山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ほしだ園地(優しいJ太郎)

2015年05月14日 | 山野逍遥
2015年4月4日(土) 
『山野逍遥』
<ほしだ園地>
[コースタイム]
[私市駅]11:30→11:50[星の里いわふね]12:40→(かわぞいの路)→13:20[ピトンの小屋]14:00→(かわぞいの路)→15:10[私市駅]
◆所要時間:3時間40分
<優しいJ太郎>
帰路、[ほしだ園地]の駐車場を過ぎた辺りで転び、それが切っ掛けでK子は泣き始めた。暫くは僕と手を繋いで歩いていたのだが、一向に泣き止まないので、J太郎に「K子と手を繋いで歩いてやってほしい」と頼むと、J太郎は快く受け入れてくれ、K子の手を握って歩き始めた。すると不思議なことに、泣き止みK子に笑顔が戻ったのだ。その後も結構長い時間、J太郎はK子と手を繋いで歩いていたように思う。
僕がK子を抱っこしてやれば好かったのだが、そのとき僕は疲労困憊という状態で既に脚が攣り始めていた。このくらいの道程で、なんで脚が攣るのだろう、なんでこんなに疲れてしまったのだろうと考え、脆弱な我が身体に呆れるばかりであった。
名称は分からないのだが、[かわぞいの路]の処々で淡い空色の菫の花が顔を覗かせた。駐車場では白のユキヤナギが満開を迎えていた。[ピトンの小屋]下方にはまだ白の[木蓮]が残っていた。咲く花が眼に留まる度に、K子に「あの白い花はモクレンというんやで」などと伝えた。

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