裟を付けた多くの地蔵様が疲労困憊の態で急坂を下る僕を見送ってくれた。
さて、今日の山行で出合った花の中で、「むろいけ園地」内の「湿性花園」に開花していた紫の「カキツバタ」の並びにあった白花もやはり「カキツバタ」なのだろうか。また、今まで「ヒメジョオン」と理解していた白花が「ハルジオン」かも知れないと思ったのだが、その理由は、「御免なさい」と言って1本ちぎり茎を折ってみると茎が中空であったことによる。出合った昆虫は、ルリタテハ、コミスジ、アオスジアゲハ、キチョウなどの蝶や、シオカラトンボやイトトンボであった。
コメント
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