
寒いと思ったら今朝は山の頂が白い。
年内の仕事はほぼ終った、ジャガイモの芽欠きもした、芽かきをするたびシワが増えてやせ細るジャガイモ、人の世界にも似たところがあるかもと思ったり・・
机や本棚に日記の整理で雨の一日を過ごす、古い日記にこんなことを書いている。
日々の生活の中で少しは不自由感はあるものの、とりたてこれと言って不自由と言い切れるものはない。
そうかと言って心の底から満足しているかと、問われればすぐに頭を横に振ってしまいます。
一体なにが不足しているのでしょうか。
貧しい生活の中から物を持つことに情熱を燃やした結果、物といわれる目に見える世界の追求に明け暮れした現代人を作りあげた、しかし物に対する欲求は満たしたものの、何とも表現できない不満足感、現代人は感謝の気持ちが持てません。
今の人々の心を言うならば、なんでも持ってて欲求不満。
身心安楽ということばがあります、目の見える世界を身、目に見えない世界を心、
身も心も安楽のとき人は幸福感を意識するのだそう。
いま目に見える世界は豊かそうに見えるが、目に見えない心の世界を考えるときが来ていると・・・・
寒風のなか奈良の薬師寺を訪ね、大谷徹奨氏の法話でこう訓えられた、これが知足の心かと・・・こんなことを記している。