
「雪」の話題が季節外れにならないうちに、と言うことで2月21日に降った雪の写真です。
「春の淡雪」という言葉があります。この季節になるとイルカの歌う「なごり雪」という歌が聞きたくなってきます。伊勢正三作詞の青春のあの日の感覚が戻ってくるような素敵な歌です。
「君が去った ホームに残り / 落ちてはとける 雪を見ていた」歌詞の一節ですが、なんとも情感あふれる言葉がイルカの歌声に乗ってハートをくすぐります。
そんな歌詞を思い起こすような雪が先日降りました。実は北陸でこんな雪を見るのは珍しいことでたいていは重たくてべたつく始末に負えないような雪が暗い空からとめどなく降り続くことが多いのですが、早春の冷え込む日に時折この歌詞に詠み込まれたような雪を見ることがあります。そんな雪の朝に望遠レンズでクローズアップ撮影をしたのがこの写真です。
昨日6回目の午年の誕生日を迎え、すぐ上の兄や父親の年齢を超えました。私が生まれたのは1942年、太平洋戦争末期を迎えようとしていたころで多くの青年ばかりでなく働き盛りの壮年まで敗色の濃くなる戦場へ駆り出されようとしていた時、いまテレビ小説で描かれている時代です。
子どもたちは戦場で死ぬことが人生の目的のような教育を受けていた時代で、栄養状態も悪くおそらく70歳を超えるまで生きられるとは考えられなかったことだと思います。
昨日のフェースブックには多くの方から祝いの言葉をいただき、私もその言葉にこたえて以下のように書き込みました。
>誕生祝の言葉や写真をありがとうございます。
今日は私が故郷の倍以上、50年近く棲みついている石川県知事選挙の告示日でした。そして日本共産党も参加する「新しい県政をつくる会」から旧知の友人「木村吉展」さんが立候補、そのスタート集会にも参加しました。
夜になってパソコンを開くと思いがけないほどたくさんの方から「ハッピーバースディ」の言葉が寄せられて戸惑っています。言葉と心をを寄せてくださったみなさん本当にありがとうございます。6回目の年男でしたが、また一年皆様とともに世直しのいったん、一番端っこに居たいと思っています。ありがとうございます。
昨年は自分自身の「老い」と否応なく向き合わざるを得ない年になりました。これからもそんな自分だからこそ出来ることで社会進歩のための歯車の一つとして、写真の「淡雪」のようにではなく、もっとしぶとい生き方をしたいと思う日でした。







