きょうはワクチン接種にでかけた。
病院の本棚に多くの本、見せていただいてよいのかと訊ねた。
先生の本と云われ接種のときお願いし快く承諾を得た。
水上 勉全集 20巻の第6巻、飢餓の時代、貧困のどん底から這い上がろうとする男女の運命的な出会い洞爺丸遭難事件に想を得て描く社会派推理の決定版・・・飢餓海峡。
映画でも見た、私の生まれたころの時代背景が垣間見える。
この小説の樽見京一郎なる男、どんな環境に生まれ育ったかが知りたかった。
作者の生まれ育ったところからそう遠くない、綾部の山奥上林あたり福井との県境、昔に訪ねたことがある山里であった。
人は生まれ育った環境により人生は大きく左右される。
機会があれば「若州一滴文庫」も訪ねてみたいもの・・・
接種のあとは少し安静がいいのかもと思い、本を読んでみることに・・・
原作を読みたかった、唐突にもこの本との出会いであった。
最近よく見かける「テッセンの花」絵手紙の先生の手本で描いてみたが、花が今ひとつ、
百均の筆はアカン、弘法筆を選ばずと云うが・・