
今日の写真は二年ほど見ることがなくて、生息数が相当少なくなっているのだろうと思っていた、金沢市南部丘陵の「オオタカ」と出会うことができました。
日本の林に住む代表的な鷹ですが絶滅が心配される「絶滅危惧種」に指定されています。
自然の荒廃が主な原因といわれてていますが、私の主要な撮影フィールドである金沢市の南部を取り巻く丘陵でも御多分に漏れず農林業の衰退は進みこれまで自然環境を守り整える基本となっていた水田や畑の耕作面積の激減、下草刈りなど山林の管理が不十分となる一方で産業廃棄物処理場などの山林への進出で生物たちのよりどころが無くなって地域の食物連鎖の頂点に立つオオタカが生息する条件がどんどん狭まっています。
南部丘陵に住み農林業に携わる人たちは随分頑張っていますが社会的な要因による自然環境の保護については国全体の政策的な転換がどうしても必要だと思いながら、久しぶりのオオタカとの出会いを喜びました。
[小説「路傍の石」作者と憲法9条]
「いのちを投げ出すことを、最高の道徳と考えたり、それをほめたたえる思想は、封建主義的な思想です。軍国主義的な思想です」この言葉は真正面から少年の成長を描いた小説「路傍の石」の作者、山本有三氏の言葉です。昨今の安倍総理がもてあそぶ軍国主義復活を狙う言葉を聞くとき山本有三氏の想いとの違いに唖然とします。
今日の「しんぶん赤旗」のコラム「潮流」を読みながらそんなことを考えさせられました。






