写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

手取り湖の秋

2019年10月29日 | 写真日記
    [秋の手取り湖]

北陸の人造湖としては福井県の九頭竜湖に次ぐ広さの手取り湖。
白山を源流として日本海にそそぐ石川県第一の手取川上流に1980年に完成した国内最大級のロックフィルダムの「手取川ダム」がつくりだした人造湖です。

    [ブナなどの紅葉林が湖面に]
カメラ位置は手取り湖の中程ですが、広いダム湖なのでここがどこになるのかは定かではありませんが残雪の春も見事ですが、秋の紅葉時期も私の大好きな景色です。

    [ダム開発の光と影]

手取川ダムは建設に伴い、尾口村・白峰村の330戸・322世帯が水没するという事もあって強固な反対運動を飴と鞭で抑え込んでの建設でした。
その飴の一つにダム湖観光で経済効果というものがありました。
ダム湖の中ほどの景勝地に造成した土地に地元の方達による民宿やレストランが出来ました。
小高い展望台や土産物などを売るスペースもあって当初はダム湖観光の方達も来たようですが現在はこの写真の通り廃墟と化しています。
手取り川ダムで取水した水が石川県各自治体に強制的に割り当てられ、私の住む金沢市でも自前で十分賄える現地の水は捨てられ不要で高価な手取り川ダムの水を使わされ、毎月の高い水道料金として跳ね返っています。
美しい風景が撮影できることは嬉しいのですが・・・、複雑な気持ちでシャッターを押しています。

石川県の豪雪の地、旧白峰村の手取り湖で一昨年撮った秋写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。

ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記ー
コメント
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