今日のテレビで
この絵の話をやっていた
正月にこの絵を見たとき
小さい画面なのに
大きい空間が
密度濃く
緊迫して描かれてると感じた
曖昧な話
今日のテレビで
色々分析してみる楽しみの予感
中央の線
これはオーバーハングする
崖の線だそうだが
そういう実態よりは
画面の緊張を集める 線と見える
この絵はかなり抽象画だな と思った
テレビでは
ほかの作家の山水画と並べて見せてくれたので
余計に雪舟は 抽象画家か・・ と見えたのだ
崖の向こうの山が
他の画家が
空気遠近法で遠くを淡く描いているのに
これは違う と言っていたが
ヴァルールということで言えば
空気遠近法でしょう?と思う
遠くが淡く じゃないけど
雪の冷たさと厳しさとだもの
こちらは
ダ・ヴィンチの
「受胎告知」↓の
部分
空気遠近法の説明で
よく使われる部分
この遠くの山は
神の象徴
「受胎告知」では線遠近法の
その線もこの山に視線を導く
どちらも
描かれたものの再現性ではなく
精神性というのに大事なところがあるというところ
共通
ちょっとびっくりだが ダ・ヴィンチの「受胎告知」1472~73年
雪舟ははっきりしないが1470年ごろの作らしい
ほとんど同じ時期だ
おもしろ!
この 天の橋立図については
その多視点ぶりを
テレビがつぶさに教えてくれた
セザンヌ 真っ青
でも こういう俯瞰図と 組み合わせる手法は
ブリューゲルとかもそうだった
どこかのブログで
絵の価値観に どれだけ広大な空間を描いてあるかが
大事だったんだという話(西洋画の話)もあった
風景画の多視点 て 描こうとする空間と
画面という平面から生まれたものだなきっと