カープな毎日

カープファンのひとりごと。

来季に向けて収穫の多い2021年

2021年12月31日 21時13分02秒 | 日記

 佐々岡監督の就任2年目のシーズンは、前半戦に戦力が整わず大きく躓き、後半戦に驚異的な巻き替えしを見せて3位に2ゲーム差まで詰め寄るも、63勝68敗12分けの4位に終わってしまいました。

 チームとしては、開幕から新人の栗林が守護神として完璧な投球を続け、森浦と大道も好投してリリーフ不足の課題が解消しましたが、打線は期待の新外国人クロンの状態が上がらないなど得点力不足に苦しみ、苦戦を強いられていたところに、エース大瀬良の故障や正捕手會澤のコンディション不良による離脱、更には新型コロナの集団感染が起こり、投打の主力を欠いた状態で臨んだ交流戦は3勝12敗3分と失速してしまい、代わりに出場機会を得た林や玉村、さらに小園らの若手がレギュラーやローテに定着して奮闘するも、前半戦を借金12の5位で終えました。

 五輪期間を挟んだ後半戦は9月に鈴木誠が13本塁打を放つなど覚醒し、さらに1番に野間や宇草、2番小園、5番坂倉が定着して機能したことで得点力が向上して、投手陣も大瀬良、九里、森下の3本柱に床田と玉村の左腕2人が定着し、島内、森浦、ケムナがセットアッパーとして機能したことで不安定だったリリーフ陣が安定して、投打の歯車ががっちりとかみ合い3位巨人を猛追しましたが、最後はもう一歩及びませんでしたが、後半戦の戦いは、投打とも若手が台頭して、勝利を重ねていたことから、来季に向けて大きな期待を抱かせてくれました。

 

 今季は外国人選手で活躍したのはコルニエルだけという状態で、ほとんど機能しておらず、補強に失敗したことが、第一の大きな誤算となりました。さらに新型コロナの集団感染の影響を受けてまともに戦力が整わない状況に陥り、この間の失速を挽回することができませんでした。 

 しかし、栗林を始め森浦と大道の3人の新人投手は来季に向けて十分戦力になることが分かり、復調した床田、主力が離脱した間にチャンスを得た玉村と高橋昂が後半戦は来季に繋げる投球をしました。

 一方で野手では小園と林が急成長し、坂倉も打撃が開花して鈴木誠と首位打者を争うまで成長しました。さらに終盤には宇草が1番への適性を感じさせる働きをしており、投打とも来季に大きな期待を抱かせる若手が出てきました。

 もちろん、期待ばかりではなく、不安要素もあり、来季は鈴木誠がメジャー移籍する可能性が高く、打線の軸を欠くことになり、この穴を埋めるのは簡単ではありません。もちろん新外国人のマクブルームが相応の活躍をしてくれれば、一番良いのですが、鈴木誠と同じような活躍を期待するのは厳しいと思うので、誰か一人に期待するのではなく、野手全員で補っていくしかありません。

 鈴木誠の穴を如何に埋めることができるかが、来季の唯一の課題であり、若手の活躍はもちろん、長野や松山らのベテラン、堂林や野間らの中堅が奮起して活躍しないといけないと思います。さらには佐々岡監督の采配も重要になってくると思われますので、攻撃面でサポートする東出野手総合コーチの力も重要になってきそうです。 

 来季は佐々岡監督も勝負の3年目となります。監督の掲げるチーム一丸となって戦うことができれば、リーグ制覇も無理ではないと思います。佐々岡野球の集大成を見せてほしいですね。

 本年も1年間お付き合いいただきましてありがとうございました。皆様も良いお年をお迎えください。

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今村が現役引退を決断

2021年12月23日 21時11分58秒 | オフシーズン

 戦力外通告を受けていた今村が現役引退することが明らかになりました。昨日球団事務所を訪れて、鈴木球団本部長に「オファーがなかった。次のことを考えています」と報告したとのことです。

 10年にドラフト1位で入団して、主に中継ぎとして活躍し、16-18年にはセットアッパーや守護神を担いセ・リーグ3連覇に貢献するなど、プロ12年間で通算431試合に登板し、21勝30敗36セーブ、球団歴代最多の115ホールド、防御率3.46の成績を残しました。

 しかし、今季は2軍で結果を残すも1軍登板なしに終わり、10月に戦力外を通告を受けました。12月のプロ野球12球団合同トライアウトには参加せず、NPB球団からのオファーを待ちましたが、オファーがなく引退を決断をしたようです。

 まだまだ1軍で通用する実力があると思っていましので、他球団で現役を続けてほしかったですが、オファーが無くては仕方ありません。

 今村ほどの実績があり、チームに大きく貢献してくれたことを考えると、このような形で引退というのは寂しいですね。何とかオープン戦で引退セレモニーを開催してあげてほしいですね。

 そして、今村投手、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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西川が1,300万円増の7,600万円で契約更改

2021年12月17日 23時06分57秒 | 試合結果

 西川が契約更改交渉に臨み、1,300万円増の年俸7,600万円で更改して、鈴木誠を除く全選手の契約更改が終わりました。

 今季はチーム最多の137試合に出場して、2年ぶりに規定打席に到達し、1番から8番まで全ての打順を経験するなど打線を支えて、打率.289、12本塁打、60打点の成績を残しました。また、144安打は、首位打者の鈴木誠を上回るチーム最多でした。

 交渉では球団から背番号63からの変更の打診を受けたようですが、悩んだ結果、もっと活躍してにすると固辞したようです。

 今季の西川は、坂倉や小園らの台頭もあり、少し印象が薄く、物足りない感じがしましたが、9番以外の全ての打順を経験しており、やり辛い状況だったにも関わらず、打撃成績はしっかりと残しており、出場試合数もチーム最多と十分にチームに貢献していました。物足りなく感じたのは、西川に対する期待が大きいからだと思われます。

 しかし、西川であれば全ての打撃成績でもっと結果を残すことができる実力があるはずです。来季は鈴木誠が抜けたら、4番候補の一人だと思っていますので、来季は全ての打撃成績でキャリアハイを残して、打線の中心となって支えてほしいですね。

 

 球団は、来季の投手主将に九里、野手主将に野間が就任することを発表しました。

 主将制は佐々岡監督が今季から再導入して、投手主将を大瀬良、野手主将を鈴木誠が務めましたが、大瀬良は選手会長に就任し、鈴木誠はポスティングでメジャーに移籍する可能性が高く、代わって2選手が指名されました。

 九里は、大瀬良と同い年であり、年齢はもちろん、成績や実績も申し分なく、大瀬良に代わって主将に任命されるのは、当然の流れだと思います。一方で野間が任命されたのは意外でした。佐々岡監督は、野間に自覚と責任を持たせるために任命したとのことで、責任ある立場にすることで現状を打破するきっかけにさせる狙いがあるようです。野間への期待の高さを感じました。

 2人には主将として、選手会長の大瀬良をサポートして、3人でチームをひとつにまとめてほしいですね。

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田中広が現状維持で契約更改

2021年12月16日 20時31分30秒 | オフシーズン

 田中広と長野が契約更改交渉を行いました。

 田中広は、今季から2年契約を結んでおり、来季は現状維持の年俸1億5,000万円+出来高払で更改しました。

 今季は、河田ヘッドコーチにチーム立て直しのキーマンとされ、遊撃で開幕スタメンを掴みながら、4月下旬に打撃不振でスタメンを外れると小園に遊撃の定位置を奪われ、代打や守備固めでの出場が多くなり、プロ入り後最小の81試合の出場にとどまり、打率.206、2本塁打、8打点、1盗塁と結果を残すことができませんでした。シーズン終盤には、プロ入り初めて不振で出場選手登録抹消され、10月には若手に交じって「みやざきフェニックス・リーグ」に参加していました。

 今季の成績では、減額されても仕方ないところですが、2年契約ということもあり現状維持となりました。これは球団としてもチームの上位進出には田中広の力が必要であるという期待も込められていると思います。

 今季は小園が成長しましたが、来季はどうなるか分からないので、田中広が復調して打撃状態を上げれば、十分に遊撃のスタメンを奪い返すことはできると思っています。

 来季こそは復調して本来の姿を取り戻して、プレーでチームを引っ張ってほしいですね。

 

 長野は、4,500万減の1億2,000万円で更改しました。

 今季は71試合の出場にとどまり、打率.216、2本塁打、13打点と、カープ移籍後、打撃成績は最も悪くなりました。さらに昨季は代打の切り札として勝負強さを発揮して存在感を示しましたが、今季は代打打率.171と結果を残すことができませんでした。

 外野陣は、鈴木誠が移籍する可能性が高いですが、宇草や羽月らの若手が台頭してきており、さらに来季は新人の即戦力候補として中村や末包が加入することから、外野のスタメン争いはし烈を極めるだけに、長野にとっては厳しい争いになりますが、豊富な経験と実績があり、ここ一番の勝負所では大きな戦力になるはずです。また持ち味のコミュニケーション力を発揮して、チームの潤滑油として縁の下からチームを支えてくれると思います。

 来季は納得のいく成績を残して、チームの勝利にも貢献してほしいですね。

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栗林が新人王を受賞

2021年12月15日 23時05分50秒 | オフシーズン

 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2021」が行われ、今季の最優秀新人選手賞(新人王)に栗林が選ばれました。カープからは昨年森下に続き11人目となりました。

 今季は開幕から抑えを務めると、2リーグ制後の新人記録を大幅に更新するデビューから22試合連続無失点や歴代2位タイの20試合連続セーブを記録し、新人最多セーブタイ記録でリーグ2位の37セーブをマークするなど、53試合に登板して0勝1敗37セーブ、防御率0.86で、セーブシチュエーションでの失敗が無く抜群の安定感を見せました。

 また、東京五輪でも日本代表の抑えとして、全5試合に登板して2勝3セーブで金メダル獲得に貢献しました。

 今季は、DeNAの牧、リーグ優勝に貢献したヤクルトの奥川、阪神の佐藤輝、中野、伊藤将も候補に挙がり激戦が予想されましたが、栗林投手は有効投票数306のうち201票を獲得して、2位牧に125票の大差をつけて文句なしの受賞となりました。

 最大のライバルは牧と思われ、接戦になると思われましたが、予想以上の大差がつきました。やはり、次々と記録を更新した上に、セーブシチュエーションでの失敗が一度も無かったことが、印象を良くしたと思われます。さらに五輪での活躍もプラスに働いたのでしょう。

 来季も守護神としてリリーフ陣を支えてもらわないといけないので、しっかりとコンディションを整えて来季を迎えて、チームを勝利に導き、自身はセーブ王を狙ってほしいですね。

 

 九里と松山が、それぞれ契約更改交渉に臨みました。

 九里は、5,300万円増の年俸1億4,000万円+出来高の3年契約で、再契約金1億円と出来高を含めると、3年総額6億5,000万円となりました。

 今季は開幕から先発ローテとして先発陣を支えましたが、5月に新型コロナウイルス感染により離脱がありながらも、25試合に先発して13勝9敗、防御率3.81の成績を残し、初のタイトルとなる最多勝を受賞しました。

 九里は、年々成績が向上しており、大瀬良や森下ほど目立ちませんが、しっかりと先発ローテを守って、試合を作ってくれるので、チームとってはとても貴重な存在です。特に4月に大瀬良が故障離脱した後は、九里の存在感がひと際大きく感じられ、まさに先発陣を支える存在としてとても頼もしく感じました。

 来季は今季以上の成績を残してくれるという期待感があり、その期待にしっかりと応えてくれるのではないかと思っています。まずは大瀬良や森下と開幕投手を争いを繰り広げて、3本柱で刺激し合い、更なるレベルアップに繋げて、強力な先発陣を形成してほしいですね。

 

 松山は、1,500万円減の年俸7,500万円+出来高で更改しました。今季は、開幕5番スタメン出場しながらも、コンディション不良により2度登録抹消されるなど、本来の打撃が影を潜めたことで、85試合の出場にとどまり、打率.263、2本塁打、29打点と全ての打撃成績において物足りない結果となりました。しかし、後半戦は代打の切り札として存在感を発揮して代打打率.317をマークし、得点圏打率も.339と勝負強さを発揮しました。

 打撃成績だけ見ると、松山の実力を考えると寂しい結果となりましたが、得点圏打率の高さなど勝負強さを評価されて1,500万円減で踏み止まったと思われます。

 来季は再びスタメンの座を目指していくとのことですが、1塁には新外国人マクブルームが、外野には新人の中村と末包がそれぞれ加入することから、かなり厳しい状況となるものの、コンディションさえ万全であれば、まだまだ力を発揮できると思います。今オフは肉体改造に取り組んでいるようなので、オフからしっかりとトレーニングを積んで、まずは万全の状態で開幕を迎えられるようにして、開幕スタメンを勝ち取るくらいのアピールをしてほしいですね。

 

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大瀬良が3年総額8億1000万円で契約更改

2021年12月14日 20時04分16秒 | オフシーズン

 大瀬良が契約更改交渉を行い、3,000万増の1億8,000万円+出来高の3年契約で更改しました。既に今年取得した国内FA権を行使せずに残留を表明しており、再契約金1億2,000万円を含む3年総額8億1,000万円の大型契約となりました。

 今季は3年連続の開幕投手を務めると好投を続けて好スタートを切り、投手キャプテンとしても投手陣をまとめましたが、4月中旬に右ふくらはぎ痛により戦線離脱すると早期復帰したこともあり、前半戦は3勝3敗と苦戦しました。しかし、五輪期間に調子を取り戻して後半戦は、7勝2敗とエースの働きを見せて、今季は23試合に登板して10勝5敗、防御率3.07で規定投球回にも到達しました。さらにQS20度はリーグトップタイで、QS率87%はリーグトップと抜群の安定感を見せて、先発陣を支えました。

 先発陣の柱として投球だけでなく、若手投手にアドバイスを送るなど精神面でも投手陣を支えて、その影響力は絶大であり、残留してくれて本当に良かったです。

 来季は選手会長にも就任することから、投手陣だけでなく野手陣も含めてチーム全体を牽引して、一丸で優勝を目指してほしいですね。

 

 今季のベストナインが発表され、カープからは外野手部門で鈴木誠が両リーグ最多の296票を集め6年連続6度目の受賞となりました。今季は打率.317で首位打者と出塁率.433で最高出塁率の2タイトルを獲得し、本塁打は自己最多の38本で、先日は三井ゴールデングラブ賞も受賞していることから、攻守ともに群を抜いた活躍を見せたので、文句なしの受賞でした。

 来季はメジャー移籍する可能性が高く、改めて鈴木誠の存在の大きさを感じるとともに、鈴木誠の抜けた穴を如何に埋めるかが来季の大きな課題であることを痛感しました。

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會澤が現状維持で契約更改

2021年12月13日 20時41分17秒 | オフシーズン

 會澤が、契約更改交渉に臨み、3年契約の最終年となる来季は現状維持の年俸1億8,000万円+出来高払いで更改しました。

 今季は5月に下半身のコンディション不良で登録抹消され、直ぐに復帰するも6月には試合中に左脚を痛め2度目の登録抹消となり、内定していた東京五輪の日本代表を辞退することになりました。後半戦に復帰するも、出場は70試合にとどまり打率.256、3本塁打、22打点の成績に終わり、チームも3年連続Bクラスと、會澤にとっては個人成績とチーム成績とも不甲斐ないシーズンになったと思われます。

 會澤は、投手陣からの信頼が厚く、野手陣にとっては頼れる兄貴分であることから、チームをまとめる精神的支柱としてその存在感はとても大きく、前半戦に2度登録抹消となったのは痛かったです。

 後半戦もスタメンマスクを坂倉や石原に譲ることが多く、今季はシーズン通してコンディションが整わず、苦戦したと思われます。 

 まだ、坂倉らの若手にポジションを譲る年でもなく、コンディションさえ整えばまだ打てる捕手として攻守で活躍できるはずです。このオフはスポーツ専門ジム「上達屋」に通い始め、肉体改造にも取り組んでいるようなので、来季は今季の悔しさを晴らしてくれる活躍をしてくれるはずですね。

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新人11選手が球団施設を見学

2021年12月11日 21時21分42秒 | オフシーズン

 昨日、入団会見を行った新人11選手が、マツダスタジアム、室内練習場、トレーニング施設、さらに大野練習場も訪れ、球団施設を見学しました。

 マツダスタジアムでは少年ソフトボールの大会が行われていたため、毎年恒例のマウンドに上がったり、バッターボックスに立って感触を確かめることができず、スタンドからの見学となりました。

 新人選手たちは、マツダスタジアムの代わりに室内練習場のマウンドやバッターボックスの感触を確かめて、プロでのプレーに想いを馳せてプロ入りを実感するとともに、プロとしての活躍を誓ったと思います。

 実際にマツダスタジアムのグラウンドに入ることができなかったのは残念ですが、「(マツダスタジアムのマウンドは)自分が1軍のマウンドに立つ権利というか、機会を勝ち取って立つときまで楽しみに取っておきたいと思います」という黒原のコメントのとおり、自分の力でマツダスタジアムに立つことを目標にして、これからも練習に励んでほしいですね。

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新入団選手発表

2021年12月10日 21時29分55秒 | オフシーズン

 球団は、広島市内のホテルで育成4選手を含む新人11選手の入団発表記者会見を行い、合わせて背番号も発表されました。

 ドラフト1位の黒原は、大野氏の背負った24となり、2位の森は、今季まで今村が背負った16に決まり、ともにチームの勝利に大きく貢献した選手が背負っていた番号であることから、即戦力左腕2人に対する球団の期待の高さを感じさせました。また、ドラフト3位の中村は50と大きい番号でしたが、過去には栗原が背負うなど大砲候補が付けていた番号なので、鈴木誠の抜けた場合の長距離砲として期待されていると思われます。

 今年のドラフトは1、2位で即戦力左腕、3位と6位の末包は、右の長距離砲候補と、今チームの補強ポイントに対応した獲得ができました。改めて球団の来季に掛ける意気込みを感じました。

 5位の松本を含めた5選手の活躍が来季のチーム浮沈の大きな鍵になると思います。昨季の森下、今季の栗林、森浦、大道と即戦力の活躍続いているので、この良い流れに乗って、新人王を狙えるような活躍をしてほしいですね。

1位 黒原拓未 24
2位 森 翔平 16
3位 中村健人 50
4位 田村俊介 60
5位 松本竜也 45
6位 末包昇大 52
7位 高木翔斗 64
育成1位 新家 颯 126
育成2位 前川誠太 127
育成3位 中村来生 128
育成4位 坂田 怜 122

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森下が大卒3年目の球団最高年俸を更新

2021年12月09日 20時39分06秒 | オフシーズン

 森下が、契約更改交渉に臨み、3,200万円増の7,500万円で契約を更改しました。大卒3年目の投手では16年の大瀬良の4,600万円、14年の野村の6,000万円を上回り、球団史上最高額となりました。

 今季は24試合に登板して8勝7敗、防御率2.98の成績で、新人王を獲得した昨季から2年連続の2桁勝利は成りませんでしたが、投球回163回1/3はセ・リーグ2位、防御率も4位の好成績でした。さらにクオリティースタート19試合でQS率はセ・リーグ2位の79.2%と先発としての役割は十分に果たしました。

 今季は前半戦で6勝を挙げて、離脱した大瀬良の穴を埋める活躍でしたが、後半戦は8試合連続で白星から遠ざかるなどプロの壁にぶち当たり苦しみ、2勝どまりで2桁勝利に届きませんでした。

 一見すると成績が物足りず、大幅増は意外な感じがしますが、昨年度の成績が凄すぎて今季の成績が物足りなく感じるだけであり、白星こそ2桁に届かず8勝止まりと寂しいものの、これは打線との兼ね合いもあり、森下個人の力だけではどうすることもできないので、伸び悩んだのは仕方ありません。

 今季は後半戦に白星を挙げられず苦しんだことが良い経験になったはずであり、来季は更なるレベルアップした森下が見られると思うので、大瀬良や九里を凌ぐようなエース級の活躍でチームを白星に導いてくれるでしょう。今から来季の森下の投球が楽しみですね。

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