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アメリカのベースボールファン、あるいはメジャーリーガー達に「日本のオールスターゲームは3試合もあるんだ」と言ったら、恐らく「really(本当)?」と聞き返され、「crazy(狂ってる)!」と吐き捨てられるかもしれない(?)。アメリカ=MLBの良い所は真似をすればいいのだが、変な所ばかりを真似して、“ガラパゴス”な所はそのまま。(統一球の問題を含めて)チョッと恥ずかしいゾ、日本のプロ野球(NPB)。せめてホーム&アウェイの2試合制にすべきだと思うが……せめて。
交流戦が始まる前は、パシフィック・リーグの選手を全国の野球ファンに知らしめるべく、オールスターゲームの3試合制は有効に機能していたが、交流戦が始まったら、その使命は終わって、忽ち2試合かあるいは(MLBのように)1試合に縮小すべきなのに、ズルズルと3試合制を続けている。それもこれもコミッショナーに統括権が無いからだ。あっても行使しようとしないからだ。
そういえば、今年のMLBのオールスターゲームを見ていたら、全選手紹介式での選手の並び方が(今年から)変わっていたし、今年はナショナル・リーグの開催なのに、DH(指名打者)制が採用されていたし。細かな所でも徐々に改善して、より良いものにしようとするMLB。「さすがだなっ」と思った。とても“原爆”を落とした国とは思えない。
何より、オールスターが3試合もあったら、今年のマリアーノ・リヴェラ(ニューヨーク・ヤンキース)の(感動的な)『MVP』は、感動的にはならなかった。1試合の希少価値だから、生まれる感動が、MLBにはある。……“原爆”を落とされた国はどうする? が問われている。勿論、野球の話だ。
ダルビッシュ、岩隈もパレード MLBオールスター開幕(MSN産経フォト)

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