シャガールの本を読んでいると
ちょっと シャガール 嫌いになるくらいいやな人と思った
嫉妬深くて手前味噌で
シャガールもキュビズムの影響を受けているけれど
ピカソのキュビズムも けなしている
結局キュビズムは 写実じゃないか
大事なのは詩情だ というふうに
そりゃそうだ キュビズムはもののとらえ方で
歌ではないもの
ところでシャガールの本と一緒に借りたのが
ピカソのキュビズムという本で 1907年から1917年までのもの
それで厚さ5センチもあって重くて 読むだけで手が痛くなる
分冊にしてくれればいいのに!
ピカソのキュビズムの絵は 風景が少ないんだと思ってたが
いやいや あるわあるわ
カケダースというところで
ギリシャの船 1910年
このためのスケッチが何点もある
→のもその一つ
わかりやすい絵だし
海好きの私には 素敵!
後びっくりしたのは
この静物画 この絵は前から知ってた
これのためのスケッチが
10点もある
元は
こういう
居酒屋での
謝肉祭だったの
いくつも構図を考える
スケッチがあって
ここに登場する
人物の
デッサンもあって
結局最終的に
上の静物画に
変身
主題じゃないのよね
画面なのよね
この本を書いた人はジョゼフなんたらいうカタルニア出身の人
盛んにカタルニア魂のことを書いているが
その辺の歴史に疎いから
わからない
ピカソは13歳でカタルニア(バルセロナ)に来たが
生まれは違ってもカタルニア人らしいカタルニア人だと盛んに言うが
よく聞く話でもあるが 意味不明
面白かったのは この多視点の出所の一つに
映画を上げている 視点のコラージュという発想が
当時とすれば画期的な 映画に一層触発されたというのは
!!面白いな と思った ピカソはけっこう映画好きだったそうだ
キュビズムと パピエコレなんで結びついたんだろう
と不思議だたけれど
これで
少しわかるかもしれない
あと 運動を表現するのに 平行線の出現
それを セザンヌの絵とも 写真の手振れとも関係づけて
論じていた
→のデュシャンのキュビズムの絵
これは
時間と運動を表現しようとしている
これが来たのもそこかあ
今頃の展覧会でも
運動を時間と一緒にとらえようという絵は
いろいろ見る