山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

南葛城山・野谷の峰(テンナンショウに心躍る)

2017年07月06日 | 山野歩
2017年5月20日(土)
『南葛城山』
<野谷の峰>
[コースタイム]
[紀見峠駅]8:11→8:48[越ヶ滝分岐]→9:29[三合目]9:35→9:49[根古峰]→10:12[南葛城山への分岐]→11:38[一本杉]12:04→12:10[南葛城山]→12:30[桃の木ダオ]→12:49[野谷の峰]→13:45[野谷の峰]→14:05[桃の木ダオ?]→14:42[桃の木ダオ?]→15:27[桃の木ダオ]→15:51[一本杉]16:00→16:55[千石谷]→17:55[滝畑]
<テンナンショウに心躍る>
[南葛城山]から一つ目の分岐を過ぎ暫く進んでから、もしかすればさっきの分岐が、[野谷の峰]への分岐だったのかも知れないと思い引き返す。しっかりとした踏み跡を入って行くと案の定[野谷の峰]に到着した。
[野谷の峰]よりテープを頼りに蔵王峠を目指して前進するが、テープが無くなり道が不明瞭となる。引き返したり前進したりと何度か繰り返したが、テープを見つけることが出来ず踏み跡も判然とせず、諦めて[野谷の峰]へと引き返し間違いなく[野谷の峰]まで戻ったのだが、これから以降がたいへんだった。後後になって何処で道を間違ったのだろうと考えるが分からない。そもそも「昭文社」の地図にある[桃の木ダオ]という表示は現地には無かった、その[桃の木ダオ]の分岐を4度通ったつもりであったが、どうもその内2度は違う分岐であったようだ。急勾配の判然としない踏み跡を下ったり登り返したり、明瞭な道を下って行くが、[南葛城山]とは方角が違うということに気付き引き返したり、何処をどんな風に歩いたのか分からない。方向を定め漸く[一本杉]に辿り着き一休みして[千石谷]へと下降する。
[千石谷]への下りの後半でトレッキングポールを使用する。痙攣が生じていた脚が更に酷い状態に陥ったため急下降の道を踏ん張って下りることが出来なくなったからだ。ポールに身体を預けゆっくりと下山し[千石谷]に着いたときには、「やっとのことで辿り着いた」という安堵の気持が我が心中に溢れる。併しだ、その僅かな幅の流れを徒渉するときに一苦労する。痙攣が生じている我が脚では石から石へと上手く跳べなかったのだ。
ダイヤモンドトレールから離れ[南葛城山]へと向かう樹林に包まれた平坦な道を行くときに、詳細な名称は分からないが、「マムシグサ」というか、「テンナンショウ」に出合う。道の縁を見ていて気付いたのだが、久し振りの出合いであった。それは心躍るほどの出合で、その後も何度か見かけることなった。
サカハチチョウが眼前でゆったりと翅を拡げてくれた。コミスジは、いつもの特徴ある翔び方で、クロアゲハとアオスジアゲハは慌ただしく飛翔し消え去る。突然出現し瞬時に失せた少し青味がかった色彩の黒蝶は間違いなくカラスアゲハだろう。それは僕の視線を誘導した。

サカハチチョウ
コメント
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