「画家は語る」20世紀の巨匠たち・・・奇跡のインタビュー ~八坂書房
シャガールは、自身の作品について深く語ろうとしない。
自分自身の作品は好きではないと言っている。
また、他の著名な画家の作品に対しても、準備無しにはすぐには理解できないとも発言している。
シャガールは、インタビューアに対してこう発言していた。
「制作しながら絵についてうまく語る、なんていうことは出来ないものだ。
ただ、絵だけが語ってくれる。
まさにそういうものなんだ。
もし私が美しい布を目にしたとして、それについて何が言えるというんだい。
あなたはそうやって写真を撮っているが、写真がよりよく語ってくれるからじゃないのかい。
他に何かうまく出来ることがあるなら、なにもそんなことはしないものさ。
絵を描くこと以外に何か出来た画家は珍しいよ。」
「若いころ、私はセザンヌの作品に出会った。
私は、気が動転してしまったよ、私には理解できなかったんだ。
物事を感じ、理解することができるようになるまでには、
回り道が必要だ。
ゴッホやセザンヌやゴーガンを理解することが出来るようになるまでに、
私は長い時間をかけて、
人生の砂漠を横断する必要があったんだ。
準備なしに、ボナールの一枚の絵に表現された全ての美を見て取ることはできない。」
うーん、シャガールまでが作品を理解するには、様々な経験や思考などそれ相応の時間を費やさなければならないとしている。
短絡的な作品の良し悪しや瞬間的な感動の有無ではなく、その作品に込められた美は、そう簡単に判断されてしまっても困るということだろう。
なんとなく、安心したというのが私の実感だ。
真の美を理解するという境地には残念ながら私には程遠いものがある。
しかし、作品から何かを感じることはできると思う。
それが作者の意図とするものでなかったとしても...。
そう感じた。
シャガールは、自身の作品について深く語ろうとしない。
自分自身の作品は好きではないと言っている。
また、他の著名な画家の作品に対しても、準備無しにはすぐには理解できないとも発言している。
シャガールは、インタビューアに対してこう発言していた。
「制作しながら絵についてうまく語る、なんていうことは出来ないものだ。
ただ、絵だけが語ってくれる。
まさにそういうものなんだ。
もし私が美しい布を目にしたとして、それについて何が言えるというんだい。
あなたはそうやって写真を撮っているが、写真がよりよく語ってくれるからじゃないのかい。
他に何かうまく出来ることがあるなら、なにもそんなことはしないものさ。
絵を描くこと以外に何か出来た画家は珍しいよ。」
「若いころ、私はセザンヌの作品に出会った。
私は、気が動転してしまったよ、私には理解できなかったんだ。
物事を感じ、理解することができるようになるまでには、
回り道が必要だ。
ゴッホやセザンヌやゴーガンを理解することが出来るようになるまでに、
私は長い時間をかけて、
人生の砂漠を横断する必要があったんだ。
準備なしに、ボナールの一枚の絵に表現された全ての美を見て取ることはできない。」
うーん、シャガールまでが作品を理解するには、様々な経験や思考などそれ相応の時間を費やさなければならないとしている。
短絡的な作品の良し悪しや瞬間的な感動の有無ではなく、その作品に込められた美は、そう簡単に判断されてしまっても困るということだろう。
なんとなく、安心したというのが私の実感だ。
真の美を理解するという境地には残念ながら私には程遠いものがある。
しかし、作品から何かを感じることはできると思う。
それが作者の意図とするものでなかったとしても...。
そう感じた。