山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ほしだ園地(孫・J太郎と)

2012年10月07日 | 山野逍遥

Sii051_2

◆撮影:2010年11月14日、ほしだ園地にて

(星のブランコ)

2012929日(土) 

『山野逍遥』

<ほしだ園地>

[私市駅]→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→[星の里いわふね]→[私市駅]

<孫・J太郎と>

午前中の仕事を済ませ、そして午後からのせねばならない仕事との合間に私市にやって来た。目的は2歳半になる孫のJ太郎を自然に触れさせてやりたいと思ったからである。それは自宅の近隣であっても可能なのだろうが、残念ながらそこには森や川が存在しない。

私市駅をスタートしたのは12時になっていなかったように思う。そして14時ごろには私市駅へと戻って来ていたので私市での行動時間は僅か2時間ほどであった。駅前の民家が立ち並ぶ地区を過ぎ、168号線を歩み、“星の里いわふね”から“かわぞいの路”に入って200m余りの処、桐の高木が立ち並ぶ処で銀マットを敷き、枚方市駅構内で購入してきたパンと持参した麦茶で昼食にした。

J太郎の歩みに任せて歩いた。極めてゆっくりではあったが彼はしっかりと歩き続けた。去る814日の豪雨による被害からまだ完全復旧していない“かわぞいの路”は、何箇所かで2歳半の子供にとっては歩き辛い急ごしらえの勾配のある滑り易い道となっていた。そこで彼は足を滑らせた。地面に手をつき這って上がったらええのにと僕は思ったが、彼は手に砂などがつくことを至極嫌がり僕の手を支えにして滑りながら上下行した。

168号線傍らの道を歩むとき、側溝を流れる豊富な水に興味を示し、また足下の暗渠中を流れる水にも興味を示した。ところが、その傍らにある稲穂や草花(ツユクサ・カタバミ・マルバルコウなど)を僕が指差してもまったく反応することはなかった。次に興味を示したのは天の川の流れであった。橋を渡って直ぐの処、天の川を見下ろす処で左手の手摺に寄り掛かって下方を見詰めていた彼が「さかな!」と叫んだ。川の流れ中には我が老眼でも見えるくらいの大きな67尾の鯉がゆったりと泳いでいた。石段を下りて川面に触れられるところまで進むと1cmほどの稚魚と45cm程の無数の魚(カワムツ?)が群れをつくって泳ぐのを見ることとなった。

昆虫にも興味を示した。キチョウ、ヤマトシジミ、そして鳴き声だけであったがツクツクホウシと。なかでも足下に見つけたタマムシの死骸を熱心に触った、黄金色や虹色に輝きを放つ華やかな色彩の翅に魅せられたのだろか。それとも動かない虫に某かの感慨を抱いたのだろうか。植物で唯一つ興味を示したのはもう直ぐで私市駅という処で、垣根に絡み伸び上がっていたホオズキ(?)であった。しかし彼が夢中になったのは小さな白花ではなく透明感のある黄緑色袋状の果実(?)で、「帰ろう」と僕が促すまで袋を指で押さえ楽しんでいた。

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