息子は休み… でも何故か部屋は、もぬけの殻
何処へ行ったのかと思いきや、パソコンの画面に釘付け
うん?〇〇教習所… バイクだ
ありえない行動に気付いた時には、もう遅かりし…
その頃、既に申し込みの手続きを済ませた後だったらしい
しばらくして、資料を手に持っていた…
昼食時、外にある蛇口の件で、
「もう水抜きはしなくてもよくなったから、普通の蛇口をひねってね」
それを待ちかねたかのように、
「あのさぁ、バイクの免許を取ることにしたから、夕飯遅くなる
夜8時頃になるから…」
「えっ!それじゃ、もしかして、夏はそれで仕事場に通うつもりじゃ…」
「うん、その方がガソリン云々… 」
「それはいいけど、骨折をして仕事が出来なくなると困るから
ちゃんとしたヘルメットを買ってね
また、それように衣料も買うようになるわね -_-; 」
予想はしてたが、この子は… どこまで心配の種を撒き散らすのだろうか
それよりも何よりも、しあわせな子だ
自分の夢というか、やりたいことを今頃になって突き進んでいる
きっと本当はもっと早くからやりたかったんだろうな
20代前半に… そう思うと、何も言えなくなった
小鳥は、親を捨てて、旅立ちの準備…
親は捨てられて、ハラハラと心配の種を拾い集める
いくらあっても足りない親心、せめて命だけは大切に
スーパーへタコとこんにゃくを慌てて買いに来た
ぐるっと廻って、今度は別のスーパーへ…
買うものは素材によって買い分ける
おっかさん、忙しいよのぉ… そんな声が聴こえて来そうだ
ねっ、ワンチャン!
少し肩も張り、これから犬の散歩に出かける…
夕飯は作っておいた、スタミナ納豆と酢だこだ
スタミナ納豆の挽肉はなんでもいいのだろうか?
あるスーパーでは牛挽肉と書いてあったが、鶏挽肉ではないの?
そんなつまらないことを考えている私でした…