ピカソのメモに
こういうのがある
黄金比を研究したって
恣意的に かっこいい形が出てくるのでもなく
センスがいいから出てくるのでもなく
円と正方形(長方形でも)カップにはある形で
格好良くするために黄金比をこじつけた
というのとは別な気がする
頭が疲れるので
それ以上は考えられない
1916年あたりから
具象的な人物像が出てくる
前に
向こうの
時々記事に書いたが
この二つの絵が
同時代
というのが
不思議な気がした
オルガが 「私をキュビズムで描かないでよね!」と言ったという噂もあるから
両刀使いで描いたのか?と思ったけれど
そうではない
総合的キュビズムというのと 新古典主義と言われる絵が同時進行
こういうのを
具象への回帰 とよく言うけれど
もともと
キュビズムって 具象の 見方をどんどん革新していった作業だから
新しく見えるようになった目で
人体を描きたかったろうなと思う
実際少し勉強しても
絵に関して
次々見えなかったものが見えてくるわけで
新しい目で描かれた絵が新古典主義の絵で
キュビズム以前に還ったんではないな