いつもの山裾の散歩道、古木にかけられた馬具、これは蹄鉄、材木運びの馬車馬のもの・・・
子どもの頃、1トン近い大きな「輓馬馬」が材木を満載して山を下りました。
その力強さに見とれた記憶が甦る山道です。
60年近く雨ざらしで錆びていますが、クギ穴も残っていてすり減ったつま先です。
蹄鉄は古来より開運のお守りで縁起物、欧米では古くから魔除けで玄関にかけ、上に向けると幸運を呼び込む下向きは不運を落とす・・・
そして使用済のものが良いとされるそうです。
古代ギリシャでは貴族は自分の馬に金銀の蹄鉄をつけたとか・・
それが落ちても拾ったものの所有となり、裕福になったと言われます。