「 オリーブの実 (切り絵) 」
☆ 聞き書きのこと
遠方から聞き書き関係の来客があり午後2時にホテルロビーで待ち合わせ。
約束通りの時間から、おおよそ1時間ほどの会話。
初めてお会いする御方と少しの緊張感を感じながらのお喋り。
過去の自分の手仕事を見直す良い経験をさせていただきました。
聞き書きの重要さも、最近になって感じ始めて来ています。
今回、自分が話すことになって、初めて話し手の大変さも分かりました。
勉強させていただいてありがとうございました。
☆ 切り絵師・俊寛 ホテル・フォレスタヒルズ展
今年、目を惹いた作品は一枚目のモノクロの切り絵、二枚目はモノクロに薄紫の藤の花一輪。
三枚目、モノクロに朱色のポピーの一輪。
三部作のような雰囲気です。
三部作を踏まえての集大成の大きな切り絵はフィレンツェの散歩道、彼のお気に入りのオリーブの木と朱色のポピーの群生。
フィレンツェにて製作した作品だというのに墨絵のような雰囲気なのです。
とても、惹かれました。
彼はイタリアのフィレンツェに7年間住んで切り絵の制作で活躍しました。
過去に旅行をしている私は懐かしくなり会話も弾みます。
フィレンツェの郊外で迷子になり、オリーブ畑の丘を上ったり下ったりしてミケランジェロ広場に着いたのは太陽が落ちて、しじまが下りて来た時刻。
市バスの停留所を見つけて、バスに揺られ、疲れも出たのか舟を漕ぎながらもホテルに無事戻りました。
そのバスの中に帽子を忘れたことなどを想いだしたのです。
そんな訳で、オリーブの実の小さな切り絵作品を購入しました。
↑ 額縁の裏側に作者のサインをおねだりました。
作者名の下にはメッセージが一言。意味は、幸多かれ!!
紹介記事が最終日だったのが残念です。