ピラミッドの構図とかいうけれど
三角形って
結構決定的な性格があるから
特別という気がする
カンディンスキーにも
三角形がよく出てくるけれど
視覚的に
そこらじゅう見渡せば
三角形だから
それを
抽出したのが
カンディンスキーの
三角形に違いない
と
勝手に思ってる
ピカソの三角形が
1ページに
三つ並んでいる
この下の図はクリックで大きくなります
人はなぜ
三角形にこんなに惹かれるんだろう
不思議だ
西洋の絵画は
図像学的に読み取らないと分からないよ
と
よく言うけれど
図像学って イコノグラフィーっていうのよね
ああ イコンね
と思い
宗教的な背景を考えた しかし
イコンって図のことよね アイコンをクリックとかのアイコンと一緒だ
そうか!
何も神秘的で 私にわからない世界と思うことないや
ピカソったらアポリネールを描くときキュビズムで描いて
額の上に 叡智の象徴 ふくろうを描き加えたりしてる
なんとなく 私なんか幼稚なことを考えるけれど
穿ってることもあるかもしれないと思う
右の絵は
揺れ動く男の頭部
という絵なんだけれど
どう見ても
この三角形は
メトロノームだし
振り子の形
(これがこの時期
1913年)
繰り返し出てくる
形なのよ
右の絵は
水彩絵の具の染みが
レリーフを作ってるところが
私には魅力だけれど
三角形とか 三点というのは間違いなく平面を決めるからだろうか
通常絵を描くとき 三角形や 三点というのは
いつも頭の中にあるなと思った
それは 視覚的にものをとらえようとしている時だから
キュビズムの精神とは
相反するけれど
でも 視覚的に
というだけではなく
物事を決定するときに
三角形というのは そういうツールかもしれない
図像学というのも 偉い先生みたいに
背後の文化や何かと関係づけることもできるし
意外と幼児期から 人間の視覚的言語みたいな 施行するとき使う
ツールと 極 素朴に関係があるかもしれないと思った
ピカソの姉さんの配偶者は精神科医でピカソを研究して
通常よくあるタイプの共感覚者ではなく
視覚言語で思考する共感覚者というような事について
何やら論文を書いてる
これは
私もよくわかる
先日元数学の先生と話して
彼女は数量で物事を考える
私も数学は好きだったけれど
数量も何も式も みんな図形で考える
物事の把握の仕方って人によって違うねえ
と語り合ったのを思い出した
三角形で何を思うか 話し合ってみたら 盛り上がる話題に違いないが
誰も相手にしてくれない
という気もする