法務大臣閣議後記者会見の概要(令和3年6月15日(火))
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00206.html
〇 選択的夫婦別氏制度に関する質疑について
【記者】
選択的夫婦別氏制度についてお伺いします。
自民党では,別氏制度の導入を推進する議員連盟と導入に慎重な議員連盟の双方が,先日それぞれ中間取りまとめや決議をまとめました。
上川大臣は,選択的夫婦別氏制度について,以前も国会で「各党での検討を含む,国会での議論,こういったことが充実したものとなるように取組を続けてまいりたい。」との答弁をされていたと思いますが,改めて法務省としての見解をお聞かせください。
【大臣】
夫婦の氏の問題につきましては,長い間,大きな論点として社会の中でも議論されてきたところでございます。御指摘のように,自民党内におきましても,複数の議員連盟あるいは勉強会等で様々な検討がなされていることについては,これも多くの報道がなされているところでございます。
夫婦の氏の問題につきましては,国民それぞれが有する家族観や国民感情にも影響を及ぼしうるものであるという意味で,私自身,家族の在り方に関わる問題であると申し上げているところでございます。
それゆえ,この問題につきましては,国民的な幅広い議論を踏まえ,意見の集約が図られることが望ましいと考えております。
法務省といたしましては,国会における議論が充実したものとなるように,法制審議会での検討の経過や最近の議論状況等につきまして,積極的に情報提供をするなど,できる限りの協力をしているところでございます。
こうした協力の取組を続けるとともに,引き続き広報・周知を徹底するなどの環境整備にも努めてまいりたいと思っております。