野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

大家の初勝利!(15日・シェイスタジアム)

2006-04-22 21:06:08 | Milwaukee Brewers
 大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)3度目の登板(スターター)は、ニューヨーク・シェイスタジアム。もう1週間ばかり早ければ、松井稼頭央(ニューヨーク・メッツ)との日本人対決が実現したのだが……
【2回表】に味方が1点を先制してくれた【2回裏】4番「主砲」カルロス・デルガドをイージーなグラウンダーに打ち取ったが、セカンドのリッキー・ウィークスがファースト(1塁)に悪送球して、出塁を許す。またしても味方のエラーに足を引っ張られる大家。

 5番「若き大砲」デヴィット・ライトにカットボール(89MPH)をライト前に運ばれ、0-OUT1,2塁。6番「昨シーズンの4番」クリフ・フロイドはスプリッターで空振り三振に斬って取り、7番ザビアー・ネイデイもスライダーを打たせて、ピッチャーゴロに打ち取ったが、今度は大家が2塁に悪送球して、一転1-OUT満塁のピンチ! ここで8番ラモン・カストロにレフトへ犠牲(サクリファイス)フライを打たれ、同点に追いつかれる。

 しかし【4回表】1-OUT、1,2塁で、9番・大家がバントの構えからバスターを決めて見せて、これが前進守備のライトの頭上を越えるダブル(2塁打)! 1点を勝ち越して、実はこれが決勝点になるのだが……所謂「勝利打点」を挙げた大家。さらに1点を追加して「3対1」。
【5回表】にも(2-OUTから)エラーしたウィークスがライト線を破って、セシル・フィルダー(元阪神タイガース)の息子プリンスが(詰まりながらも)センター前にヒットを落として、これで「4対1」。

【6回裏】先頭のカルロス・ベルトランにレフト線を破られ、4番デルガドはファーストゴロに打ち取ったものの、ベルトランは3塁へ。ここで5番ライトが初球をライトへ高々とサクリファイス(犠牲)フライを打ち上げて、「4対2」。
【7回裏】にも先頭のカストロにレフトフェンスを越えるダブル(2塁打)を打たれるが、ここで踏ん張った大家。47歳(!?)の代打、フリオ・フランコを縦に落ちるカッターで空振り三振に仕留め、1番ホセ・レイエスもサードゴロ、2番「松井稼頭央のライヴァル」(後日DL入りする)アンダーソン・ヘルナンデスもショートフライに打ち取り、2塁に釘付け! 

 この後、味方が4点の追加点を挙げて、「8対2」で快勝! ナショナル・リーグ東地区の首位を快走するニューヨークの連勝を「7」で止めた。大家は7イニングスを2失点に抑え、今シーズン初勝利を挙げた。「勝利」に相応しいピッチングだった。
 この日は「いい大家」が出た。どうやら今シーズンの大家は「いい」ピッチングと「悪い」ピッチングが交互に続くようで……20日(日本時間21日)地元ミラーパークでシンシナティ・レッズ戦に先発したが……

大家、メッツの8連勝を阻止して今季初白星!(MAJOR.jp)