写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

戦争文学史の片隅に

2008年08月04日 | 写真
私が参加している小さな短歌創作グループ「あすなろ歌会」が3年前から一年間の作品から各会員が選んだ短歌を集めて小冊子にまとめた「歌集」にし、2008年3月に第3集を発行した。
この小冊子の第1・2集が矢野貫一という編集者の目に留まり、同氏編集の「近代戦争文学事典」(和泉事典シリーズ)の第10巻に紹介された。
この本は一部10000円から15000円もする膨大なシリーズのうちの一冊であり、本の内容も編集者自身の目が行き届いた資料収集や戦争否定の立場を推し量ることの出来る誠実な解説がされている文字通りの「良書」である。
おそらく戦争文学研究者にとっては今後欠く事が出来ないシリーズとなるであろう、その中に私自身の短歌が3首も採り上げられていることが素直にうれしい。
大げさに言えば、ホンの片隅の存在とはいえこれから後は戦争文学史の一角に私の名前と作品、そして参加しているグループが存在することになるのでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金沢豪雨災害

2008年08月03日 | 写真
7月28日金沢市浅野川水系の上流部にあたる医王山を中心に降った豪雨は上流部にあたる金沢の奥座敷と言われている湯涌温泉街周辺から河口部にいたる広範囲の建物や田畑に大きな災害をもたらした。
いま共産党の災害救援ボランティアの集合場所になっている城北病院は私たち夫婦の通っている病院だが、一時はこの病院も水の中に浮かんでいる状態だったらしい。
被災から2日たった31日に建物の被害がもっとも多かった金沢の観光地としても知られる「天神橋」「梅の橋」から金沢駅に近い京町・堀川にかかる「応化橋」に至る地域を歩き、8月1日には上流部の銚子町から湯涌温泉付近まで車でまわった。
予想外の豪雨とはいえ、浅野川の中・上流部の護岸堤や橋の破損、そして氾濫した川からの泥水、山ゃ上流からの鉄砲水などで一瞬にして暮らしの土台となる住居や建物・道路、田畑など大きく姿を変えた様子をファインダーのなかに見るといまさらながら「自然のもつ破壊力のすごさ」を思い知らされた。
日本共産党石川県委員会、金沢地区委員会は被災翌日から救援ボランティアを組織しての復旧作業に汗すると同時に、県や市当局に所属議員を先頭に復興への提案を続けていて心強い限りではある。
写真は上流にある泥にうずまった状態の保育所。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする