写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

夏雲を染めて昇る陽犀川の河口にとどけば水面も赫し

2014年07月31日 | 写真
  夏雲を染めて昇る陽犀川の河口にとどけば水面も赫し(くにお)



いつもなら医王山や金沢市南部丘陵に出かけるところですが雲が多いので少し変わった夜明けを見たいと犀川を下り河口で朝陽を待ちました。
晴天ならばここも北アルプスの山々を望めるのですが、残念ながら雲が邪魔をして見えません。しかし見事な色の朝陽が雲を突き抜けるように出てきました。


やがて朝陽は犀川河口に届き見事な朝景色を展開してくれました。めったに来ない場所でこんなに素敵な朝景色を見られたので、
満足の朝でした。

今日はこのあと地域の集まりがあるので時間がありません。ということで今日のブログ更新は写真を二枚アップして終了です。



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鶏頭の花赤々と広がりて オニユリの里

2014年07月30日 | 写真
  鶏頭の花赤々と広がりて散水煌めく朝光のなか(くにお)


3日後の撮影会のロケハンを兼ねて海岸近くにある「オニユリの里」を訪ねた。「・・・里」の入り口あたりは砂地の畑が広がり西瓜や大根、花など砂地に適した作物を育てています。西瓜はもう蔓も上げてしまっていましたが、花畑には鶏頭の真っ赤な花が広がりスプリンクラーからの散水が朝陽を受けてキラキラと輝いていました。



目的のオニユリの咲き具合はちょうど盛りを迎えて砂防林の斜面を覆うように咲き揃い海岸線にある展望小屋からは浜で魚釣りを楽しむ人たち、そしてはるか先まで伸びる海岸線と水平線も見ることができました。
今年もオニユリの里の素敵な景観というプレゼントを地元の人たちからいただいた思いです。かつて自生するオニユリが海岸線から砂防林にかけて群生していたそうですが、次第にオニユリの姿が消えて淋しくなってきていましたが地元の農家の人たちをはじめ心ある人たちの保護活動が実りいまでは本当に見事な景観を取り戻しています。

現在は「集団的自衛権」の問題に隠れて人々の話題・関心が遠ざかっているようですが、安倍内閣はアメリカと組んで日本農業を始めとする自国の産業をアメリカ産業界の利益に供するというTPP条約交渉のお先棒を担ぎ、そのためには反対の意思が強い「農協」の解体までもくろんでいます。
かつて作物は何も出来なかった海岸線に広がる砂地を豊かな作物産地にまで育てた農家の方たちのくらしを崩すことはオニユリの里のような素敵な景観や環境までも破壊するということに思いを致さなければならないと思う朝でした。



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朝焼雲は窓の向こうを朱に染め耀う 不透明な時代

2014年07月29日 | 写真
  
  梅雨明けの朝焼雲は素通しの窓の向こうを朱に染め耀う(国夫)



今朝の空は素晴らしい朝焼けで我が家が朱色の雲に包み込まれるようでした。昨日梅雨明けしたばかりの金沢市は酷暑続きの日々で、いささかぐったりしてグータラな暮らしを続けています。
しかし今朝は熱帯夜で少々睡眠不足のまま夜明けを迎え少し明るくなってきた外へ新聞を取りこむために玄関の戸を開けてみると空気まで色づいたような空の朱色が目に飛び込んできました。慌ててカメラを持ちだしパジャマ姿のまま我が家の周りをレンズを空に向けてウロウロしながらの一枚がこの朝焼けの写真です。




最近子どもたちの先行きがどうなるのか、とくに中学生から高校生にかけての年頃の子どもたちがその小さな心の中に抱え込んだままの悩みのようなものに思いを致すことが多くなっています。
3.11原発事故もなかったことのように各地の原発再稼働を図り、ブラック企業がのさばり、「戦争を放棄」条項を持つ世界に誇る平和憲法を平気でないがしろにする人物が総理となり戦争する国への道に国民に押しつけようとする先行きの見えない今の世のなかで何を希望として生きようとするのか「不透明な時代」がいつまで続いていくのでしょうか?



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6年前の今日  『浅野川の氾濫』

2014年07月28日 | 写真

写真は医王山 国見ヒュッテの夜明けです。

この医王山に降ったゲリラ豪雨が6年前に金沢市にとんでもない災いをもたらしました

デジブック 『浅野川の氾濫』


各紙の見出しです
「金沢で激しい雨、浅野川が氾濫し5万人に避難指示」 ( 朝日新聞2008年7月28日)
「浅野川はんらん、556棟浸水 金沢中心部で55年ぶり138ミリの集中豪雨 」(北国新聞2008年7月28日)

6年前、2008年の今日7月28日の未明から金沢市東部の医王山系を襲ったゲリラ豪雨が金沢市を流れる女川と呼ばれる大人しいイメージの浅野川の上・中流で氾濫、上流の湯涌温泉街や中流の浅野川大橋周辺の観光地などにも大きな被害を残し話題になりました。
私は2日後に上流域から中流域にかけてカメラでできるだけ暮らしの現場を写しその惨状をアルバムにして公開しました。

「この日を忘れないように」との自戒も込めて6年後のこの日にブログに添付して再度の公開をします。



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コサギの朝食 金沢市犀川の朝

2014年07月27日 | 写真
雲の多い夜明け、上流へと昇るアユが集まる犀川の堰堤前の浅瀬にいつものようにコサギが朝食に来ていました。


まだ薄暗いためシャッタースピードが遅めなのでブレブレですが突然コサギが流れに嘴をつっこみました。


見事に形の良いアユをキャッチ、しばし獲物を玩味したあと、パックリと一呑みしました。

浅瀬にはアオサギやトビ、カラスなどもやってきてはアユを狙いますが、その中で一番の漁の名手はコサギです。しばらくアユ獲りを繰り返していましたが満腹したのか何れかへ飛び立っていきました。
川岸の歩道は散歩の人たちが増えてきました。暑い日が始まります。

今朝も昨日からの流れで忙しい日になりそうです。



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金沢市 医王山から見る北アルプスの夜明け

2014年07月26日 | 写真


昨夜の星空を見て夜明けの空を見たくなり、金沢市の医王山頂上近くの夕霧峠に向かってまだ暗い林道を車を走らせました。峠に到着すると目の前に久しぶりに見る砺波平野と富山市の向こうに広がる朝焼けの空に剣岳から立山、槍、穂高、そして少し右に視線を移すと白山の峰々に至る大パノラマが広がっていました。
砺波平野の半分は雲海の下、その上に広がる山々、その上空は刻々と明るく変わり朝陽の出るのを待つばかりになっていました。
梅雨入りしてからはほとんど雲に覆われていてこんなに素晴らしい夜明けは何日ぶりでしょうか?忘れてしまうほどでした。

今日もバタバタしていてブログの更新が遅れてしまいました。今日はここまで。



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白山山麓 獅子吼の星空

2014年07月25日 | 写真
今日は家庭の事情と私の都合で毎日続けているブログの更新がこんな時間になってしまった。それに加えて昨日決心したばかりのフォト短歌の短歌もできないままです。
先ほどまで白山市の山あいにある獅子吼パークにいました。久しぶりの晴れた夜空、月の出は夜明け前なので暗い夜空で星だけがキラキラ輝いていました。手持ちで撮影したためあまりキッチリとした写真にはなりませんでしたが・・・、雰囲気だけでも味わってください。



ブログへ夜空の写真公開のみですが、まずは今日の更新ということで勘弁を。なお毎日SNSで公開している「今夜の[おやすみ夕景・夜景]」も兼ねての更新です。



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〆の太鼓は年寄りの役 泉じょんがら夏祭り

2014年07月24日 | 写真
ときどき当ブログで短歌を発表することがありましたが、ここ数か月、短歌サークルへの投稿も滞ってしまっていました。
このままでは短歌から離れてしまいそうなので、これから写真に一首添えて「フォト短歌」という形でブログに発表することにしました。
今日はその最初の作品です、コメントやツィッターやフェースブックでの「お気に入り」「いいね!」などは大きな励ましになります。よろしくお願いします。

 「賑わうも淋しき夏の宵祭り 〆の太鼓は年寄りの役」 くにお

先日地域の盆踊りと虫送り太鼓が関係者の努力で復活し、歴史は古いが小さな神社の境内で盆踊りと太鼓の夏祭りがありました。
暮らしの厳しさが増す当世なので祭りに出てくる多くがお年寄りと子どもたち、そしてご婦人たちで働き盛りの若者や壮年の人たちは時間が取れないのでしょうか?あまり見かけません。 
地域としては賑やかで笑顔の集まる催しでしたが、一抹の淋しさをも感じる「祭り」の復活の夜でした。

冬は雪で閉じこもりがちな北陸、金沢の人たちはそのイメージと異なりじつにエネルギッシュな春から秋への日々を送ります。特に夏は祭りの最盛期、各地独自のじょんがら踊りの盆踊りの調べ、「虫送り太鼓」を起源とした地域ごとに奏法の違う太鼓の音、さらに新しいYOSAKOIおどりなどを組み込んだ多彩な夏まつりの調べが夜の街に流れていきます。
かつて住んだことのある大阪の河内地方でも夜になるとどこからともなく「河内音頭」の声が聞こえていましたが、金沢の夏はそれに輪をかけたように多くの祭りが地域の夏をにぎわせています。
もう少し庶民にとって暮らしやすい世の中を取り戻すことが、金沢の人たちの「祭り」を本当に取り戻すことにつながると思いながら写真を撮らせていただいた夜でした。



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林のハンター「オオタカ」?

2014年07月23日 | 写真
珍しいものを見たような気がします。長い間金沢南部の山里に暮らす生き物たちをカメラで追い続け、絶滅が危惧されている野鳥のオオタカとも年に何回かは遭遇することがあり比較的よく知っているつもりでしたが・・・、


日の陰った林の間を抜けるような林道を車で通りかかると突然鳶のような鳥の影が車を追い越し少し向こうの茂みの中の木の枝に止まりました。慌ててカメラの設定はそのままにフロントガラス越しにシャッターを押したので少々ピンボケ。さらに後ろ姿なのでハッキリしませんが嘴とその頭部の形、羽の様子を見ると「鳶」ではなくて「オオタカ」のようです。


林の中の名ハンターとも呼ばれているオオタカですが、私が見るのは高い空を悠然と飛ぶ姿で、実際に狭い木々の間を猛スピードで飛ぶ姿は始めてみました。木々の間を縫うように飛ぶ姿は見事でした。「林の名ハンター」と呼ばれることに納得の姿でした。

それにしてもこの場所は朝方によく行って春はカタクリの花、四季を通じて林の風景や花などの写真をよく撮る場所ですが夕方にはオオタカの狩場になっているとは思いもよらないことでした。
また現時点では「オオタカ」と思っていますが、すべて後ろ姿を見ての素人の判断なので、別の種類の猛禽なのかもしれません。ということでブログを書いている今も私の頭の中では???マークが捨てきれない出会いでした。



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どいね★原発「海の日パレード」

2014年07月22日 | 写真
一昨日の7月20日(日)に金沢市の目抜き通りを志賀(能登)原発の廃炉と原発ゼロを街頭から訴えるデモ「どいね★原発 海の日パレード」が繰り広げられました。

沿道からは写真を撮ったり声をかけてくれたりする人たちの姿も目立っていました。


パレードのコールでは審査委員長でさえ「川内原発」に関して「審査は必ずしも原発の安全性を担保したものではない」」と言いながらの「新基準」での最初の「合格」通知という不明性についての抗議が特に沿道の関心を呼んでいたようです。
それにしても「合格」を判断した委員長でさえ安全とは言えない「審査」とは何だろうか?と考え込んでしまいます。このことに関してはジャーナリズムも指摘していますが、電力会社、行政、審査委員会の間で責任の転嫁ばかりで結局だれも責任をとらない、原発推進の結果起きうる犠牲は国民に放り投げてしまうということにほかなりません。
一刻も早くそんな無責任な関係に決着をつけなければならないと改めて感じる「どいね★原発 海の日パレード」でした。



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