LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

卯建(ウダツ)

2007-01-18 | 建築と文化
「ウダツ」は建築用語で、密接した隣家との境に設ける防火壁だ。
屋根(下屋)の端に小壁が立ち上がり、その上には小屋根が載っている。
現在の住宅では、意匠的な意味以外ではおそらく造らないだろう。

昨年末頃だったと思うが、NHK「美の壷」でウダツを取り上げていたのを記憶している。
卯建はもともと防火のために造られたもので、火返しとも呼ばれていたそうだ。
その卯建は、時代と共に変化していく。
江戸時代中期には単純な壁だったものが、江戸後期にはより装飾性の高いものとなり、繁栄の象徴とされるようになったのだ。

現在、卯建のある街並みは、美濃市や「美の壷」で取り上げられていた信濃路 海野宿が有名との事。

ちなみに、美濃市のHPには、ウダツが上がる美濃市へ来て見ませんか?とあった...。