2024年09月15日(日)
『ススキ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花と花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[ススキ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「活力」でありました。また、次のような解説もありました。
「草原に生えているというよりも、ススキの生えているところが、草原やススキ原と呼ばれる場所になると言った方がいいでしょうね」
「他の植物が進出できないような痩せた土地や、乾燥地にも持ち前の繁殖力と適応力で旺盛に繁茂します」
「ススキと同一視されることが多い植物にオギがあります。湿地に生え、ススキよりも穂が長くふさふさしています」
「ススキも河川敷などに多いので、湿地に生えている印象がありますが、ススキが繁茂するのは、
河川敷でも乾燥した水の無い場所で、湿り気の場所にあるのはオギです」
「ススキの花言葉は活力です」
「月の綺麗な十五夜前後の開花したススキはいいものですが、秋深くまで枯れ残った姿にも風情があります」
「枯れススキには、活力はあまり感じられませんけれど、春から秋の間の旺盛な繁殖力には驚かされます」
「ここから活力という花言葉が付いたのですね」などと。
この見出し画像の[ススキ]は、2002年9月29日に、寺本バス停より、伊吹山北尾根起点の国見峠へと歩いたときに撮影したもので、
この日は、88枚の花や景観をカメラに収めているのだが、このススキは84枚目の写真です。
この日の日記の最後に、次の記述がありました。
「国見峠は豪壮な風格ある伊吹の山容を演出し待ち構えていた。伊吹の山裾は濃い白雲に蔽われているが、
その暗青色の峰は雲上に鎮座し、その勇姿を包み込まんとする下方より涌き上がる淡雲をそうはさせじと振り払う。
天空は灰色一色だ。この峻厳溢れる息を呑むような山容を眼前にして、暫時の間その景観に忘我してしまう。
何処か憂いを漂わせる芒と、素朴で哀愁を帯びた淡青紫の野紺菊に包まれた国見峠に佇み、
今後決して忘れないであろう伊吹山の威風堂々たる山容を、時が経つのを忘れ眺めていた」と。