どこの会社・組織でもはじめは研修中心ですが、仕事のやり方を教わり、徐々に仕事を任されていきます。そして、自分の担当業務も固まっていきます。そうして1年も経つと、ひととおり実務経験を積みますのでその時期にやるべきことも新入職員なりにわかってきます。
1年目は無我夢中で働いていただけかもしれませんが、2年目になり全体像が掴め、やるべきことがわかってきたら、いよいよ次のレベル(次元)にステップアップする時期です。
2年目以上の職員で大切なことは、上司・先輩が仕事の指示を出す前に、準備しておき、指示が出たらすぐに取りかかれるようにすることです。どこの会社、組織でも1日単位、週単位、月単位、四半期ごとに時期に応じてやるべきことは決まっています。それを初年度(1年目)に体験し、記録をとってあるのでルーティンワークならいつ頃指示されるかが予測できます。そして、予測にしたがって下準備等をしておくのです。
例えば、「必ずやる仕事」は指示される前にスタートし、手がけておいても良いです。そうすると仕事が速くなり、提出まで時間の余裕ができるので繰り返しチェックができます。その結果、ミスが大幅に減り、担当業務の仕事の質が上がります。まだ2年目職員なのにその会社、組織に大きく貢献できるのです。
そして、そうやって年々担当業務の「改善」をしつつ、数年も経つと「あの人に任せれば間違いない。」という信頼と評価を得ます。ーこれが社会人としての財産です。