-こんな子育て相談を受けました。
ほぼ同じ質問ですので一緒に答えますね。<o:p></o:p>
幼児に難しいことばで『人の道』を説いてもたぶん理解できないでしょう。また、仮に大まかに理解したとしも、それを実行しようとまでは思わないでしょう。
そこで、理解させ、自分から「いいことはやってみよう!」思わせる工夫が必要です。
それは、名付けて「創作昔話作戦」です。<o:p></o:p>
例えば、幼児のお子さんに「自分中心だけでは、お友達をなくす。」ということを教えたいとします。頭ごなしに「自己中ではだめだ!」と叱っても、自分の何がダメなのかすら気づきません。」<o:p></o:p>
そこで、「自己中心だけでやっていると、だんだん自分からお友達がはなれていき、お友達がいなくなり、大人になっても結婚できず、親も先に死んでしまい、寂しい人生となり、最後はひとりぼっちになって死んでいく。」そんな悲しい結末の昔話を創作して子供に話すのです。
そして、話し終えたら、必ずお子様と感想などを語り合います。
そのとき、「あなたはこうなってもいいの?」と聞きます。
当然「いやだ。」と答えると思います。
そこで、どうすればお友達がたくさんできて、お友達から好かれ、みんなと仲良くできるかを考えさせながら誘導して教えていきます。
そして、伝わったところで、今度は「主人公が他の人の気持ちを考えられるとても良い子なので、お友達もたくさんできて、みんなから好かれ、おとなになってもいい人達に囲まれ、幸せな結婚もして・・・・・とても幸せにすごしました。」というハッピーエンドの昔話に変えて話します。
そして、「あなたも自分ばかりでなく、周りの人の気持ちも考えて、こういうふうに幸せになろうね。」と話します。
子供は自分が叱られていると思うと、いくらこんこんと説教しても身構えているので、「話は聞いてはいるが、心にまで響かない。」となりがちです。
ところが、一見自分とは関係がないように見える太郎君や花子さんの昔話なら素直に聞き、意見までいいます。その最初に話した悲惨なお話に出てくる太郎君(花子さん)は、「実はあなたのこと・・・。」と種あかしをして、ハッピーエンドの昔話のほうの太郎君(花子さん)になるよう約束させます。
もし、こういう昔話を創作する時間のない方は市販の教訓を含んだ昔話やお話を購入して読んであげても良いです。
その後、教訓話の種が尽きたら、
そのときは私の尊敬する渡部昇一先生が監修された
「国民の修身」がお薦めです。
国民の修身 「修身」というと「戦前の軍国主義教育!」と誤解されている方がいますが、読んでみて下さい。子供達に人の道を教えるための「道徳の読本」ですよ。子供にどう教えると良いか、参考になるお話が沢山あります。 |