「格調高い英語表現」を憶えたり、「基本に忠実な昔ながらの英語表現」や「教科書英語」を憶えることの重要性はわかるのですが、今風の米国英語も話せたらイイと思うのですが・・・・
「教科書英語」と「実際に米国で日常使われている英語」の差を感じますが、それは当たり前のことで、日本語でもそうですが、言葉は生きているし、言い回し(言葉遣い)にも流行があるからです。
最近の学校教科書は英会話に役立つようにと、かなり工夫されていて口語表現中心になっています。しかし、それでも教科書に掲載された頃にはもはや「最近はそういう言い方はあまりしない。」ということがよくあります。
つまり、米国で現在「普通の米国人」が話している英語と教科書英語では必ずギャップができるのです。そこで、そのギャップを埋める手段ですが、米国に行ったり、住めば良いのですが、現実にはなかなかそうもいきません。
そこで、お薦めなのは今米国で人気のある海外ドラマや最新作の洋画を英語で楽しむことです。ドラマや映画の中で現在の米国で普通に使われている生きた言い回しがたびたび出てきますので、それを憶えておいて、自分の英語を米国流にup to dateするのです。
ドラマや映画の登場人物がストーリーの中で語っている生の英語ですから、それを言う状況やニュアンスの違いなども学べます。
米国で視聴率の高い海外ドラマがDVD(ブルーレイ)として発売されるまで時間がかかるし、まして地上波やBSで放送される頃には既に古くなっています。生きた「米国標準英語」を学ぶためにお薦めなのがケーブルTVのJ-COMです。米国で人気の海外ドラマをどこよりも早く放映し、吹き替えだけでなく字幕版も放送するからです。昔から楽しみながら英語力をつけるのに映画館で字幕を読まずに耳だけで洋画を鑑賞するという方法がありましたが、聞き逃したときに困りました。
その点ケーブルTVだとハードディスクに録画しておけば、聞き逃したときに何回でも聞けるのでとっても便利です。
やるべきことがたくさんある受験生にはこの勉強法はお薦めしませんが、既に社会人になっている方でご自分の英語を楽しみながら今風にup to dateされたい方にお薦めです。