ロサンゼルス ドジャースタジアム 矢印看板USA
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「4対3」1点リードの【7回表】にロサンゼルス・ドジャースが送り込んだのは、2007年のドラフト1巡目指名、背番号「44」のクリス・ウィズロー（24歳）。これがメジャーリーグ＝デビュー戦のマウンドになる。
大きく息を二度、吐いて、投げ込んだ初球は98MPH！ 速球（豪腕）投手だ。2球目（97MPH）ファウルの後、3球目の大きくドロンと曲がるカーヴで見逃し三振！ “まるで”日本に来た誰か（？）のようだ。
二人目の打者には初球カーヴで入って、2球目（97MPH）3球目（96MPH）の後、4球目に≪最速≫＝99MPHを計測し、5球目6球目スライダーの連投でライトライナー！ 後ろを振り返る姿にも緊張感がありあり。
3人目の打者の初球にも98MPH！ その3人目の打者はアリゾナ・ダイヤモンドバックスの「主砲」ポール・ゴールドシュミット。2球目ファウルの後、大きく息を吐いて、投げ込んだ3球目は外角低めに98MPH！ 判定は（際どく）「ボール」でカウント「1-2」。4球目（97MPH）ファウルの後、5球目のカーヴは外に僅かに外れて、6球目のスライダーもシュミットが手を出さずに「3-2」フルカウント。大きく息を吐いて、投げ込んだ勝負球はカーヴで、ボテボテのピッチャーゴロだったが、これが内野安打になって、2-OUT一塁。
続く4番コディ・ロスに初球（98MPH）を狙われて、センター前ヒット！ そして、この試合マルチヒット（2安打）の5番ミゲル・モンテロを左打席に迎えたところで、三塁側ダッグアウトからリック・ハニーカット投手コーチが登場。“初陣”の若者に一息入れさせる。
そのモンテロに初球（99MPH）2球目（98MPH）と力が入りすぎて、ボール先行。3球目（98MPH）ファウルの後、4球目も速球（99MPH）で完全に詰まらせたが、レフト前にフラフラと上がって、ポトリと落ちて、「4対4」同点に追いつかれる若者……下唇を噛み締める。
6番打者への初球がスッポ抜けて、動揺がありあり。2球目（98MPH）3球目（99MPH）4球目（98MPH）が外れて、ストレートの四球（ウォーク）！ ここで降板……下唇を噛み締めて、無念の表情。しかし、そんな若者に地元ドジャースタジアム（41,927人）の観客から温かい拍手が……将来、この拍手に応えられるか？ 未来のクローザー候補（！）。
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