
今日は8月31日。9月6日からの所属支部の「第25回リアリズム写真展」の準備が遅れていて気持ちは焦るのだが、なかなか実務が捗らないまま時間だけが過ぎていく。
ちなみに昨年の今日は何をしていたのかとパソコンの写真データーを振り返ると日本リアリズム写真集団富山支部の写真展を見た帰り道で富山新港に係留されている帆船「海王丸」を撮影していたようです。
舟の隣に見える新湊大橋はほとんど完成していますが、まだ竣工とはなっていない状態で海王丸のいいアクセントになっていました。
この初代海王丸は1930年2月14日に進水、その後練習船として美しい姿で多くの水夫を育てる外洋訓練をしていました。太平洋戦争は「貴婦人」と呼ばれた美しい船体から帆装を取り外し船体も灰色に塗り替えて石炭輸送船の任務につけ、終戦後は復員船として27000人の引揚者の輸送事業に従事したそうですが1955年には帆装も船体もかつての「貴婦人」の姿に復活し、1989年の引退まで数多くの外洋訓練や遠洋航海を行なったそうです。引退後は任務を「海王丸二世」に譲りここ富山新港の海王丸パークで美しい姿を見せています。
昨年の今日は美しい帆船の姿を堪能した一日でした。


