山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

京都北山・葛川学校前~八丁平~峰床山~葛川学校前

2018年10月25日 | 山野歩
2018年10月21日(日)
『京都・北山』
<葛川学校前~八丁平~峰床山~葛川学校前>
[コースタイム]
[葛川学校前バス停]8:50→9:33[二股]→11:08[中村乗越]→11:18[八丁平]11:50→(クラガリ谷)→12:15[峰床山]12:30→[展望ベンチ]→14:29[八丁平]14:33→14:42[中村乗越]→15:42[二股]→16:29[葛川学校前バス停]
<季節を変えてもう一度やって来よう>
八丁平へやって来るのは6月17日以来で2度目であった。
あの時は、江賀谷の二股の道標と右股を見落とし暫くの間、江賀谷の左股を進んだことにより一時間のロスタイムが生じ、
時間切れで峰床山へも行けなかったし、八丁平の散策もあまり楽しめなかった。
それゆえ今日は、峰床山に上ることと八丁平湿原をぐるりと一周廻るという二つのことに目的があった。
朝、葛川学校前バス停で下車したのは僕以外にもう一人おられた。
僕と同年代のその方(伊藤さん)とは、中村乗越から下った処にある八丁平の看板前まで御一緒した。
僕はその看板前のベンチで大休止にしたのだが、
峰床山へ登りオグロ谷経由で梅ノ木へ行くという伊藤さんは、その儘、峰床山へと向かった。
八丁平の看板(地図)を見て、峰床山へはクラガリ谷を通る道を選択し進むと、伊藤さんが上手より下りて来られた。
そして何ゆえ引き返して来たのかを説明してくださった。
伊藤さんがおっしゃった如く、勾配がきつくなり始めた処にテープが2~3本あったのだが、その辺りより道が判然としなくなる。
しかし上方には道が間違いなくある筈ゆえ、踏み跡のない急勾配を懸命に上ると、
展望台より峰床山へと続くとみられるしっかりとした道に飛び出した。
その飛び出した処に立っていた道際の一本の樹木に枯れ枝を立てかけ目印にした。写真も撮った。

それは、飛び出した処に何も目印になるものがなかったからだ。
クラガリ谷経由で八丁平へ下降する時の為にその進入路が分かるように目印を作ったのだが、
結果的にはこれより下ることなく展望台へと回って八丁平へ下ることにする。
新しい何かに出合えるかも知れないと考えたからだが、
展望台が過ぎて暫くすると、夥しい倒木が現れ、しかも連続して現れ、判然としない道が続き、
「オグロ谷へと下った方がよかったのかも知れない」と後悔しつつ前進した。
峰床山には一人の高齢の男性がおられたが、出立しようとされているところであった。
すれ違いざまに「どちらから来られたのですか?」と訊ねると、「鎌倉山!」とおっしゃる。
「道ははっきりしてましたか?」と続けると、「テープがありましたから」と答えられ展望台方面へと向かわれた。
峰床山には長居せず早々に後にする。道に迷うことなく予定時間内に八丁平へと下りる自信がなかったからだ。
今日は久し振りに芍薬甘草湯を使用する必要がなかった。
倒木を潜ったり跨いだりするときに脚が攣りかけたが、いつものように歩くのに困るほどの酷い痙攣ではなかった。
また、雨に降られる心配のない秋晴れの一日で、行動中は終始シャツ1枚で過ごした。
マムシグサの朱赤に輝く果実に何度か出合ったが、花はヤマトリカブトの1輪のみで、

期待した野草や樹木の花には残念ながら出合えなかったゆえ、季節を変えてもう一度やって来ようと思う。
中村乗越より下り右股を暫く進んだ処ぐらいにあった、
急傾斜の崖上の5㍍くらいの距離のトラバースに恐怖を感じながら、
張ってあるトラロープを掴みトレッキングポールを支えにして、
上って来るときにこんな処を通ったのだろうかと思いつつ極めて慎重に足を運んだ。
コメント
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