写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

春隣り 雪と椿

2025年02月15日 | 写真日記
    [落ち椿]

今日の金沢は今年初めてといっていいくらいの青空が広がる好天となり、まちのなかの道端に積まれた雪もとけてずいぶん歩きやすくなりました。
ただ丘陵部は雪どけが遅れて古寺の参道に残る雪も多く、窪みにたまった雪どけ水は凍りついています。
そこに落ちた椿の花が粉雪を受けて魅力的な姿を見せていました。

    [頭上の椿]

参道脇に立つ大きな椿の下はほとんど雪がなくて歩きやすいのですが、見上げると春の到来を告げるような赤い椿の花がトンネルのように雪よけの役割を果たしています。

    [粉雪をまぶして咲く花]

枝先の花は先ほどまで降っていた粉雪をまるで粉砂糖のようにまぶして、まるで和菓子のように咲いています。
まだ雪に覆われた丘陵部ですが、自然は春の到来を椿に託して教えてくれているようでした。

「雪どけ」を待つ山寺の参道脇の椿の写真三枚をアップして[写真師の新カメラ日記]更新しました。
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椿館 春を探す日 

2025年02月10日 | 写真日記
    [ののいち椿館]
雪で引きこもりの一週間、春を見たいと二年前の2月11日に当時要介護2だったつれあいとリハビリを兼ねて訪れた「ののいち椿館」で撮った写真を取り出してみました。

    [夫婦椿]

なんとも、現在の私にはいろいろな意味で心にしみてくる名前のツバキです。
この数か月後に彼女は二度目の脳梗塞の発作で車いす生活になっりました。
この時が自らの足で好きな花を愛でて巡る楽しみの最後だったのかもしれません。

    [黄河]

中輪の獅子咲きで豪華な椿です。
新潟県阿賀町で「雪小町」という椿からの自然実生として発見されたそうで1967年に発表された椿だそうです。
この花の前に立ったつれあいはしばらく見入っていました。

    [宗円]
茶花として好まれそうな名前の椿ですね。
ヤブツバキの仲間で一重の筒咲き、なんとも上品な雰囲気の花です。
金沢市の隣町、椿館のある野々市市の民家で栽培されていた品種で1990年に命名されたそうです。

雪で閉じ込められて「雪どけ」を待ちながら春の写真四枚をアップして[写真師の新カメラ日記]更新しました。
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逞しく生きる

2025年02月06日 | 写真日記
    [群れのボス猿]

約半年にも及ぶ積雪の山里は野猿にとって飢餓の季節です。
子猿も含めて日々餌を求める一族のボス猿は山裾の安全で餌が取りやすい場所に群れを導いて移動していきます。

    [母子猿]

猿は真冬に母猿がその懐に子猿を包み込むように抱いての子育てになります。
左に映っている母猿はカメラから隠すように子猿を抱いて餌を探しています。
母も子も本当に逞しく、厳冬の山里で子猿は育ちながら春を待ちます。

    [次のえさ場に移動]

やがてこの場では餌が無くなったのでしょうか、次のえさ場へ移動が始まりました。
母猿は子を背負い、若いサルは通路の確認や見張りなどそれぞれの役割分担をしながらの移動になります。
「芽吹き」という飢餓の季節を超えての豊かな春を全員が無事に迎えることを願いながらのお別れになりました。

冬の雪原に生きる野猿の写真三枚をアップして[写真師の新カメラ日記]更新しました。
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大寒波襲来?

2025年02月03日 | 写真日記
金沢市に大雪、雷、強風、波浪、雪崩、着雪などほぼ全ての注意報が出揃い2018年なみの大寒波襲来との気象予報が出ました。
現在の金沢は静かに夜を迎えています。

    [窓の外は雪]

7年前目覚めるといつもと違う窓が見えていました。
二階からの階段奥につけられた窓がまるで一幅の絵のように見えました。
よく見るといつも見える街路樹の梢部分に雪が張り付き白く明るく見えたのです。

    [小屋根の雪と雪道]

二階の窓から見ると、通勤時間なのでいつもなら車道は市内の中心街に流れているはずの車が静かにノロノロ運転。
我が家の小屋根にはこんもりと雪の山が・・・、すでに現役引退の私なので出掛けなくていいのですが玄関先やつれあいのディサービスのお迎えの車が駐車できるだけの最低限の除雪はしなければと焦ります。

    [黙々と雪の歩道を通勤の人たちが]

こんな日は路線バスもあまりあてにはならないしタクシーも走りません、金沢の人たちはとにかく一番信頼できる自分の足で必要な時間と距離を歩きます。
通勤も通学も、大人も子供も必要なだけはとにかく歩くことにしています。
明日の朝はどれだけの積雪があるのか、明後日が「しんぶん赤旗」の地域配達担当日です。
「しんぶん赤旗」の金沢到着の時間や積雪量が心配ですが・・・、積雪の少ないことを願っています。

2018年2月初め、大寒波の朝の写真三枚をアップして[写真師の新カメラ日記]更新しました。
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日本共産党のラップCM最高だね

2025年02月03日 | 写真日記
知らなかった、ユーチューブもブログにこういう風に拡散できるんだね。

日本共産党のラップCM最高だね
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ひと昔前 金沢茶屋街の冬

2025年01月27日 | 写真日記
    [雪の茶屋街]

金沢屈指の観光スポット、最も金沢らしい情緒を感じるというひがし茶屋街。
まだ北陸新幹線もなかった時代ですが、朝から観光客も訪れて散策中に突然に激しく雪が降り始め傘を持たない人たちは慌てて狭い軒下に・・・。
「弁当忘れても傘忘れるな」といわれる金沢の天候異変、きっとこの出来事も観光地での楽しい思い出になるのでしょうね。

    [壁に柄の長いスコップ]

私が金沢へ来た頃「これは何だ?」と不思議に思ったものの一つがこのスコップです。
いまでは珍しくなりましたが軒の雪や氷柱を落とすために備え付けてあるようです。
また玄関脇に大きな石を置いているお宅もありますが、これは下駄などの履物についた雪を落とすためのもののようです。

    [主計(かぞえ)町から見る浅野川大橋]

金沢は前田藩公認だった廓として〈にし・ひがし・かぞえまち〉が今も茶屋街として建物も街も残り芸妓さんもそれぞれに仕事として続けています。
女川と呼ばれる浅野川の左右に位置して「ひがし茶屋街」と「かぞえ町」があります。
この写真はかぞえ町から浅野川大橋を撮ったもので、右側の道路に面して茶屋街となっています。

*冬の金沢は路面に雪のない時も、突然雪が降りだすと短時間で雪が積もり長靴でないと歩行がむつかしくなります。
少なくとも傘はお忘れないように観光を楽しんでください。

記録的に雪の少ない今冬の金沢市内、少しは金沢の冬らしい写真を過去の一月のストック写真から三枚をアップして[写真師の新カメラ日記]更新しました。
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地震の傷癒えぬ能登に希望を

2025年01月22日 | 写真日記
    [コウノトリという野鳥]

能登半島の入り口にあたる金沢市、津幡町、かほく市、内灘町の4自治体に接する河北潟と干拓農地に5年ほど前から「幸せを運ぶ鳥」と呼ばれる天然記念物でもあるコウノトリの姿が現れ始めました。
一旦ペアとなると一生添い続け、子育ても雌雄で協力して続けるジェンダー平等をごく当たり前にしている大型の野鳥です。

    [交尾行動?]

繁殖期間は2月から7月といわれていますが、ここ2シーズン続けて子育てをしてきた人工巣塔の補強を今シーズンも12月ごろからペアで始めていました。
大寒とは言いながら暖かい日となった今日、交尾活動とみられる姿がありました。

    [優しく、やさしく]

河北潟でペアとして子育てをしている雄のコウノトリは、現在日本国内で確認されているたった一羽だけ足環(標識)のない大陸から来た純粋の野生種ではないかともいわれています。
交尾を終えた二羽は仲良く語り合うように互いの羽繕いを優しくしていました。

河北潟干拓農地で今シーズンもペアとして繁殖準備に入ったコウノトリ夫妻の写真三枚をアップして[写真師の新カメラ日記]更新しました。
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小正月は満月 

2025年01月15日 | 写真日記
    [ウルフムーン]

今日は「小正月」、子どものころの我が家は父が朝から台所に立ち家族の食事の用意をしていたことを覚えてます。
私の故郷では「女(おんな)正月」と呼び、お正月が大変だった母親などの女性が家事から解放されてのんびり過ごす日だと聞かされていました。
もともと料理を苦にしない父親のつくった料理がおいしくて両親と6人の兄弟姉妹という8人家族が全員でこの日を楽しんだ記憶があります。
一月最初の満月は「ウルフムーン」と呼ばれているそうです。

    [アイスムーン]

一月の満月は「アイスムーン【Ice moon】:氷月」とも呼ばれているそうです。
私はどちらかといえば、寂しそうな飢えたオオカミよりも、なんとなくおいしそうな上生菓子のイメージと重なる「アイスムーン(氷月)」という呼び方が好きです。

    [雪雲の隙間から]

「しんぶん赤旗」地域配達の終了間際に空を覆っていた雪雲の隙間から丸い月が見えました。
なにしろ雲の上にある月ですから彩雲と化した雪雲とのコラボなので鮮明な写真にはなりませんでしたが、嬉しい月の姿でした。
このあと雲の裂け目が広がった時に撮った写真が上の二枚になります。

    [雪の中を新聞配達出発]

小正月の15日(水)は私の配達担当日、日本共産党の「しんぶん赤旗」は党員や共産党を応援してくださる方々の力で読者のお宅まで毎日届けられています。
今朝は寒波の影響で雪雲の広がる下で未明の新聞配達に出発、雪は少なかったのですがとにかく寒くて風の強い朝でした。
幸い雪はすぐに止んで小雨が降ったりやんだりという天気でしたが一時間ほどの配達終了時には、なんと今年最初の満月まで見ることが出来ました。

小正月にあたる15日は雪降る未明の「しんぶん赤旗」地域配達でしたがなんと奇跡的に満月が、写真三枚をアップして[写真師の新カメラ日記]更新しました。
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野鳥の飛び立つ

2025年01月09日 | 写真日記
    [ハシブトガラス]

ちいさな水溜まりで沐浴していたハシブトガラスがカメラに気づいて飛び立ちました。
曇り空だったのですがカラスの創り出した飛沫が印象的でした。

    [コハクチョウ]

飛び立つコハクチョウ、地元の農家が越冬のコハクチョウたちのために水を張った田んぼに映る姿が・・・。

    [カワウ(川鵜)]

干拓農地の農業用水から飛び立つカワウです。
いつもは潟や大きな川で長い首を立てて移動し、魚を追う姿をよく見るカワウの飛び立つ姿は大きな川ではともかく、こんな小さな用水では珍しい姿です。
昨日からの寒波で金沢市内でも積雪となっています、今夜から明日がピークといわれていますが不安です。
なかなかカメラを持ち出すことが出来ません、三年ほど前に撮った写真です。

河北潟干拓農地で撮った飛び立つ野鳥の写真三枚をアップして[写真師の新カメラ日記]更新しました。
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貴婦人タゲリの水浴

2025年01月07日 | 写真日記
    [飛沫のなかに]

冬鳥の仲間としては一番早くに集団で訪れる「たんぼの貴婦人」とも呼ばれる美しい冠羽と彩りの羽をもつ野鳥「タゲリ」と、寒く冷たい日の田んぼで出会いました。
いつもはカメラを向けると貴婦人らしく人目を避けるようにさりげなく遠ざかるのですが、この時は水浴びに夢中で盛大な飛沫を上げていました。

    [水に潜るように]

水の浴び方が今にも水中に潜りこむように激しくなってきます。
私も野鳥撮影を長い間してきましたが、これほど激しいタゲリの水浴は初めて見ました。
野鳥は羽についた寄生虫や脂粉、汚れを落とすために水浴びをすると聞きます。
しばらく続いた雨や雪のために水浴びが出来なかったので念入りに羽などを洗っていたのでしょうね。

    [恥ずかしそうに]

気が済むまでの水浴が終わったのか、カメラを持つ私に気づいたためか少し離れた場所に群れる仲間のほうに急いで飛び立ちました。
まるで私に水浴の様子を見られていたのが恥ずかしかったかのように・・・。

河北潟干拓農地で冬越しする「貴婦人」とも呼ばれる野鳥「タゲリ」の写真三枚をアップして[写真師の新カメラ日記]更新しました。
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