野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

イチロー、シアトルを去る日(13日)

2007-01-15 20:17:34 | Seattle Mairners
 日本の新聞と言っても、サンケイスポーツだから、日本の賢明な読者は「ああ、またサンスポがネタがないから、売らんかな、で飛ばしの記事を一面にしたのだな」と了解できるが、それがアメリカ本土に(意訳として)伝わったら、大変なことになる。イチロー(シアトル・マリナーズ)は既にアメリカでもスーパースター。日本に帰って来ているからといって、その現実味が薄れるわけでもない。

 イチローは恐らく今シーズン限りでシアトルを去るだろう。そういう予測は幾らでも出来る。そういう材料があまりにも揃っているから。シアトルは3年連続最下位。チームは2001年の116勝を挙げたシーズン以降失速し、強かったチームはすっかり解体されてしまった。その建て直しを迫られているのだが、オーナーの『任天堂』が資金を出し渋り(?)GM(ビル・バヴェシ)と監督(マイク・ハーグローヴ)が≪無能≫で、この両者が何故か、チームが低迷するにも拘らず解任されない。(

 イチローは住み慣れたライトから(チーム事情から)半強制的にセンターにコンヴァートされた。これも移籍を決断するには重要な材料。シアトルの居住環境に対する不満はないだろうが、それだけを理由にシアトルに居残る決断をするとしたら、野球選手としては「終わり」。野球選手として「勝負」したい気持ちがあるなら、強いチームに移って、ワールドチャンピオンになりたい、と思うだろう。

 ニューヨーク・ヤンキースかボストン・レッドソックスか。しかしニューヨークには、ボストンから移ったジョニー・デーモンが1番(リードオフ)に座り、イチローの入り込む余地はない。ボストンにはそのデーモンの≪穴≫が依然として埋まっていないから、イチローが移籍するとしたら、ボストンだろう。しかし、そうなると「ライヴァル」松坂大輔との勝負は1年限りになるが、それでも……決断するかもしれない。

英語のスポーツサイトの日本語大幅意訳で、イチロー去就問題が地元シアトルで大騒ぎ (livedoorスポーツ)