感情をコントロールする技術著者：岩隈 久志
ワニブックス(2013-04-20)
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ナショナル・リーグ（の本拠地）のインターリーグに初登板の岩隈久志（シアトル・マリナーズ）。相手は中（セントラル）地区の首位をピッツバーグ・パイレーツと並走するセントルイス・カーディナルス。しかも投げ合う相手先発は［エース］アダム・ウェインライト（16勝9敗）。
予想通りシアトル打線は≪沈黙≫させられたが、しかし【5回表】7番のルーキー・キャッチャー、マイク・ズニーノ（打率.217）が左中間スタンドにソロホームラン（第3号）を叩き込んで、先制点！
背番号は「3」。今シーズンは左手首（有鉤骨）骨折でDL（故障者リスト）入りした期間が長かったが、来シーズンこそは岩隈の良き“女房役”＝「正捕手」に定着できるか？ あの城島健司（前・阪神タイガース）が（2009年に）去って以来、正捕手「不在」に泣かされているシアトル。
その岩隈は三振こそ1つしか奪えなかったが、しぶといセントルイス打線を沈黙させて、7回（3安打）無失点で降板！ 【8回裏】から左腕チャーリー・ファーブッシュ（防御率3.07）が上がって、ファーブッシュで大丈夫かなあ～と思っていたが、最初の打者を空振り三振に斬って取って、続く打者もセカンド方面へのフライを打ち上げさせて、大丈夫そうかなあ～と思ったら、この打球を二塁手が落球！
二塁手＝こちらもルーキーのニック・フランクリン。今シーズン、デビューして、ダスティン・アックリーからレギュラーの座を奪って、この試合でも何度か好守を見せていたが、この（何でもないフライを）落球……1-OUT二塁。
動揺したファーブッシュは続く1番打者を「0-2」と追い込みながら、四球で歩かせて、三塁盗塁も決められて、1-OUT一塁三塁のピンチ！ しかし、ここでファーブッシュは2番打者をセカンドゴロに打ち取って、併殺（ダブルプレー）完成で3-OUTチェンジかと思われたが、ショート・ストップの送球を一塁手のケンドリー・モラレスが後逸して、併殺ならず……岩隈の「勝ち」が消滅した。
このプレーも、一塁手がレギュラーの名手ジャスティン・スモーク だったら、併殺「完成」だったかもしれない。普段DH（指名打者）専任のモラレスが何故かこの試合、一塁手で起用されていた。……≪不運≫な岩隈。
しかし、この試合から5日後の今日（現地18日）デトロイト・タイガース戦に先発した岩隈は、≪強打≫のデトロイト打線を8回（4安打）無失点に抑えて、「8対0」で快勝！ 13勝目を挙げた。……5日前のセントルイス戦で勝っていれば、今日で14勝目だった。（幻）
岩隈 強打タイガースを８回０封 バーランダーに投げ勝ち13勝目 （スポニチ Sponichi Annex）
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