竜王山頂
2021年11月21日(日)
『山の会』
<竜王山&阿武山>
■参加者:安部ちゃん、梅安さん、聖子さん、ゆうさん
[コースタイム]
[安威] 9:15 → [阿武古墳] → 10:17 [阿武山]→ (道迷い) → [阿武山口] → (武士自然歩道) → 13:45 [龍仙の滝] → (車道) → 15:40 [竜王山] → [忍頂寺] → (車道) → 16:29 [千堤寺口バス停]
<里山的な山野は道迷いに陥り易い>
もう何十年も前に、独りで、箕面駅より勝尾寺に詣で、東海自然歩道を歩き、竜王山経由で高槻の摂津峡へと歩いたことがあるゆえ、
竜王山&阿武山登頂は、然程しんどくないだろうと安易に考えていた。
併しだ、“こむら返り”こそ生じなかったのだが、そのしんどさはこの上なかった。
梅安さんと聖子さんが、分岐地点で、僕と安部ちゃんがやって来るのを待ってくれるという場面が度々生じた。
今日もまた、僕はいつもの如く、リーダーの梅安さんと、先行く聖子さんの背中を、懸命に只管追い掛けるだけの歩きとなった。
また今日は、道迷いに陥ったり、計画通り歩けなかったりという山行になってしまった。里山的な山野は道迷いに陥り易いように思う。
バス道より急坂を上り“武士自然歩道”へ入ると、40分ほどで“阿武古墳” 到着。
「阿武山古墳は、数少ない飛鳥時代の墓制を示す貴重な古墳として、国の史跡指定を受け、永久保存がはかられている」等と掲示版に書かれていた。
それより20分余りで、本日の登頂目的地の一つである“阿武山(281.1㍍)”に到着する。
そしてだ、それ以降道迷いに陥ったのだ。道標にあった“阿武山口バス停”という文字に惑わされたのかも知れない。
また、ピンクのテープにも惑わされたのは間違いなく、本来の道ではないそれを前進してしまうことになり、50分という無駄な時間を費やすることとなった。
ピンクのテープに導かれて、コンクリートで固めてある10㍍余りの傾斜地を、
這いつくばって下り、安威ダムの工事現場の一部に足を踏み入る。
梅安さんが我々を其処に置いて、下見に行って来ると言って、かなり下方まで下ったのだが、暫くすると、違うようだと戻って来た。
併しだ、その道迷いのお蔭で僕は、“キク科”の黄花をカメラに収めることができたのだ。
帰宅してGoogleで調べると、[ナルトサワギク]だとの回答であったのだが、
しかし僕がいつも見ている植物図鑑には、[ナルトサワギク]という植物の記載がなく、さてGoogleは言い当てているのだろうか。
季節外れの一輪のスミレが咲く“武士自然歩道”と書かれた道標まで戻り、“阿武山口”到着。
それより暫く歩いた分岐で、左へ行くのか、それとも右の道を行くのかと梅安さんが我々に訊く。
梅安さんの説明によると、左の方が楽で、右はしんどいと思うとのことであったが、右の道は“竜仙の滝”が見られるという。
その結果、「滝を見たい!」という僕の意見により、右の道、即ち“武士(もののふ)自然歩道”を進むことになったのだが、
その道は、梅安さんの言葉の通り、長い上りが続く、ほんとうにしんどい道であったが、
期待した“竜仙の滝”は、この季節ゆえ、水量こそ少なかったが、落差のある見応えのある滝であったことに安堵する。
それより直ぐに車道に飛び出し暫く歩くと車道を離れ、村中の上り道へと入る。
暫くすると左手に紅葉の山容を望み、権内水路という道標が現れ水路を見ながら右手へと進む。
更に上り道を30分ほど進むと岩屋(いわや)が現れた。其処には「四ヲ奥ノ院辡財天ヲ祭り宝塔有ル山」等と書かれた解説版が立っていた。
それより更に30分ほど頑張ると“竜王山”到着であった。
“竜王山”より忍頂寺へと進み、否、忍頂寺へだと思ったのだが、
それより“キリシタン自然歩道”を歩く予定だったのですが、道が分からず、車道を進み、
かなり歩いたときに、運よくやって来たバスで“千堤寺口バス停”より阪急茨木駅行きに乗る。
今日は、我が脚は“こむら返り”に陥ることはなかった。
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