山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

六甲全山縦走路Ⅳ・芦屋川駅~風吹岩~六甲山最高峰~大谷乗越~塩尾寺~宝塚駅(六甲全山縦走路を完歩)

2019年03月21日 | 山野歩
2019年03月10日(日)
『六甲全山縦走路・Ⅳ』
<芦屋川駅~風吹岩~六甲山最高峰~大谷乗越~塩尾寺~宝塚駅>
[コースタイム]
◆ [芦屋川駅] 7:25 → 7:57 [高座の滝] 8:03 → 9:02 [風吹岩]9:15 → 10:18 [雨ヶ峠] 10:23 → 10:54 [本庄橋跡] → (七曲り) → [一軒茶屋] → 12:07 [六甲山最高峰] 12:25 → [石宝殿] → [船坂峠] → [大平山] → [大谷乗越] → 16:16 [塩尾寺] → 17:11 [宝塚駅]
<六甲全山縦走路を完歩>
六甲全山縦走路を四分割して、1月20日には[JR塩屋駅]から[須磨アルプス]経由で[鵯越駅]へ、
2月10日には、[鵯越駅]より[市ヶ原]を経て[摩耶山]へと、
2月24日は、[王子公園駅]をスタートし[六甲山最高峰]を経て[有馬温泉]へ下山した。
そして今日は[芦屋川駅]より[六甲山最高峰]へ上り、雨の中[宝塚駅]まで歩き、
4日間かけて六甲全山縦走路を完歩することとなった。
今日歩いたルートの六甲山最高峰以降は変化に乏しく、なかでも大平山より宝塚へと向かう道は、
視界が利かない樹林中や舗装道路を黙々と、それも雨中を歩かねばならないというしんどい山行となった。
雨ヶ峠の手前くらいで雨が落ち始め、宝塚に到着しても降っていた。
しかし、幸いなことに強く降ることはなかった。
カッパを身につけていてもけっして暑くはなく、汗を掻くこともなかったし、
手袋も必要であったので気温はあまり上がらなかったのだろう。
数十年前に使用していた冬山用下着と、数年前に購入したフリース、
そしてこれまた1999年に買ったカッパと終始三枚を着用していた。
六甲山最高峰へ上ったときの視界は20㍍くらいだったように思う。
それゆえ車道を横断するときには注意する必要があった。僕を追い抜いて行ったハイカーの姿は瞬く間に霧中に消え失せた。
六甲山最高峰より下って来た処に張ってあったテントには、「兵庫県勤労者山岳連盟」という幟が立っていた。
連盟が六甲全山縦走のイベントを行なっていて、其処がチェックポイントの一つらしく多くの人が集っていた。
話しによると、「市ヶ原」ともう一ヶ所の何処かがスタート地点のようで、
そのチェックポイント以降は宝塚へと向かう大勢のハイカーが縦走路を歩いていた。
歩いている人が多いので、道を間違う心配はなかったのだが、
僕は歩くスピードがあまりにも遅いゆえ、後ろからやって来る人の気配を常に気をつける必要があった。
後ろから来られた人に先に行ってもらうために、道を譲らねばならなかったからだ。
舗装道路に飛び出した処にあった道標からは[大平山]という文字が消えていた。
それまでの道標には、[大平山・宝塚→]という文字があった筈ゆえ、大平山は何処にあったのだろうかと思い、
其処で一休みしておられた一人の方に、「大平山を通らなかったのですが、何処が大平山だったのでしょうか?」と訊ねると、
スマホを取り出し暫くすると、樹木が茂った正面にあるちょっとした小山のような処を指差し、「これとちゃいますかね」と仰った。
今日、僕の眼に留まった開花する花は藪椿のみで、
本庄橋跡を過ぎて七曲りを上り続けるときに雨降る中、紅い花弁を其処彼処に見ることとなった。

(写真・上)風吹岩

(写真・上)石宝殿
コメント
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