カープな毎日

カープファンのひとりごと。

守乱で逆転負け

2010年06月30日 21時57分58秒 | 試合結果
巨人 000 200 102 5
広島 000 130 000 4
勝:豊田1勝1敗
セ:クルーン1勝1敗14S
敗:ベイル2敗1S
本:[巨人]阿部26号

 先発はスタルツと入れ替わりで昇格したソリアーノでした。4回に阿部に2ランを打たれて先制されましたが、それ以外は強力巨人打線に得点を与えない好投でした。 
 打線はソリアーノの好投に応えて、4回に2死3塁から暴投で1点を返すと、5回には1死1,3塁から梵と代打赤松の連続適時打で逆転に成功しました。
 6回は2死2塁から、東出の左前安打で二走石井が本塁を狙うも補殺となり、8回2死1,3塁も東出が中飛に打ち取られて追加点を奪えませんでした。
 初勝利の見えてきたソリアーノでしたが、7回に連続四球で無死1,2塁のピンチを迎えたものの、坂本を併殺に打ち取ってピンチ脱出かと思われましたが、高橋に適時打を打たれて1点を失ってしまい、この回で降板となりました。
 8回からは最少得点差を守るため今の中継ぎ陣で信頼のおける上野を起用し、9回はベイルに繋ぐ盤石の継投でしたが、守護神ベイルが誤算でした。
 先頭のエドガーに2塁打を打たれると、続く亀井の投前バントを悪送球してしまい、更に亀井に盗塁を許して、無死2,3塁のピンチを作ってしまうと、坂本の犠飛で同点に追いつかれ、高橋の投手を強襲安打を悪送球してしまい、自滅で勝ち越し点を与えてしまいました。 9回はクルーンに抑えられてしまい、無念の逆転負けとなってしまい、巨人戦は勝ちなしの8連敗で5位に転落してしまいました。

 巨人に勝てないですね。どうしたら巨人に勝てるのか分からなくなってしまいましたね。
 先発のソリアーノが7回を3失点にまとめると、攻撃は中盤の得点機で3番天谷に代打を送るなど積極的に攻めて勝ち越しに成功しました。終盤は現在の中継ぎ陣でベストと思われる継投で逃げ切りを図る完璧な試合展開でした。
 しかし、一つのミスで試合の流れが大きく変わってしまいました。9回にバント処理をしたベイルが悪送球でピンチを拡大させると、試合の流れが巨人に傾いてしまいました。
 一度傾いた流れを引き戻す力は今のカープにはなく、名手の東出が悪送球して自滅で決勝点を献上してしまいました。
 分かっていましたが、野球の怖さを痛感しましたね。たった一つのプレーが大きく試合展開を変えてしまい、チーム全体を連敗の暗いムードが覆ってしまいました。これがプレーする選手の気持ちにも影響して、失策で自滅してしまったのでしょうね。

 戦力的には巨人と大きな差があることは分かっていますので、巨人に勝つためには、せめて白星への執念だけは負けないように強い気持ちを持って戦わないといけませんね。気持ちで巨人に勝らないと、この連敗は止まりませんね。   
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巨人の花火大会

2010年06月29日 23時48分16秒 | 試合結果
巨人 020 413 011 12
広島 000 301 140 9
勝:東野10勝2敗
セ:クルーン1勝1敗13S
敗:スタルツ3勝5敗
本:[巨人]ラミレス24号、25号、26号、脇谷2号、阿部25号、エドガー3号、坂本15号
     長野10号
  [広島]嶋5号

 スタルツは2回にラミレス、脇谷のソロ本塁打で2点を失うと、4回にはラミレス、阿倍の連続ソロ本塁打に、エドガーと坂本の適時打で4点を失いました。更に5回にはラミレスに3打席連続本塁打を打たれて、5回7失点で降板となりました。
 2番手林も乱調で、エドガーのソロ本塁打と、2死からの死球をきっかけにて、小笠原とラミレスに連続適時打を浴びて3点を失うと、4番手大島も坂本にソロ本塁打を打たれてしまいました。そして2点差に追い上げた9回に、5番手梅津が長野にソロ本塁打を打たれて、追加点を奪われてしまい、追い上げムードは萎んでしまいました。

 打線は3番に天谷、4番に嶋、6番に岩本を起用するテコ入れをして東野の攻略に臨みましたが、3回まで東野に無安打に抑えられてしまいました。しかし、4回に嶋と廣瀬の連続適時打で3点を返えして5回で東野を降板させると、6回には石井、7回には代打赤松の適時打で1点づつを返して、8回は東出の適時打と嶋の3ランで4点を挙げて2点差まで追い上げる意地を見せましたが、最後はクルーンに抑えられてしまいました。
 この敗戦で今季の巨人戦は未だ白星なしの7連敗となってしまい、借金は最多タイの13に戻ってしまいました。

 スタルツが悪すぎましたね。5回を投げて11安打7失点、そして5本塁打を打たれてしまいました。全体的に球が高かったように思いました。高めに入った球を軽々とスタンドに運ばれるというのは、球威もなかったということでしょうね。
 5本も本塁打を打たれたこと以上に、ラミレスに3打席連続本塁打を打たれるのはあまりにもひどすぎますね。完全にカモにされています。これだけ打たれると、今日だけなく次戦以降でもラミレスに精神的余裕を与えてしまいますね。ただでさえ勝てない巨人にアドバンテージを与えてしまいましたね。
 スタルツは前回阪神戦でも7回5失点と打ち込まれており、2試合連続KOされています。中5日での登板でしたから、間隔が空きすぎている訳ではないと思うのですが。それとも日本の夏の暑さに適応できずに、調子を落としているのかもしれませんね。大竹が離脱して苦しい先発陣なのにスタルツが不調では困りますね。

 一昨日の試合で3打点の活躍をして、きっかけを掴んだかと思われたヒューバーを外した新オーダーでした。これは万馬券のヒューバーに賭けるより、1番から3番の機動力を活かして、嶋と廣瀬の好調な2人で返す作戦なのでしょうね。
 この打線は見事に的中して、嶋が4打点、廣瀬が2打点と2人で6打点を挙げました。投手陣が大量失点をしたため、隠れてしまいますが、コツコツと点を返して9得点を挙げたことは、良かったと思います。
 次戦以降も今日の新オーダーで臨んだ方が良いと思いますね。やはりヒューバーは万馬券で確実性がないと思いますからね。
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マエケン最多得票

2010年06月28日 23時29分22秒 | 日記
 オールスターゲームのファン投票の最終結果が発表されました。カープからは先発で前田健、1塁で栗原、2塁で東出の3選手が選ばれました。
 前田健は両リーグ最多となる435,375票を獲得して、先発部門断トツでの選出でした。また、栗原は301,729票で2位の内川に約6万票の差を、東出も332,107票を集めて2位の井端に約12万票の差をつけて、2人とも文句なしの選出でした。
 そして、選出されませんでしたが、廣瀬が外野手の4位に入りました。3位のラミレスとは3万票弱の差でした。青木、松本、ラミレスらの知名度のある選手と互角の得票を得たことは驚きましたね。廣瀬もついに開花したといった感じですね。

 前田健がここまで得票を集めるとは思っていませんでした。1位は確実だと思っていましたが、両リーグ最多は驚きですね。先発はライバルが多いので、例年なら票がバラけて断トツでの選出はないのですが、今季は前田健はここまで防御率、勝利数、奪三振の3部門でリーグトップの成績を残しており、交流戦ではダルビッシュらのエース級に投げ勝ったことで更にインパクトを与えたのでしょうね。
 これでマエケンも全国区になりましたね。あとはオールスターで好投して、ファンの期待に応えてほしいですね。

 栗原がまさかのファン投票での選出となりました。現在は骨折で戦線離脱中ですが、オールスターを辞退しないということは、オールスターを復帰戦として、後半戦から1軍で出場するということなのでしょうね。復帰への道筋が決まってきているということは、順調に回復しているということなので嬉しいですね。
 栗原にはオールスターで無理をしてほしくないですね。

 東出も3度目のファン選出となり、すっかりセ・リーグを代表する2塁手となりましたね。開幕からなかなか打率が上がらず、今年は苦しいかなと思っていましたが、交流戦あたりから打撃が上向いてきたことが、選出に繋がったと思います。東出は前田健や栗原のような派手さはないですが、玄人好みの守備と走塁を全国の野球ファンに見てほしいですね。

 
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ヒューバー目覚めて連敗止まる

2010年06月27日 22時42分05秒 | 試合結果
広島 001 120 020 6
中日 010 000 003 4
勝:篠田2勝1敗
敗:川井1勝3敗
本:[広島]ヒューバー5号
  [中日]堂上直1号

 約3か月ぶりの先発となった篠田は、2回に和田、ブランコの連続短長打により無死2,3塁のピンチを迎えると、1死後に堂上直の遊ゴロの間に1点を失いましたが、徐々に球が走りだして、3回から6回は中日に2塁すら踏ませませんでした。
 7回に先頭の和田に2塁打を打たれたものの、ブランコ、野本を連続遊ゴロに打ち取って得点を与えず、7回を1失点の好投で試合を作りました。

 貧打に苦しむ打線は、2回2死1,2塁の先制機で石原がニゴロに倒れて、昨日までと同じかと思われましたが、3回に2死1,2塁から眠れる4番ヒューバーが来日初タイムリーを放って同点に追いつきました。
 4回は無死1,2塁から石原が最悪に併殺打に倒れて、勝ち越し機を逃したと思われましたが、篠田の投ゴロを川井が悪送球して、勝ち越しに成功すると、5回には1死1塁からヒューバーが左翼席に2ランを放って追加点を挙げました。
 更に7回には1死満塁から、東出の適時打と梵の犠飛で2点を追加して、中日にダメを押しました。しかし、9回に守護神ベイルが安打と梵の失策で1死1,2塁とされると、堂上直に3ランを浴びて2点差に追い上げられてしまい、楽勝が一転してしまいました。
 最後はヒヤヒヤの勝利をなりましたが、連敗が5で止まったということで、気分的にも楽になったでしょう。

 ヒューバーがついに目覚めたのでしょうか。ここまでチャンスで全く打てず、今日も3回に2死1,2塁で打席が回った時には、諦めムードでした。しかし、ヒューバーは低めの変化球を捕えて左前に同点適時打を放ちました。
 これで気を良くしたのか、5回には川井のカーブを完璧に捕えて貴重な追加点を叩き出しました。これからもこの2打席のようなバッティングができれば、十分に活躍できると思います。
 今日の試合をきっかけにして、長い眠りから覚めてくれることを祈りたいですね。

 篠田がすばらしい投球をしてくれました。立ち上がりはそこまで良いとは思いませんでしたが、回を重ねる毎に調子を上げていったように見えました。
 特に圧巻だったのは、敵失で1点を勝ち越した直後の投球です。中日の打順は森野、和田、ブランコの怖い主軸で、しかも味方が勝ち越したことで、篠田が守りに入ってしまうのではないかと心配しましたが、森野を投ゴロ、和田を二飛、ブランコを三球三振に抑えて、あっさりと3人で片づけました。この投球が5回のヒューバーの2ランに繋がっていると思います。
 今日のような投球ができれば、ローテの一角として計算できます。と言うより、してもらわないと困りますね。次回登板で篠田の真価が問われますね。
 
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ジオ1失点完投負け

2010年06月26日 22時52分25秒 | 試合結果
広島 000 000 000 0
中日 100 000 00X 1
勝:中田賢2勝2敗
セ:岩瀬1敗21S
敗:ジオ1勝4敗

 先発はジオでしたが、初回に先頭荒木の当たりを小窪と嶋のまずい守備で2塁打にしてしまうと、藤井のニゴロの間に3塁に進められて、森野の犠飛であっさりと1点を奪われてしまいました。しかし、今日のジオは球のキレが良く、来日1番の出来で、中日打線に凡打の山を築かせて、3回に2死3塁とされた以外は全く危なげない投球でした。
 
 打線は毎回のように走者を出して得点のチャンスは作るのですが、あと一本がでず、ホームが遠い試合をなりました。
 2回は廣瀬の2塁打で1死2塁としながら、天谷と小窪が凡退。4回には2安打1四球で2死満塁の一打逆転のチャンスでしたが、またしても小窪が中飛に倒れてしまいました。
 5回無死1塁ではジオがバントできず三振に倒れると、極めつけは、9回無死1塁から小窪のバントは失敗となるも、敵失に助けられて無死1,2塁にチャンスが拡大したのですが、石原がバントを失敗して走者を進めることができませんでした。結局、このチャンスを活かすことができず、中日の投手リレーの前に完封されてしまいました。

 これで連敗は5に伸びて、借金は今季最多となる12に膨らんでしまいました。大竹、スタルツ、前田健、ジオの4本柱での5連敗はきついですね。明日は先発がおらず、篠田の先発予想されており、明日も苦しい戦いになりそうです。

 ジオの安定感は本物ですね。前回は7回無失点で、今日は3安打で1失点完投と前田健に匹敵する安定感です。初回の失点は荒木の3塁へのハーフライナーを小窪が取れなかったことが原因であり、実質的には今日も無失点と同じです。
 球のキレが良く、持ち味の動く球が効果的に決まり、森野、和田、ブランコの主軸を1安打に抑えるなど、中日打線を完全に手玉に取りました。また、今日はテンポも良く8奪三振ながら、88球の省エネ投球でした。
 復帰後は投げる度に調子が上がっているように感じますね。大竹が再び離脱して苦しい先発陣ですが、ジオの好投で一筋の光が見えたように思います。あとは、篠田、齋藤らが3本柱に続く投手になってほしいですね。

 打線は5安打に抑えられながらも、得点のチャンスはそれなりにあったと思いますが、重要な場面でミスが出てしまいました。
 5回無死1塁でジオは送りバントができず、結局三振に倒れて走者を進めることができず、上位にチャンスを回すことができませんでした。
 そして、最大のミスは9回にでてしまいました。敵失などで無死1,2塁としながら、石原のバントは投前に転がり、3塁封殺で走者を進められませんでした。後続の代打前田、東出が代わった岩瀬に抑えられてしまい、本塁を踏むことができませんでした。
 一方の中日は、初回に無死2塁から藤井がニゴロで走者を3進させて、森野の犠飛で先制しており、ソツのない攻撃はミスを連発するカープとは対照的ですね。
 こんな試合をしていては中日には勝てません。中日との対戦はいつもミスをした方が負けているので、攻守ともにミスのない試合をしないといけませんね。明日は締ったプレーを見せてほしいです。
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マエケン本塁打に泣く

2010年06月25日 23時37分38秒 | 試合結果
広島 000 000 100 1
中日 000 201 00X 3
勝:吉見7勝3敗
セ:岩瀬1敗20S
敗:前田健9勝3敗
本:[中日]ブランコ18号、和田20号

 前田健は球が走っており、初回から3回まで中日打線を無安打に抑える好投でしたが、4回に先頭の藤井に初安打を打たれると、2死2塁からブランコに2ランを被弾してしまいました。そして、6回には2死から和田にソロ本塁打を浴びてしまい、7回3失点で降板となってしまいました。
 打線は初回と4回に先頭打者を出塁させて、4回は2塁まで進めながら後続が続かず、得点を挙げられませんでした。ようやく7回に2死2塁から廣瀬の適時打で1点を返しましたが、これが精一杯でした。9回は岩瀬の前に三者凡退に抑えられてしまい、連敗は4まで伸びてしまいました。

 前田健と吉見のエース対決は開幕戦と同じでしたが、今回はマエケンが負けてしまいました。エース同士の投げ合いですから、投手戦になるのは予想できましたが、吉見を攻略する糸口はあったと思います。
 1回と4回に共に先頭の東出が出塁したのですが、初回は運が悪く嶋の投直で併殺となり、4回はバントで1死2塁としながら嶋、ヒューバーが凡退して先制点を挙げられませんでした。どちらかで1点でも挙げていたなら試合展開は変わっていたと思います。
 そこで疑問なのが、初回は梵に送らせず、そのまま打たせたところです。相手がエースである以上、体力得点は望めませんから、1点ずつを確実に奪いに行くべきだと思います。結果的に梵は三振で走者を進められず、嶋の併殺に繋がりました。
 一方の4回は梵が送ってチャンスをクリーンアップに回したものの、嶋が投ゴロ、ヒューバーがニゴロに打ち取られてしまい、先制できませんでした。
 今日の嶋は無安打でしたが、最近の調子は悪くないので凡退はやむなしだと思っています。しかし、ヒューバー7回1死2塁でも一飛に倒れてしまい、相変わらずチャンスで打てず、未だに得点圏打率.000とチャンスにめっぽう弱いです。これではさすがにいつまでも4番を任せる訳にはいきませんね。
 長打力が魅力で4番に起用していますが、4番に長打力を求める必要はないと思います。長打力は無くてもコンスタントに打てるフィオを4番に据えた方が打線がつながると思います。ただ、1塁を守るのが廣瀬になってしまうのは不安ですが、ヒューバーが1塁を守っても不安なので一緒ですね。

 エース前田健で落としてしまったのは痛いですね。調子は良かったと思いますが、肝心なところで球が甘く入ってしまいましたね。それでも7回を4安打3失点に抑えたことは、十分に先発の仕事は果たしたと思います。
 次回登板では野手が奮起してくれるはずです。そして自己新の10勝を挙げてほしいですね。

 大竹が22日の阪神戦で右臀部(でんぶ)を痛めて、2週間の加療が必要と診断を受されたため、出場選手登録を抹消されました。投球練習再開は7月上旬以降になるようです。
 中継ぎ陣に故障者続出で崩壊しているものの、先発は揃ってきたのが救いでしたが、大竹が離脱したことで、先発、中継ぎとも不安を抱えてしまいましたね。
 しばらくは苦しい戦いが続くことになりそうですね。
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打線は粘るも3連敗

2010年06月23日 23時42分24秒 | 試合結果
阪神 130 000 104 9
広島 000 200 110 4
勝:スタンリッジ3勝1敗
敗:スタルツ3勝4敗

 スタルツは初回に2安打で1点を失うと、2回は四球で出した走者を失策などで3塁まで進められ、2死まで取ったものの投手のスタンリッジに四球を与え1,3塁とすると、鳥谷、平野、マートンの3連打で3点を失ってしまいました。
 3回以降は立ち直り、走者を出しても後続を打ち取り、本来の投球を取り戻しましたが、100球を超えた7回に1死2塁からマートンに適時打を浴びて、痛い追加点を奪われてしまいました。

 打線は3回まで1安打に抑えられていましたが、4回に1安打2四球で無死満塁のチャンスを作ると、廣瀬と赤松の連続犠飛で2点を返し、追加点を奪われた7回には2死1,2塁から東出の適時打で1点を返すと、8回には1死2塁から廣瀬の適時打で1点差に詰め寄って、諦めない粘り強い攻撃をみせました。
 
 しかし、9回に3番手大島が大和、鳥谷の連打で1点を失うと、継いだ岸本がマートン、新井、ブラゼルに3連打されてしまい、この回4点を失って試合が決まってしまいました。

 先発が失点を重ねると苦しくなりますね。昨日は大竹が5回を5失点、今日はスタルツが2回までに4点を失い、序盤から追いかける展開となってしまいました。リリーフに不安を抱えている状態なので、序盤である程度のリードを奪って逃げ切る形に持ち込まないと勝つのは難しいですね。
 今日もまたリリーフが打たれました。1点差に追い上げてムードが良くなったところで、大島と岸本が4失点で反撃ムードが吹き飛んでしまいました。
 昨日は広池、ベイルを投入して同点に追いつかれ、延長で梅津が6失点と崩れてしまったので、誰が投げても抑えられないように思えてしまいますね。
 シュルツは長期離脱の可能性が高く、復帰には時間がかかりそうですから、横山と永川の2人が早く復帰してくれることを願います。

 昨日も今日も打線は粘り強く反撃しましたが、あとひと押しができませんでした。得点を挙げた後のチャンスで追加点を奪えず、同点又は逆転できません。
 打線のブレーキになっているのが4番ヒューバーですね。2試合連続で無安打と打線の流れを止めているのは明らかです。
 今日は1回2死2塁と8回無死2塁と2度のチャンスで2度とも三振に倒れてしまいました。昨日も3度走者を置いた場面で打席に立ちながら、全て凡退に倒れてしまいました。
 いまだに得点圏打率.000はさすがに4番を打つには辛いですね。長打力は魅力ですが、チャンスで打てないようではいけませんね。でも他に4番を打つ選手がいないのも事実なので苦しいですね。今思うと喜田をトレードしたことが悔やまれます。
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魔の8回

2010年06月22日 23時26分27秒 | 試合結果
阪神 101 120 020 06 13
広島 002 203 000 00 7
勝:藤川球3勝1敗13S
敗:梅津1敗
本:[阪神]ブラゼル23号、城島11号、マートン9号
  [広島]梵6号

 大竹は初回に1死1,2塁から新井に適時打を浴びて先制を許すと、3回にはブラゼルにソロ本塁打を打たれてしまいました。
 同点に追いついた直後の4回には、桜井への四球をきっかけに鳥谷に勝ち越し適時打を浴びてしまい、今度は自らのスクイズで勝ち越した後の5回は、城島に逆転2ランを打たれてしまい、この回限りで降板となってしまいました。
 打線は3回に梵の2ランで同点に追いつくと、勝ち越された後の4回に敵失をきっかけに1死2,3塁として、大竹が見事に2ランスクイズを決めて勝ち越しに成功しました。
 再び勝ち越されましたが、6回に押し出し四球で同点に追いつき、更に東出の2点適時2塁打でこの回3点を奪い逆転に成功しました。
 6回からは大島、上野と繋いて逃げ切りを図りましたが、今日も魔の8回に捕まり、1死1塁から4番手広池に交代して、今度は2死1,3塁となったところで、守護神ベイルを投入しましたが、関本に2点適時3塁打を打たれて追いつかれてしまいました。
 そのまま延長に突入し、7番手の梅津が11回に梵の失策から崩れてしまい、2死1、2塁から桧山に勝ち越し適時打を打たれ、敬遠、死球で満塁となったところで、マートンに満塁本塁打を打たれて試合が決まってしまいました。

 一昨日のヤクルト戦と同様に勝てる試合を落としてしまいました。今日もポイントは8回の継投でした。上野が1死から桜井に安打を打たれて、代打金本が出てくると、左の広池に交代し、2死1,3塁とピンチが広がるとベイルを起用しましたが、同点に追いつかれて継投失敗となってしまいました。
 ここでのポイントは広池の投入ですね。金本、鳥谷と続く左対策として広池に交代しましたが、上野の調子は悪いとは思えなかったので、上野を続投させれば良かったのではないかと思います。
 一昨日のヤクルト戦でも代打ガイエルに対して左の高橋建を投入しましたが、これが継投失敗の原因となりました。シュルツ、横山が離脱してリリーフ陣に頼れる投手がいないため、少しでも安全策を取ろうとして、左対左に拘った投手起用になっているのでしょう。
 リリーフ陣が不安定なのは分かりますが、起用する以上はもっと信用しても良いのではないでしょうか。小刻みな継投で起用する選手が増えるほど、不調な投手を起用する確率も上がるので、投手交代は選手の状態を見極めて慎重にしてほしいですね。

 
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継投失敗5連勝逃す

2010年06月20日 22時40分55秒 | 試合結果
ヤクルト 000 000 040 4
広  島 010 010 000 2
勝:由規3勝5敗
セ:林昌勇1敗11S
敗:高橋建4勝5敗

 ジオは毎回のように走者を背負いましたが、制球が良く持ち味の動く球で後続を打ち取り、ヤクルト打線は7回まで無失点に抑えて、6個の残塁を記録させる好投でした。
 打線は2回に2死1,3塁から東出の適時打で先制し、5回には四球の東出が牽制悪送球と梵の犠打で3塁に進み、嶋の犠飛で追加点を挙げました。しかし、6回の1死1塁は石井が盗塁失敗、7回は1死1塁から梵がバント失敗でヤクルトを突き放せませんでした。
 8回からは継投に切り替えましたが、これが裏目に出てしまい、2番手高橋建が1安打2四球で1死万満塁のピンチを作って降板すると、3番手梅津がまさかの押し出し四球を与えて1点を返されると、福地と相川に連続適時打を浴びて逆転を許してしまいました。
 打線の奮起を期待したいところでしたが、8回を松岡、9回を林昌勇に抑えられてしまい、悔しい逆転負けを喫して、今季初の5連勝を目前で逃してしまいました。

 ポイントは8回の継投ですね。継投に切り替えたこと自体は間違いではないと思いますが、交代の時期が中途半端だったと思います。
 7回裏の攻撃でジオは先頭打者として打席に立ち、8回のマウンドにも立ったのですが、ヤクルトが由規に左のガイエルを代打に送ったことで、ベンチが動きジオから高橋建に交代させました。
 7回終了時点でジオの球数は98球となっており、交代時期ではありましたが、一度マウンドに送り出した後での交代はタイミングが悪いと思います。ブルペンの建さんも自分の出番ではないと思っていたはずです。せめて変えるならガイエルに打たれた後にするべきだったと思いますね。これでは建さんは気持ちの準備が出来ずに、マウンドに上がることになり、それがガイエルへの四球に繋がっていると思います。
 これは明らかにベンチの采配ミスだったと言わざるを得ませんね。2点を追うヤクルトが8回の攻撃で先頭打者の由規に代打を送るのは当然予想できたはずです。代打の左右で投手交代を決めるつもりだったと思われますが、それなら初めから継投に切り替えることを見越して、7回にジオに代打を送り追加点を奪いに行って、8回からスパッと継投に切り替えて欲しかったです。
 昨日はエース前田健で勝って、4連勝と波に乗りかけたところだっただけに、せっかくの勝ち試合をこんな形で落としてしまったのは残念です。 
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マエケン9勝、チームは今季初4連勝

2010年06月19日 21時01分16秒 | 試合結果
ヤクルト 000 000 010 1
広  島 100 004 00X 5
勝:前田健9勝2敗
敗:石川2勝8敗
本:[ヤクルト]畠山1号、
  [広島]嶋4号、ヒューバー4号、赤松1号

 スライド先発の前田健は中9日と間隔が開いたことが影響したのか、本来の球のキレがなく、3回は2死から2連打と死球で満塁のピンチを迎えましたが、デントナを三振に斬って特手を与えませんでした。その後も4回、5回と先頭打者に安打を打たれる苦しい投球が続きましたが、粘り強く投げて後続を打ち取り、7回を無失点に抑えました。

 前田健を援護したい打線は、初回に東出の2塁打を足がかりに1死3塁とすると、嶋の犠飛で1点を先制したものの、石川の前に3回から5回まで無安打に抑えられて、追加点を挙げられませんでした。
 しかし、6回に嶋とヒューバーの連続ソロ本塁打で2点を追加すると、更に廣瀬が安打で出塁し、赤松が2ランを放って、この回3本塁打で4点を挙げて石川をKOしました。

 8回に2番手大島が代打畠山に本塁打を浴びて1点を返されたものの、その後は梅津とベイルが締めて、リーグ戦再開後の初戦を白星で飾って、前田健はリーグ単独トップとなる9勝目を挙げて、チームは今季初の4連勝となりました。

 前田健は直球が走らず、苦しい投球でしたが、悪いなりに要所を締める投球が光りました。3回の2死満塁では4番デントナを空振り三振に仕留めると、4回無死1塁は相川をニゴロ併殺に、5回無死1塁も石川のスリーバントを失敗させてピンチを拡大させませんでした。
 調子が悪くても大崩れせずに、試合を作れるところが前田健の凄みです。この粘り強い投球が6回の打線の援護を引き出すのでしょうね。
 今日の粘り強さは、前回登板の悔しい思いがあったからだと思います。9日のロッテ戦では完封目前の9回2死から同点打を打たれて、引き分けに持ち込まれてしまい、かなり悔しい思いをしており、これがマエケンを精神的に成長させたのだと思います。悔しい思いをしたことで、絶対に今日は勝つという強い思いが球に乗り移り、粘りの投球に繋がったと思います。

 ヒューバーが3試合連続安打と当たりが出てきました。今日は6回に嶋の本塁打で追加点を挙げた直後に、左翼へ本塁打を放ちました。この本塁打は石川にとってかなりのダメージを与えたと思います。この本塁打が赤松の2ランへの伏線となっており、この回の3点はヤクルトの攻撃意欲を削ぐには十分な効果があったはずです。
 野村監督がヒューバーに期待する一発長打が2試合続けて良い場面で出ています。多少打率が悪くても、一発長打が出れば相手チームへ与える威圧感は十分です。いよいよヒューバーが本領を発揮し始めたと思っても良さそうですね。 
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