絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

「イージスアショアは不要ですか?」(No.740)

2018年07月09日 20時50分04秒 | 社会
「イージスアショアは不要ですか?」

お子さまの教育にはまったく関係がありませんが、ご質問がありましたので・・・・

「トランプ大統領が北朝鮮と直接話し合って、朝鮮半島の非核化について合意出来た。」
とのニュースが流れました。しかし、どういう段取りでいつまで非核化になるのか?また、その検証方法等について何も発表がありません。
それに、北朝鮮が日本に向けて既に百数十基も配備しているノドン等のミサイルは現在も配備されているし、これらの通常弾頭ミサイルを削減・廃棄することなど何も決まっていません。ちょっと前まで「何百基ものミサイルを一斉に発射して日本を火の海にする。」と北朝鮮は言っていました。つまり、現時点で、未だ核の脅威やミサイルの脅威は去っていないのです。

それにもかかわらず、
○○新聞と立憲○○党が中心になって、北朝鮮のミサイルから日本の国土を防衛するために導入が決まったイージスアショア(陸上版イージスシステム)の配備に反対しています。その理由は「日本が軍備を増強すると、せっかくトランプ大統領が作った雪解けの雰囲気を壊してしまうから。」
この発言、信じられません。まったく逆です。イージスアショアで日本を攻撃する百数十基のミサイルが完全無力化できれば、北朝鮮もそんなミサイルを持っていても無意味と考え、非核化及びミサイル廃棄に応じやすくなります。

それにトランプ大統領は日本に対して「自分の国は自分たちが中心になって守ってくれ、それで守りきれない場合には手助けするから。」と言っていますから、日本が米国からイージスアショアを購入することは大賛成でしょう。反対するのは日本の防衛力(抑止力)が上がっては困る国(隙あれば他国を侵略しようとしている国)だけですよ。

我が国の抑止力が高ければ高いほど、相手国は攻撃してこないので平和が維持出来ます。逆に「攻めれば勝てる。」と相手国が判断する程度の抑止力だとしたら大変危険です。つまり、抑止力が十分かどうかは周辺国の軍備状況により変化するのです。軍事費年々倍増している国や、核を開発している国に日本は囲まれていますので「過剰防衛」どころか「抑止力が不十分」だと思います。よって、イージスアショアは必要です。

*イージスアショアとはミサイルや航空機に対する迎撃専門のシステムで、イージス艦に備わっているイージスシステムを陸上にて運用するものです。そして、その装備は他国の領土を攻撃するものではありせん。純粋に防衛システムです。日本海に展開するイージス艦だけでは日本の国土全体へのミサイル飽和攻撃を迎撃しきれません。また、イージス艦は優秀ですが、船である以上、補給面などで課題があります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする