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次の対戦相手がアトランタ・ブレーヴスと聞いて、メジャーリーグ最高勝率チーム（.610）。嫌な予感がするなあ～と思ったら、初回にいきなり先頭打者がセーフティーバントを仕掛けて来て、これが内野安打になって、0-OUT一塁にされた、松坂大輔（ニューヨーク・メッツ）。
第一球を投げ込む前に深く深呼吸をして、精神統一を図っていた松坂。そんな“禅”の境地をアトランタの1番ジョーダン・シェーファーに掻き乱されて、その26歳の若者に盗塁も決められて、忽ち0-OUT二塁のピンチ招来！ 2番ジャスティン・アップトンに6球粘られて、7球目をライト前に落とされて、0-OUT一塁三塁。
そして［得点圏打率］4割を超える23歳の若者、3番フレディ・フリーマンにライト・オーヴァーを打たれ、2者が還ってきて、初回に2失点の松坂。
しかし【2回表】2-OUT一二塁のチャンスで打席が回って来た、9番・松坂。アトランタの先発（スターター）左腕のスライダーを追っ付けてセンター前に弾き返して、「1対2」自らのバットで1点差にした。これで今シーズン早くも2本目のヒット（打率.500）。「打者転向」した方がいいのではないか？ という世論が巻き起こるかもしれない。さすがのバッティング・センス！
【2回裏】は1-OUTを取ったが、8番打者に速球（89MPH）で詰まらせながらも、ライト線にポトリと落ちるヒットで出塁を許し、9番打者に犠牲（サクリファイス）バントを決められて、2-OUT二塁にされて、1番シェーファーにチェンジアップをライト前に運ばれ、3点目を許した松坂。
そして、またしても（！）26歳の若者に盗塁を決められ、動揺した松坂は2番アップトンを歩かせて、2-OUT一二塁。ここで初回に≪痛打≫を浴びた3番フリーマンを迎え、初回に打たれたのは、チェンジアップだから、と32歳のベテランは速球（89MPH）勝負を挑んだが、これをものの見事にライトスタンドに運ばれ（3ランホームランで）6失点の松坂。23歳の若者に5打点を献上した。
【3回裏】は3者凡退に打ち取って、【4回表】は打席が回ってくるから、松坂の打席が見たいなあ～と思ったが、その願いは叶わず……3回6失点で降板した松坂。次回の先発は≪古巣≫クリーヴランド・インディアンス戦（8日）に決まったが、これが最後の登板になるかもしれない（？）。メッツは（1日）シアトル・マリナーズを解雇されたベテラン先発右腕（通算110勝）アーロン・ハラング（35歳）を獲得。その意味するところは……
松坂 今季最短３回６失点ＫＯ 次戦がラストチャンス（スポニチアネックス）
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