青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

肥薩に開け、明治の扉

2010年03月05日 17時36分52秒 | 日常
(画像:大畑駅)

朝4時起きで宮崎まで来た。
画像を見て探偵!ナイトスクープを思い出した人間は挙手。

二年前に八丈島に行って以来の飛行機搭乗だったが、やっぱり飛行機ってあんまり好きじゃないなあ(笑)。宮崎へはずーっと海の上を飛んで行くので景色にメリハリがないし、何より地に足が付かない所は好きじゃないのよね。飛行機慣れてる人には全く揺れてないって部類に入るフライトだとは思うんだけどさ。寝台特急「富士」が宮崎まで行ってたら確実にそちらを選んだと思いますw

今日は一日肥薩線のいわゆる矢岳越えを「いさぶろう&しんぺい号」でバッチリと。
地元の幼稚園児の遠足と乗り合わせてしまい、うるさかったら叶わんなあと思ってたんだけど、「カメラ撮って撮ってぇ~!」とせがまれつつ求めに応ずるがまま、「スイッチバックだあ!」とか「トンネルだあ!」とか賑やか賑やか。途中から一緒になって和気あいあいと引率の先生気分で、田舎のガキんちょは屈託なくていいねぇ。

肥薩線の吉松~人吉間は、ありのままの鉄道遺産が山のようにゴロゴロしている。
頭の中の知識はあったけど、乗ってみて初めて判るその歴史の重厚さ。
トンネルごとに明治の扉が開いていくようでした。

天険若夷、引重到遠。
山県伊三郎と後藤新平に敬礼。
コメント
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